【ペットのお悩み相談室】先住猫とじゃれあいが激しくて、禿げてきています。

しつけ・お悩み 2024.2.20

先住猫とじゃれあいが激しくて、禿げてきています

先住猫と新入り猫が、取っ組み合いをしながら噛みあっている姿をよく見ます。先住猫が、新入り猫を追いかけて捕まえて取っ組み合って、がいつもの流れです。流血するようなけがはしていないものの、毎回ヨダレまみれになります。

噛み合っているうちに毛が抜けてしまっているようで、禿げている部分も見つけました。このまま放っておいても大丈夫でしょうか?

トレーナーの回答

まず禿げてきているということですが、本当にじゃれあいによるものでしょうか?ネコちゃんはストレスや皮膚トラブルによっても脱毛の症状が見られます。

ストレスが原因で脱毛を発症している場合は、その原因を正しく見極めて、生活環境から取り除いてあげる必要があります。

その原因というのは、もしかしたら先住猫の存在かもしれませんし、もしくはそのほかの生活環境への不満によるものかもしれません。

いずれにせよ愛猫の様子を観察することで思い当たることがないかよーく見直してみてください。

もし皮膚トラブルが原因の場合は、きちんと動物病院を受診し、必要な治療を受けさせてあげる必要があります。様子見をすることでかえって脱毛部分が広がる可能性もありますし、細菌性の皮膚炎の場合は同居ネコちゃんに同様の症状が移る可能性が高いです。早急に動物病院を受診するようにしてください。

もしこれらに該当せず、本当にじゃれあっている中で、噛みつかれたり、後ろ足などで引っ掻かれたりして、毛がむしられている場合ですが、皮膚が露出するほどの脱毛ならば、飼い主さまが一度仲介をしてやめさせたほうがよいです。傷を負った本人が気にしていない様子でも、そのままにすることで流血したり、皮膚が露出した部分から細菌が入ってしまう可能性もあります。

また、体格差がありケガの恐れがあるほか、一方が怯えている、明らかに嫌がっている様子がみられる場合は、一度距離を置き、居住空間を分けるようにしましょう。

もしそこまでの怪我ではなく、本人たちはあくまで楽しそうにじゃれあっているようならば、力加減を学ぶまではネコちゃん同士に任せ、近くで見守っても問題ありません。

ネコちゃん同士は噛みあって遊ぶことが当たり前なのですが、後輩猫についてはまだ、噛むときの力加減を学習できていないと思われます。威嚇されたり、やり返されたり、そんなことをしながら猫同士の遊び方や力加減を学んでいきます。

とはいえ、現時点で脱毛するほどの激しいじゃれあいということですから、完全に目を離すことは危険です。優しく見守りつつ、もし少しでも険悪になりそうになったら、本気のケンカになる前に仲裁に入って辞めさせましょう。

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