「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.11:ネコちゃんの冬場の健康管理

知識・お役立ち 2024.12.18

(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)

だんだんと気温が低くなってきて、ネコちゃんも丸くなって寒がるような仕草を見せることもあるのではないでしょうか。
ネコちゃんにとって適正な室温・湿度を保ち、寒さ対策をすることで、冬も健康に過ごすことができます。
ワンちゃんにとって水分補給は1年を通してとても重要で、病気の予防にもつながります。

そこで今回は、ネコちゃんの冬場の健康管理についてお伝えします。

目次

  1. ネコちゃんは寒がり?
  2. 寒がっている時のサイン
  3. 冬の健康管理におすすめのグッズ
  4. 適切な健康管理で、快適な冬を過ごしましょう

1. ネコちゃんは寒がり?

 

ネコちゃんの祖先は砂漠地帯で生活していたとされ、一般的に寒がりな動物だと言われています。
一部、長毛種(ペルシャ等)では寒さに強いと言われるネコちゃんもいますが、毛の少ない品種(スフィンクス等)やアメリカン・ショートヘア、マンチカンなどは、特に寒さに弱いと言われています。

ネコちゃんの冬場の最適な室内の温度は約25℃、湿度は約50%です。
こちらを目安に、エアコンやヒーター、加湿器を活用してあげてください。

特に子猫ちゃんは体温調節機能が未熟で、少し寒いだけでも、お腹の調子が悪くなったり、風邪をひいてしまったりすることがあります。
寒い時でも温まることのできる環境を整えておきましょう。

ポイント

  • 子猫は特に温度管理に注意する
  • お部屋にネコちゃん用のヒーター等を設置する

2.寒がっている時のサイン

丸く小さくなっているネコちゃんはとてもかわいらしいですが、寒がっているサインかもしれません。
ほかにもいくつか寒い時の行動がありますので注意しておきましょう。

1. 身体を丸めてじっとして、動かない
寒い場合だけでなく、どこか痛いなど体調不良のサインの場合もありますので注意しましょう。

2. 毛を逆立てる
怒っている時にも同じような行動が見られるケースもありますが、毛の間に空気を入れて体温を保とうとしている場合もあります。

3. あまり水を飲まなくなる
体が冷えるのを防ぐために、お水を飲む量が減ってきます。
すると尿量が減ってしまい、濃縮された尿が留まることで、尿石症や膀胱炎のきっかけともなってしまいます。


3. 冬の健康管理におすすめのグッズ

冬はネコちゃんも免疫力が低下しがちで、体調を崩しやすくなります。
冬を健康に乗り切るためおすすめのグッズを紹介しますので、ぜひご活用ください。

電気ブランケット

ペット用の電気ブランケットがあれば、気温に合わせて温度調整ができて便利です。

サプリメント

体調を崩してしまわないように、補助としてサプリメントを与えてあげるのもひとつの方法です。


4. 適切な健康管理で、快適な冬を過ごしましょう

 

今回はネコちゃんの冬場の健康管理についてご紹介しました。
ネコちゃんも飼い主さまも体調管理をしっかりして、健康にお気をつけてお過ごしくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


執筆

 
ペッツファースト所属獣医師 小野絢子
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。

今回ご紹介したグッズ

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