短い足とずんぐりとした体型が特徴 「スコティッシュフォールド」

猫の種類・生態 2023.04.28

スコティッシュフォールド
原産国 スコットランド
成猫時
目安体重
男の子:4.0kg-6.0kg
女の子:3.0kg-4.0kg
被毛タイプ ダブルコート

人気のカラー9種

レッドタビーのスコティッシュフォールド

レッドタビー

レッドタビーホワイトのスコティッシュフォールド

レッドタビーホワイト

クリームのスコティッシュフォールド

クリーム

クリームタビーホワイトのスコティッシュフォールド

クリームタビーホワイト

ブラウンタビーのスコティッシュフォールド

ブラウンタビー

ブルーのスコティッシュフォールド

ブルー

ブルータビーホワイトのスコティッシュフォールド

ブルータビーホワイト

シルバータビーホワイトのスコティッシュフォールド

シルバータビーホワイト

ダイリュートキャリコのスコティッシュフォールド

ダイリュートキャリコ

目次

  1. スコティッシュフォールドの起源
  2. スコティッシュフォールドの特徴
  3. スコティッシュフォールドの性格
  4. スコティッシュフォールドの飼いやすさ
  5. スコティッシュフォールドの寿命と気を付けたい病気

スコティッシュフォールドの起源

たれ耳や折れ耳の猫は18世紀ころには存在していたといわれていますが、現在の姿のスコティッシュフォールドが誕生したのは1961年といわれています。その名の通り、起源はスコットランドです。ある夫婦が飼っていた耳の折れ曲がった「スージー」という名の猫が妊娠して子猫を生んだとき、その子猫もまた耳が折れていたといいます。猫好きだったご近所のロス夫妻は、この子猫のうちの一匹をもらいうけました。その後、折れ耳の猫同士を交配させると、100%の確率で子猫も折れ耳であることがわかり。折れ耳のスコティッシュフォールドが計画的に繁殖されるようになっていき、現在の姿を作り上げたといわれています。その一方で、遺伝的な影響を考慮し、折れ耳のスコティッシュフォールドに、ブリティッシュショートヘアやアメリカンショートヘアなどと交配を重ね、立ち耳のスコティッシュフォールドの原型を作り上げました。

スコティッシュフォールドの特徴

丸い顔と真ん丸なつぶらな瞳、短い足とずんぐりとした体型が特徴のスコティッシュフォールド。愛嬌のある顔や大人になってもあどけなさを残した幼い見た目から、近年国内で不動の人気を維持しています。スコティッシュフォールドといえば折れた耳を思い浮かべる方が多いと思いますが、立ち耳が全体の7割を占めています。長毛と短毛の2種類がありますが、一般的には短毛の子が多いです。カラーバリエーションは豊富で、レッド、ブルー、ブラックなどが大半ですが、縞模様のタビーや、3色がミックスされたキャリコなど様々な種類があります。

スコティッシュフォールドの性格

とっても穏やかで人懐こい性格をしています。いわゆるネコちゃんらしい気まぐれやツンデレさなどは少なく、まるでワンちゃんのような性格と称されることも多いです。飼い主さんのことが大好きで、一緒にいるときはいつも隣でピタッと寄り添っているような子も多いです。甘えん坊な反面ちょっぴり寂しがり屋なので、お留守番のあとなどはたっぷりスキンシップをとってあげないといじけてしまいます。

スコティッシュフォールドの飼いやすさ

人見知りをせずに飼い主さんに対して非常によく懐くので、ペットを初めて飼う方でも心配いりません。聞き分けが良く、問題行動も少ないので、しつけもしやすいといえます。めったに鳴かないことに加え、走り回ることも少ないことから、マンションなど集合住宅にお住まいの方にも向いています。温和な性格で社交的なので、他の動物や同居猫、小さなお子さんとも仲良くできますよ。

スコティッシュフォールドの寿命と気を付けたい病気

スコティッシュフォールドの平均寿命は10歳~13歳と言われており、他の品種に比べると比較的寿命が短いといわれています。耳が垂れているネコちゃんには外耳炎が多くみられますので、日ごろから正しいお手入れ方法を実践し、耳を清潔に保つようにしましょう。そのほか、骨軟骨異形成症(骨軟骨異形成)という関節の病気になりやすいといわれています。遺伝的疾患なので、決定的な予防法はありませんが、激しい運動を控え、室内の段差を少なくし、足にかかる負担を減らす環境を整えるようにしましょう。立ち耳のスコティッシュフォールドについては、外耳炎や骨軟骨異形成症などの病気になるリスクが折れ耳の子と比較すると少ないとされていますが、個体差があるため、決して立ち耳の方が健康、というわけではありませんので注意が必要です。ほかのネコちゃん同様に、尿路結石症や膀胱炎になりやすい傾向があります。特に冬場は飲水量が減り発症のリスクが高まりますので、水分をたくさん取らせ、おしっこの回数と量を増やすよう気を付けましょう。


スコティッシュフォールド一覧