「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.10:ワンちゃんの冬場の水分補給

知識・お役立ち 2024.12.18

(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)

今年の夏はとても暑かったため、熱中症対策としてワンちゃんに意識的にお水を飲ませていたと思います。
しかし、最近は気温が下がってきて、夏ほど飲水量を気にしなくなっていませんか?
ワンちゃんにとって水分補給は1年を通してとても重要で、病気の予防にもつながります。

そこで今回は、ワンちゃんの冬場の水分補給についてお伝えします。

目次

  1. 水分の役割
  2. 水分不足が招く病気
  3. ワンちゃんの水分補給策
  4. ワンちゃんの水分補給におすすめのフード・おやつ
  5. 寒い時期こそ、意識的な水分補給で健やかに過ごしましょう

1. 水分の役割

 

ワンちゃんの体の60~70%は水分でできており、体にとって重要な要素の一つです。
体内の水分は、酸素やいろいろな栄養素を全身に運ぶ役割を担っています。そのため、飲水量が少なくなると体内の水分バランスが崩れ、こういった機能だけでなく、消化吸収や代謝にも影響が及ぶ場合があります。


2. 水分不足が招く病気

水分不足がきっかけになる病気として、下記が挙げられます。

1. 尿石症や膀胱炎などの泌尿器疾患
飲水量が減ることで体内に長く尿や細菌が長くとどまり、膀胱炎や尿石症を引き起こしてしまう場合があります。尿は体にとって不要なものを排出する機能も担っていますので、意識的に水分を補給することが重要です。

2. 口腔内の乾燥による歯周病
飲水量が減ることで口腔内が乾燥し、細菌が増えやすい環境となり、歯周病が悪化しやすくなります。
意識的に水分を補給することで、口腔内の乾燥を防ぐことができます。


3. ワンちゃんの水分補給策

「そうはいっても、なかなかお水を飲んでくれない」という場合には、以下のようにワンちゃんがお水を飲みやすくする工夫をしてみましょう。

  • こまめにお水を取り替えて新鮮な状態を保つ(自動給水器の使用もおすすめです)
  • 給水器を変更してみる(ボトルタイプからボウルタイプへ等)
  • 室内の給水場所を増やす

4. ワンちゃんの水分補給におすすめのフード・おやつ

それでもあまり変わらないな……という場合におすすめしたいのが、ウェットフードや水分補給もできるおやつです。

ウェットフード

お水を飲むのがあまり好きではないワンちゃんには、ドライフードから水分含有量の多いウェットフードに変更してみるのも一つの対策となります。

ペッツファーストオンラインストアでは、ウェットタイプの総合栄養食「ジューシーチキン味」と「ジューシーフィッシュ味」の販売を開始しました。
社内獣医師とペット管理栄養士が監修し、おいしさはもちろんのこと、国産・ヒューマングレード・保存料/着色料無添加にこだわった安心のウェットフードです。

水分補給のできるおやつ

ゼリーなら、水分補給を兼ねたおやつにぴったりです。


5. 寒い時期こそ、意識的な水分補給で健やかに過ごしましょう

 

今回はワンちゃんの冬場の水分補給についてご紹介しました。
ペットも人間も体調を崩しがちな時期になりますので、ワンちゃんも飼い主さまも水分補給をしっかりして、健康にお気をつけてお過ごしくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


執筆

 
ペッツファースト所属獣医師 小野絢子
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。

今回ご紹介したグッズ

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