ペットの難病対策(PRA)
進行性網膜萎縮症(PRA)撲滅に向けて
ペッツファーストでは、進行性網膜萎縮症(PRA)の発生をゼロにすべく、特にダックスフンドにおいて、ペット業界に先駆けた取り組みを実施しています。
子犬の健康管理はもちろんのこと、親犬たちに遺伝子検査を実施することで、PRAが発生するリスクのないブリーディングを徹底しています。
進行性網膜萎縮症(PRA)とは
  • 進行性網膜萎縮症(PRA)は、犬や猫などにみられる遺伝性の眼の病気で、網膜の細胞が徐々に機能を失い、最終的に失明に至る疾患です。初期段階では暗い場所で見えにくくなる「夜盲症」が現れ、次第に昼間でも視力が低下していきます。痛みなどの症状はほとんどありませんが、視覚の喪失が進行するため、行動の変化(物にぶつかる、段差を怖がるなど)が見られることがあります。
    残念ながら、現在のところ有効な治療法はなく、発症を防ぐためには子犬・親犬両方の遺伝子検査による繁殖管理が重要です。
    ペッツファーストでは特に、ダックスフンドで多くみられるPRA:CORD1の撲滅に向けた取り組みを実施しています。
ペッツファーストにおけるPRA:CORD1に対する取り組み
ダックスフンドで多くみられるPRA:CORD1については、その発症リスクとなる因子をもつ犬が潜在的に多く存在すると言われています。ブリーディングの前に親犬の遺伝子検査が行われ、PRAの発症リスクのないブリーディングを推進することで、PRAで苦しむ子犬とそのご家族を減らすことが可能です。
親犬・子犬両方の遺伝子検査を実施
親犬・子犬両方の
遺伝子検査を実施
2025年11月から、ダックスフンド※1の親犬のPRA:CORD1の遺伝子検査の義務化、およびダックスフンドを含む子犬の遺伝子検査を同時に実施し、ブリーディング環境の健全化を図っています。
※1:ミニチュア・ダックスフンドおよびカニヘン・ダックスフンドの純血の親犬
親犬やブリーダーへの負担を配慮した検査
親犬やブリーダーへの負担を配慮した検査
原則、口腔粘膜の採取によって検査を実施します。検査は当社内検査施設である「PF Lab」にて、迅速かつ正確に結果をお出しします。
徹底したブリーディング指導
徹底したブリーディング指導
親犬もしくは子犬の遺伝子検査の結果に問題があった場合はもちろんのこと、PRAのリスクをなくすために、遺伝子研究の第一人者でもある鹿児島大学 大和教授監修のもと実施いたします。
  • 検査対象
    お迎えいただく、ダックスフンド*1の親犬を対象に口腔内粘膜の採取による遺伝子検査を行っています。
    親犬を検査することで、その犬から生まれた子犬が遺伝子病を発症する変異遺伝子を持たないことを確かめることができます。また、これ以降も遺伝子病に苦しむ子犬が生まれてこないよう、変異遺伝子を持たない親犬だけの適切なブリーディングを実現することができます。
    また、ダックスフンドを含む子犬※2の遺伝子検査も同時に実施することで、万が一PRAの発症リスクが確認された場合には、獣医師指導の下、ブリーディング環境の改善を徹底いたします。
    ※2:ミニチュア・ダックスフンドおよびカニヘン・ダックスフンドの純血
検査項目
ダックスフンドの親犬についてはPRA:CORD1の遺伝子検査は【必須】としています。
その他、脊髄の神経が徐々に変性し、麻痺が進行する遺伝子病である変性性脊髄症(DM)、血液の凝固に関わる第VII因子が先天的に欠損・低下することで、出血しやすく血が止まりにくい病気である先天性第VII因子欠損症といった致死的な遺伝子病についても検査を推奨しています。
チーム・ペッツファーストの想い
鹿児島大学 共同獣医学部 大和修教授 コメント
遺伝専門の獣医師として、これまでに30以上の犬猫に関する遺伝子病研究を行ってまいりました。その中で、特に危険視されていた柴犬の遺伝子病「GM1ガングリオシドーシス(GM1)」の豆柴コロニーにおける調査の必要性を認識し、ペッツファーストと共同研究を始めました。
ペッツファーストが採取した豆柴の検体を解析した結果、わずかではありますがキャリアの親犬が存在することが判明し、GM1の発生を未然に防ぐことができ、これは非常に重要な成果であります。
両親犬の遺伝子検査は最も効率的な遺伝子病の予防手段ですが、ペット販売業界でこれを実践しているのは恐らく日本ではペッツファーストだけであり、ダックスフンドのPRAを撲滅するための大きな一歩になると信じております。今後も検査結果に基づいた繁殖管理下で生まれた健康な子犬を販売することで、この遺伝子病予防アプローチの妥当性を証明していくことを期待しています。
今後もペッツファーストと協力し、重要な遺伝子病に対する研究と予防法の開発を進め、健全な繁殖環境の構築に貢献してまいります。
ペッツファースト PF Lab マネージャー 鯉沼恭子 コメント
この10年余の間に獣医療における「遺伝子病」の注目度は飛躍的に増大しています。注目度が増大した要因は複雑ですが、検査技術の飛躍的な向上により診断可能な疾患が多くなり、品種特有の疾患すなわち遺伝子病が、特に人気犬猫種で多く認められるようになったことが最大の要因と推測されます。
人気犬猫種でなぜ遺伝子病が多く認められるのか、それは人間が人気の品種を作り出すべく、似た特徴を持つ個体同士の交配を歴史上多く行ってきたことも要因のひとつであると考えられます。良い性質を遺伝させる努力は、近縁の個体同士の掛け合わせを促進し、悪い性質を持つ遺伝子もその品種内の多くの個体に残っていくことになります。
遺伝子病の原因が解明されてきた現代において、適切な交配によってこの悪い側面をなくしていく努力をすることは、人間の使命であるとも考えます。
ペッツファーストグループは、グループ内で所有する幅広いリソースを活用し、関連諸機関と緊密に連携しながら、伴侶動物の遺伝子病問題に真剣に取り組んで参ります。
チーム・ペッツファーストは今後も、
進行性網膜萎縮症(PRA)で苦しむミニチュア・ダックスフンドが生まれないブリーディングを
徹底してまいります。
ペットの難病対策(PRA)
進行性網膜萎縮症(PRA)撲滅に向けて
ペッツファーストでは、進行性網膜萎縮症(PRA)の発生をゼロにすべく、特にダックスフンドにおいて、ペット業界に先駆けた取り組みを実施しています。
子犬の健康管理はもちろんのこと、親犬たちに遺伝子検査を実施することで、PRAが発生するリスクのないブリーディングを徹底しています。
進行性網膜萎縮症(PRA)とは
  • 進行性網膜萎縮症(PRA)は、犬や猫などにみられる遺伝性の眼の病気で、網膜の細胞が徐々に機能を失い、最終的に失明に至る疾患です。初期段階では暗い場所で見えにくくなる「夜盲症」が現れ、次第に昼間でも視力が低下していきます。痛みなどの症状はほとんどありませんが、視覚の喪失が進行するため、行動の変化(物にぶつかる、段差を怖がるなど)が見られることがあります。
    残念ながら、現在のところ有効な治療法はなく、発症を防ぐためには子犬・親犬両方の遺伝子検査による繁殖管理が重要です。
    ペッツファーストでは特に、ダックスフンドで多くみられるPRA:CORD1の撲滅に向けた取り組みを実施しています。
ペッツファーストにおけるPRA:CORD1に対する取り組み
ダックスフンドで多くみられるPRA:CORD1については、その発症リスクとなる因子をもつ犬が潜在的に多く存在すると言われています。ブリーディングの前に親犬の遺伝子検査が行われ、PRAの発症リスクのないブリーディングを推進することで、PRAで苦しむ子犬とそのご家族を減らすことが可能です。
親犬・子犬両方の遺伝子検査を実施
親犬・子犬両方の
遺伝子検査を実施
2025年11月から、ダックスフンド※1の親犬のPRA:CORD1の遺伝子検査の義務化、およびダックスフンドを含む子犬の遺伝子検査を同時に実施し、ブリーディング環境の健全化を図っています。
※1:ミニチュア・ダックスフンドおよびカニヘン・ダックスフンドの純血の親犬
親犬やブリーダーへの負担を配慮した検査
親犬やブリーダーへの負担を配慮した検査
原則、口腔粘膜の採取によって検査を実施します。検査は当社内検査施設である「PF Lab」にて、迅速かつ正確に結果をお出しします。
徹底したブリーディング指導
徹底したブリーディング指導
親犬もしくは子犬の遺伝子検査の結果に問題があった場合はもちろんのこと、PRAのリスクをなくすために、遺伝子研究の第一人者でもある鹿児島大学 大和教授監修のもと実施いたします。
  • 検査対象
    お迎えいただく、ダックスフンド*1の親犬を対象に口腔内粘膜の採取による遺伝子検査を行っています。
    親犬を検査することで、その犬から生まれた子犬が遺伝子病を発症する変異遺伝子を持たないことを確かめることができます。また、これ以降も遺伝子病に苦しむ子犬が生まれてこないよう、変異遺伝子を持たない親犬だけの適切なブリーディングを実現することができます。
    また、ダックスフンドを含む子犬※2の遺伝子検査も同時に実施することで、万が一PRAの発症リスクが確認された場合には、獣医師指導の下、ブリーディング環境の改善を徹底いたします。
    ※2:ミニチュア・ダックスフンドおよびカニヘン・ダックスフンドの純血
検査項目
ダックスフンドの親犬についてはPRA:CORD1の遺伝子検査は【必須】としています。
その他、脊髄の神経が徐々に変性し、麻痺が進行する遺伝子病である変性性脊髄症(DM)、血液の凝固に関わる第VII因子が先天的に欠損・低下することで、出血しやすく血が止まりにくい病気である先天性第VII因子欠損症といった致死的な遺伝子病についても検査を推奨しています。
チーム・ペッツファーストの想い
鹿児島大学 共同獣医学部 大和修教授 コメント
遺伝専門の獣医師として、これまでに30以上の犬猫に関する遺伝子病研究を行ってまいりました。その中で、特に危険視されていた柴犬の遺伝子病「GM1ガングリオシドーシス(GM1)」の豆柴コロニーにおける調査の必要性を認識し、ペッツファーストと共同研究を始めました。
ペッツファーストが採取した豆柴の検体を解析した結果、わずかではありますがキャリアの親犬が存在することが判明し、GM1の発生を未然に防ぐことができ、これは非常に重要な成果であります。
両親犬の遺伝子検査は最も効率的な遺伝子病の予防手段ですが、ペット販売業界でこれを実践しているのは恐らく日本ではペッツファーストだけであり、ダックスフンドのPRAを撲滅するための大きな一歩になると信じております。今後も検査結果に基づいた繁殖管理下で生まれた健康な子犬を販売することで、この遺伝子病予防アプローチの妥当性を証明していくことを期待しています。
今後もペッツファーストと協力し、重要な遺伝子病に対する研究と予防法の開発を進め、健全な繁殖環境の構築に貢献してまいります。
ペッツファースト PF Lab マネージャー 鯉沼恭子 コメント
この10年余の間に獣医療における「遺伝子病」の注目度は飛躍的に増大しています。注目度が増大した要因は複雑ですが、検査技術の飛躍的な向上により診断可能な疾患が多くなり、品種特有の疾患すなわち遺伝子病が、特に人気犬猫種で多く認められるようになったことが最大の要因と推測されます。
人気犬猫種でなぜ遺伝子病が多く認められるのか、それは人間が人気の品種を作り出すべく、似た特徴を持つ個体同士の交配を歴史上多く行ってきたことも要因のひとつであると考えられます。良い性質を遺伝させる努力は、近縁の個体同士の掛け合わせを促進し、悪い性質を持つ遺伝子もその品種内の多くの個体に残っていくことになります。
遺伝子病の原因が解明されてきた現代において、適切な交配によってこの悪い側面をなくしていく努力をすることは、人間の使命であるとも考えます。
ペッツファーストグループは、グループ内で所有する幅広いリソースを活用し、関連諸機関と緊密に連携しながら、伴侶動物の遺伝子病問題に真剣に取り組んで参ります。
チーム・ペッツファーストは今後も、進行性網膜萎縮症(PRA)で苦しむミニチュア・ダックスフンドが生まれないブリーディングを徹底してまいります。