まるで犬のような性格 とっても人懐っこい性格で遊ぶことが大好き「キンカロー」

猫の種類・生態 2024.03.30

原産国 アメリカ合衆国
成猫時
目安体重
男の子:3.0kg-4.5kg
女の子:2.5kg-3.5kg
被毛タイプ 短毛種or長毛種

人気のカラー

レッドホワイト

ブルーホワイト

ブラウンタビーホワイト

クリームタビー

シルバータビー

キャリコ

目次

  1. キンカローの起源
  2. キンカローの特徴
  3. キンカローの性格
  4. キンカローの飼いやすさ
  5. キンカローの寿命と気を付けたい病気

キンカローの起源

キンカローは1990年代半ばにアメリカ合衆国で生まれた非常に新しい猫種です。「テリー・ハリス」というブリーダーが、マンチカンとアメリカンカールを交配したところ、脚の短さとカールした耳という、双方の特徴を受け継いだ子猫が誕生しました。これがキンカローのはじまりです。 キンカローというユニークな名前は、「Kinky(ねじれた、よじれた)」「Lowlegs(短い足)」という二つの言葉から付けられたものです。

この短足とカール耳を受け継いだ品種を安定的に生み出そうと、現在も多くのブリーダーが研究を重ねている状況ですが、まだ安定的にキンカローを産出できている状況ではありません。つまり、全ての子が短足とカール耳を受け継いでいるわけではなく、足が長いキンカローや耳がカールしていないキンカローもいます。

このような不安定な状況もあり、世界的な猫登録団体であるTICAにはいまだ「実験種」としての認定に留まりますが、この短足でカールした耳が特徴の可愛らしい姿が、多くの人の心を魅了し、世界中で少しずつ人気が高まっています。

キンカローの特徴

なんといってもカールした耳と短い脚が特徴です。生まれたばかりのときは耳は真っすぐの子がほとんどですが、生後2週目頃から徐々に外側に向かってカールし始めます。体はコンパクトで小柄な体型をしていますが、非常に長い尻尾を持っています。

顔も目も丸く全体的に柔らかい印象を受けるキンカローですが、実は体型はがっちりしておりとても筋肉質。短い脚とは思えないほど俊敏に走り回る、非常に活発な猫です。

被毛は短毛と長毛いずれの場合もありますが、その毛は絹のように柔らかく触り心地は抜群。毛色は、クリーム、ホワイト、レッド、ブラック、グレー、タビーなど多岐にわたります。

キンカローの性格

猫ちゃんと言えばツンデレな印象をお持ちの方も多いでしょうが、キンカローは非常に人懐っこい性格をしています。大変社交的で、人見知り知らず。来客にも興味を持ち身体をすりすりすることもあるほどです。子どもやほかのペットとも仲良くすることができます。 また、猫ちゃんにしては珍しくスキンシップを好む子が多いことでも知られています。撫でられたり抱っこされたりなどが大好きなので、触れ合ったり一緒に遊ぶ時間をたくさん撮ってあげてください。

加えて、非常に賢いことでも知られています。ワンちゃんのようにお手やお座りなどのトレーニングを覚えたり芸を身に着ける子もいますので、遊びの一環でトレーニングを採り入れてみても良いでしょう。

このように非常に頭がよく好奇心旺盛な一方で、実はいたずら好きな一面もあります。なかなかかまってあげられない時間が続くと、気を惹こうとしてわざといたずらをする、などもあります。

キンカローの飼いやすさ

「犬のような猫」と例えられるほどの明るさや人懐っこさがあります。頭もよくしつけもしやすいことから、はじめてペットを飼う方にも向いているでしょう。社交的で人も動物も大好きなので、既にほかのペットがいる方や、小さなお子様がいるご家庭にも向いています。

一方で、短い脚からは想像がつかないほど活発で運動量が多い品種です。お留守番の際も一人で遊べるようなおもちゃやキャットタワー、ツリーを用意するほか、1日10分程度は必ず一緒に遊んであげることが必要です。

他の品種に比べると抜け毛は少ないほうですが、定期的に(週に2、3回)ブラッシングをすることで、絹のような美しい毛並みを保ってあげてください。また、カールした耳は湿気がこもりやすいことから外耳炎を代表する耳トラブルが多い品種です。幼いころから耳掃除を行い、お手入れに苦手意識を持たないようにしましょう。

キンカローの寿命と気を付けたい病気

まだ歴史が浅いためしっかりとしたデータはないのですが、両親の品種を考えると、キンカローの平均寿命は11歳~13歳ほどと考えられます。

耳が垂れているネコちゃんには外耳炎が多くみられますので、日ごろから正しいお手入れ方法を実践し、耳を清潔に保つようにしましょう。そのほか、骨軟骨異形成症(骨軟骨異形成)という関節の病気になりやすいといわれています。遺伝的疾患なので、決定的な予防法はありませんが、激しい運動を控え、室内の段差を少なくし、足にかかる負担を減らす環境を整えるようにしましょう。

キンカロー一覧