ワンちゃんの目の健康:「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.32
(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)
突然ですが10月10日が何の日だったか、ご存じですか?
毎年10月10日は「目の愛護デー」です。目の大切さを改めて見つめ直し、目の健康や病気の予防について意識を高めるために制定された日とされています。
そこで、今回はワンちゃんの「目の健康」とおすすめのアイケアグッズをご紹介します。
目次
1. ワンちゃんの目について
私たち人間の目とワンちゃんの目にはいくつか違いがあります。
たとえばワンちゃんのまばたきの回数は、私たち人間と比べるとかなり少なく感じられるかもしません。
ワンちゃんには「瞬膜(しゅんまく)」と呼ばれる、眼球を保護する役割の膜があります。この瞬膜から涙が補給されるため、長時間まばたきをしなくても目を潤すことができます。
しかし、涙が十分に作られず目の表面が乾くと、人間と同じようにドライアイになることもあります。これからの季節は暖房による空気の乾燥で、目の乾燥が進みやすくなります。
特にチワワ・フレンチブルドッグ・パグなどの犬種では注意が必要です。加湿器などを活用し、お部屋の湿度は50%程度に保つことをおすすめします。
2. 気になるワンちゃんの涙やけ
また、この時期は秋の花粉(ヨモギやブタクサなど)によって、皮膚のかゆみだけでなく、涙の量が増えたり、目のかゆみが引き起こされたりすることもあります。
涙やけでお悩みの飼い主さまも多いかと思いますが、涙やけの原因はさまざまで、こういったアレルギーが原因の場合もあり得ます。
目にしょぼつきがある・目ヤニが多い・充血しているといった目の症状がある場合には、根本的な眼の病気が隠れているかもしれません。
気になる症状がある場合には、かかりつけの動物病院さまか、お近くのペッツファースト動物病院にご相談ください。
涙やけのケアでは、原因に応じた対策に加えて、こまめに涙を拭き取るなどの、日々のアイケアも大切です。
3. おうちで使えるアイケアグッズ
〈毎日のケアに〉【ペッツファーストオリジナル】ミニモイストコットン(毎日のケア用)100枚入り
アロエベラが配合された、毎日のケアに使用できるコットンです。
小さな丸型のコットンなので、小さな子のパーツでも拭きやすく、目周りの気になる汚れや臭いを拭き取ることができます。
〈目元専用パック〉TAURO ステインレスルッククレイマスク 3in1 (犬猫用) 50ml
天然素材100%でできた、目元専用のパックです。
古い角質や汚れを取り除くことをサポートし、皮膚に潤いを与えます。
4. トリミングサロンでのケアもおすすめ
目周り、顔周りのケアはご自宅では嫌がってしまい、難しいケースもあるかもしれません。そういった場合には無理をせず、トリミングサロンで目周りのカットやケアをしてもらうとスッキリするかもしれません。
お近くのトリミングサロンや、ペッツファーストトリミングにもぜひご相談くださいね。
5. おわりに
今回は「目の健康」についてお伝えしました。
ワンちゃんのかわいい瞳を守るために、この機会に目の健康とアイケアを見直してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
執筆
ペッツファースト所属獣医師 小野絢子日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。



