【ペットのお悩み相談室】水をあまり飲んでいないような気がして、心配です。

しつけ・お悩み 2024.1.17

水をあまり飲んでいないような気がして、心配です

お迎え当時からなのですが、あまり水を飲んでいない気がします。全然飲まないわけではないのですが、私が目にするのは1日2回ペロペロと舐める程度です。水は一日3回は変えており、新鮮な水をあげるよう心がけています。 (ポメラニアン 7ヵ月)

ドッグトレーナーの回答

飲水量が少ないと、様々なトラブルを引き起こしかねません。

特に気温が高い時期は、室内においても熱中症のリスクはあり、体温調整を行うためにも、きちんとお水を飲んでもらうことが必要です。もしワンちゃんの飲水量が、先ほどお伝えした目安量よりも少ない場合は、以下のような対策をとってみてください。

1. 水飲み場の場所を変える

水飲み容器は直射日光の当たらない涼しい場所に置いてあげてください。

人通りが多い場所も落ち着かないのですが、あまりに隠れ家的スポットにお水を置いてしまうと視界に入らず、通りかかった際に「あ、お水飲んでおこうかな」と思い出してもらえません。水飲み場を複数つくり、ワンちゃんの好きな場所、よく通る場所に複数置いてみるのがおすすめです。

2. 容器を変えてみる

水飲み容器が気に入らないと十分な量を飲まないこともありますので、器選びは大切です。陶磁器などの器もあれば、自動循環式の給水器もあります。

フィルター付きの循環式給水機の方が、常に新鮮なお水を用意できるという意味でなんだか一番良さそうな気もしますが、機械ですから当然故障のリスクはあります。また、その子の性格によっては給水機の機械音が気になり一向に近づいてこない、という子もいるようです。こればかりは何が気に入るか、試してみなければわかりません。ワンちゃんのお気に入りをさがしてみてもよいですね。

3. 温度を変えてみる

ぬるま湯を好む子もいれば、冷たいお水を好むワンちゃんもいるようなので、温度を変えて試してみるのもひとつの方法です。

温かくする場合は火傷をしないよう人肌程度にとどめ、冷たくする場合はお腹を壊すほどキンキンに冷やしすぎないように調整してください。

4. 食事から摂取を

気温が高いこの時期だけでも、ドライフードにウエットフードを混ぜてみるのもひとつの手です

。完全に切り替えてしまうと選り好みをして、もともと食べていたドライフードを一切食べなくなってしまう可能性もあるので、「半分の量のみウエットフードにする」「特に気温が高い日だけウエットフードをあげる」など飼い主さまの方で調整してあげてもよいでしょう。

また、急にフードを切り替えてしまうと、子犬はもちろん成犬のワンちゃんでも、お腹がびっくりして軟便になってしまう可能性があります。もしウエットフードを与える際は、カリカリ全体の量に対して2割程度から始め、徐々にその比率を増やしていってあげて下さい。

また、普段与えているドライフードに少し水をかけたり、ぬるま湯でふやかしてから与えるのもOKです。食事と一緒に水が飲めるので、自然と飲水量を増やすことができます。

5. おやつで上手に水分を摂ろう

上で述べたように、1日の水分摂取量は、飲料水からだけでなく、食事から摂る方法もあります。もともとお水をあまり飲みたがらないワンちゃんの場合は、そのほか、おやつとして水分含有量が多いものを与えてあげたらよいでしょう。

子犬・子猫一覧