【ペットのお悩み相談室】お水をあまり飲んでいないようです。

しつけ・お悩み 2024.2.14

お水をあまり飲んでいないようです。

うちの猫はもともとあまりお水を飲まないのですが、最近は水が冷たいのが嫌なのか、さらに飲む量が減っています。猫に水を飲ませる工夫、ってどんなことをすればよいでしょうか。(ブリティッシュショートヘア 7カ月)

トレーナーの回答

ネコちゃんが一日に必要とする飲水量は、季節やフードの種類によっても異なりますが、一般的に言われている目安として、体重1kgあたり40mlほどです。もしあまり水を飲んでいないというときは、以下の工夫をしてみてください。

1. 水飲み場の場所を変える

水飲みは直射日光の当たらない涼しい場所に置いてあげてください。人通りが多い場所も落ち着かないのですが、あまりに隠れ家的スポットにお水を置いてしまうと視界に入らず通りかかった際に「あ、飲んでおこうかな」と思い出してもらえません。水飲み場を複数つくり、ネコちゃんの好きな場所、よく通る場所に複数置いてみるのがおすすめです。

2. 容器を変えてみる

水飲みの器が気に入らないと十分な量を飲まないこともありますので、器選びは大切です。陶磁器などの器もあれば、自動循環式の給水器もあります。フィルター付きの循環式給水機の方が、常に新鮮なお水を用意できるという意味でなんだか一番良さそうな気もしますが、機械ですから当然故障のリスクはあります。また、ネコちゃんによっては給水機の機械音が気になり一向に近づいてこない、という子もいるようです。

こればかりは何が気に入るか、試してみなければわかりません。愛猫のお気に入りを探してみてもよいでしょう。

3. 温度を変えてみる

ぬるま湯を好む子もいれば、冷たい水を好むネコちゃんもいるようなので、温度を変えて試してみるのもひとつの方法です。温かくする場合は火傷をしないよう人肌程度にとどめ、冷たくする場合はお腹を壊すほどキンキンに冷やしすぎないように調整してください。

4. 食事から摂取を

気温が高い時期だけでも、カリカリフードにウエットフードを混ぜてみるのも手です。完全に切り替えてしまうと好き好みをして、もともと食べていたカリカリフードを一切食べなくなってしまう、という可能性もあるので、半分の量をウエットフードにする、や、特に気温が高い日はウエットフードをあげる、など飼い主さまの方で調整してあげてもよいでしょう。

また、ドライフードに少し水をかけたり、ぬるま湯でふやかしてもOKです。食事と一緒に水が飲めるので、自然と飲水量を増やすことができます。

子犬・子猫一覧