【ペットのお悩み相談室】エリザベスカラーを嫌がり、全然動きたがりません。どうすればよいでしょうか。

しつけ・お悩み 2024.1.3

エリザベスカラーを嫌がり、全然動きたがりません。どうすればよいでしょうか。

手術の後エリザベスカラーを付けて帰って来たのですが、落ち着かないようで横にもならずずっとおすわりの状態です。邪魔なようであまり動きたがりません。

それを見かねて一度カラーを取ってみたのですが、大興奮で走り回るので、捕まえてまたつけさせました。

傷口を舐めないように1週間ほどはカラー装着と言われているのですが、1日目にしてもうきついです。どうすればよいでしょうか。(ジャックラッセルテリア 10か月)

ドッグトレーナーの回答

おそらく避妊去勢の術後に初めて装着する子が多いであろうエリザベスカラーですが、傷口の不快感に、エリザベスカラーの重みや装着時の不自由さなどが相まって、嫌がる子がほとんどです。

カラーをしたままではお水も食事も口にしないようならば、食事のタイミングではカラーを外してあげましょう。

初めは戸惑いつつも、3日目くらいから徐々に慣れる(というか諦める)子も多いのですが、そうした様子が見られない場合は、一度動物病院に連絡を入れ、カラーを外してよいか確認してみてください。その際、まだダメだと言われた場合は、エリザベスカラーの代替製品を探してみましょう。

動物病院で装着されるものは、そのほとんどが昔ながらのプラスチック製ですが、現在はウレタン製や布製、フェルト製など柔らかい素材のエリザベスカラーが沢山あります。まるでクッションのような触り心地で、装着したまま枕にして眠れるなど、つけている最中のストレスができるだけ少なくなるように設計されています。

愛犬があまりストレスに感じているようならば、今からでもこうした柔らか素材のカラーを取り寄せることもおすすめです。装着部分も、パチン!と押して留めるボタンではなく、ファスナーやベルト、マジックテープなど、装着時のストレスが少ないものも多くあります。

そのほか、傷口や皮膚を保護するためのエリザベスウェアという商品もあります。もちろん、着用前に獣医師に相談が必要ですが、カラーがあまりにストレスになる場合は、こうしたものもおすすめです。

もちろん傷口に触れてしまっては意味がありませんが、愛犬にとってできるだけストレスが少ないものを選んであげられるとよいですね。

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