野生動物を彷彿させるような、特徴的なヒョウ柄とスリムな体型が特徴 「ベンガル」

猫の種類・生態 2023.04.28

原産国 アメリカ合衆国
成猫時
目安体重
男の子:5.0kg-8.0kg
女の子:3.0kg-5.0kg
被毛タイプ ダブルコート

人気のカラー4種

ブラウンスポテッドタビー

レッドスポテッドタビー

シルバースポテッドタビー

ブラックシルバースポテッドタビー

目次

  1. ベンガルの起源
  2. ベンガルの特徴
  3. ベンガルの性格
  4. ベンガルの飼いやすさ
  5. ベンガルの寿命と気を付けたい病気

ベンガルの起源

原産国はアメリカです。諸説ありますが、1970年代にはアメリカのカリフォルニア大学をはじめ、白血病の研究のために、ベンガルヤマネコとイエネコの交配を盛んに行っていました。残念ながら研究はうまくいきませんでしたが、この時の交配で生まれた猫たちが現在のベンガルの基礎になったと言われており、80年代に初めてベンガルとして公認されました。その後、ベンガルヤマネコにアビシニアンやアメリカンショートヘア、エジプシャンマウなどさまざまな短毛の猫を掛け合わせることで、現在の姿になったといわれています。

ベンガルの特徴

なんといってもアフリカの野生動物を彷彿させるような、特徴的なヒョウ柄とスリムな体型が特徴です。体は筋肉質でがっちりと引き締まっており、被毛は美しく滑らかな手触りをしています。毛柄は主に3種類で、最も多くみられるスポテッド(斑点模様)のほか、ロゼット(ヒョウ柄)、マーブル(縞状)があります。カラーは定番のブラウンをはじめ、ブラウン、シルバー、ブルー、スノウ、チャコールなどがあり、どれも目の回りと口元とアゴの下には白が入ります。

ベンガルの性格

野性的な見た目をしていますが、非常に温和でフレンドリーな性格をしています。おとなしくて人懐こく社交的なため、子どもや赤ちゃんとも一緒に仲良く過ごすことができます。家族に対して非常に愛情深く甘えん坊な反面、自己主張がはっきりしていて、気分が乗らない時には必要以上にベタベタされると嫌がる、というツンデレな面もあります。好奇心が強く、遊ぶことが大好きです。ほかのネコちゃんに比べると視覚や聴覚が発達しているといわれており、小さな音にも敏感に反応します。探検好きなので、常に何か楽しいことはないか探し回っています。

ベンガルの飼いやすさ

あり余るエネルギーの持ち主と言われるほど運動量が多いので、十分な運動量を確保できるように広いスペースを確保しましょう。高いところに登ることも大好きなので、キャットタワーを設置するなどして、遊びながらしっかり運動できる環境を作ってあげることが大切です。被毛は短毛で密着するタイプなので、お手入れは比較的楽です。ブラッシングは週1回程度を目安に、定期的に行って清潔に保ちましょう。猫には珍しく水が大好きで、水が流れる音がすると飛んでくる子も多いといわれていますので、お風呂や洗濯機など、家庭内の事故には注意が必要です。

ベンガルの寿命と気を付けたい病気

ベンガルの平均寿命は13歳~15歳と言われており、ごく平均的な寿命であるといわれています。最もなりやすい病気としては、皮膚炎が挙げられます。皮膚病には花粉やノミ、ダニなど様々な原因がありますが、その子にとって何がアレルゲンになるかは個体によって違います。一度アレルギー検査を受けてみるのをお勧めします。そのほか、角膜炎や結膜炎など目の疾患にも注意が必要です。命にかかわることが少ない眼疾患ですが、放置すると視力が低下したり、時には失明をまねいたりする病気です。早期発見を心がけましょう。


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