ふわふわした絹のような被毛と透き通るブルーの瞳が特徴 「ラグドール」

猫の種類・生態 2023.04.28

原産国 アメリカ合衆国
成猫時
目安体重
男の子:5.0kg-9.0kg
女の子:4.0kg-6.0kg
被毛タイプ ダブルコート

人気のカラー5種

シールポイントバイカラー

シールポイントミテッド

ブルーポイントバイカラー

ライラックリンクスポイント

ブルークリームポイントバイカラー

目次

  1. ラグドールの起源
  2. ラグドールの特徴
  3. ラグドールの性格
  4. ラグドールの飼いやすさ
  5. ラグドールの寿命と気を付けたい病気

ラグドールの起源

原産国はアメリカで、比較的歴史が浅い猫種です。1960年代にアメリカ・カリフォルニア州に住むブリーダー、アン・ベイカー婦人が、亡くなってしまった愛猫と近い姿の猫を誕生させようと、ホワイトのペルシャやシールポイントのバーマンなどを交配させ、改良を重ねた結果生まれたといわれています。

ラグドールの特徴

ラグドール(=ぬいぐるみ)の名前の通り、ふわふわした絹のような被毛と透き通るブルーの瞳が特徴です。標準的な体重はオス6~9kg、メス4.5~6kg程度の大型の猫で、がっしりとしたたくましい体型をしています。体が大きくなるまでに3~4年程度かかるため、子猫ならではの幼さをいつまでも楽しめるのも魅力の一つです。生まれたばかりのラグドールはみんな真っ白ですが、生後数週間が経つと徐々にその子それぞれの色が出始めてきます。 全体のカラーはホワイトが基本ですが、模様の入り方からカラーポイント、ミテッド、バイカラーの3つに分けられます。

ラグドールの性格

落ち着いた性格の子が多く、めったに怒ることはありません。「ぬいぐるみ人形」という名前の意味通り、おだやかで人に抱っこされるのが大好きです。相手が子どもや他人でも抱っこされると全力で体を預けてしまうほどです。また、おっとりした性格で、激しい遊びにはあまり関心を示しません。マイペースで騒いだりしないことに加え、非常に頭が良くしつけもしやすいので、初めて猫を迎える方や、小さなお子さんがいるご家庭にもおすすめです。

ラグドールの飼いやすさ

非常に頭が良く飼い主さんの言うことをよく聞くため、初めてペットを飼う方にもおすすめです。小さい頃は非常に活発で興奮して走り回ることもありますが、成猫になると落ち着く傾向があるので心配いりません。のんびり過ごすことを好むので、体の大きなラグドールがくつろげるように、広くゆったりした台座やハウスを備えた頑丈なキャットタワーを設置してあげましょう。毛量が豊富なので毎日のブラッシングは欠かせませんが、ブラッシングさえしていれば毛艶のよさやシルクのような手触りを維持できます。ネコちゃん特有の体臭もありません。

ラグドールの寿命と気を付けたい病気

ラグドールの平均寿命は13歳~15歳と言われており、ごく平均的な寿命であるといわれています。最もなりやすい病気としては、毛球症(もうきゅうしょう)が挙げられます。毛球症とは、毛づくろいをしたときに少しずつ飲み込んだ毛がうまく吐き出せず消化器官に残ってしまい、胃や腸でさまざまな症状を起こす病気です。こまめなブラッシングを行うことで、予防することが可能な病気なので、毎日の日課としてブラッシングを行うようにしましょう。また、暑さが苦手な長毛種のため、熱中症や脱水症状には注意が必要です。夏場はエアコンを使って室温管理を徹底して行いましょう。


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