【ペットのお悩み相談室】食べ物への執着が尋常じゃありません・・・。

しつけ・お悩み 2024.1.17

食べ物への執着が尋常じゃありません・・・

小さなときからずっと食欲旺盛で相当な食いしん坊です。毎食がっついています。ご飯は十分な量与えていますし、おやつも与えていますが、何回与えてもまだ欲しがります。

食べ足りないのか、ずっとお皿をペロペロ舐めていますし、同居ペットがのんびり食べているご飯も奪い取ろうとします。散歩中は食べ物のニオイがする場所から動こうとしません。食べ物への執着心は動ずれば和らぐのでしょうか。 (ジャックラッセルテリア 2歳)

ドッグトレーナーの回答

ワンちゃんは私たち人間よりもはるかに満腹中枢が鈍いため、基本的にはいつも食欲旺盛で、あげたらあげただけ食べてしまいます。

食欲があり元気なのは大いに結構なので、現在が肥満体型でないならばそれほど気にする必要はありません。

とはいえ、いつも何かを欲しがっている、食べ物に執着がありすぎるという場合は飼い主さんも困ってしまいますよね。その際は以下のような点に気を付けて対応してあげましょう。

1. ごはんの量を見直す

まずは現在のフードの量が足りているかを確認しましょう。小型犬の場合は現在の体重をキープしようと、食事量を控えめにする飼い主さまも多いのですが、太りすぎも痩せすぎもどちらも体によくありません。まずは現在の体型が適正か、かかりつけ医に相談してみましょう。そのうえで、フード量についてもアドバイスをもらうようにしてください。

2. ごはんの種類を見直す

今のごはんの種類が体質に合っていないと食べても食べても栄養を吸収できておらず、「食べているのにお腹が空いている」状態になってしまいます。もしたくさん食べているのに痩せている、うんちの回数が多い等ありましたら、ごはんの種類を変えてみましょう。

3. ごはんをふやかす

フードに水分が含まれることによって、総量が増し、満腹感を感じやすくなります。ぬるま湯でふやかして与えてみましょう。

4. 回数を小分けにする

ワンちゃんは食事の量よりも回数に満足感を得やすいといわれています。一日の量が保たれていれば、回数は多くても構いませんので、できるだけ小分けにしてあげるようにしてください。

5. 早食い防止ボウルを使う

早食いは満腹感が出づらく、いくらあげても欲しがる原因になります。またそれだけではなく、喉に詰まらせてしまう危険もあります。早食い防止のお皿は突起物があり、すべて食べるのに時間がかかる仕様になっています。

上記は、あくまで食いしん坊な子に対する対応方法になりますが、なかには病気が疑われる場合もありますので、注意が必要です。

急に食欲が旺盛になった、食べても食べても痩せていく、多飲多尿が見られるなどその他の症状も併せて見られる場合は、早急に動物病院を受診し相談してみてください。

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