【ペットのお悩み相談室】散歩で他の犬にあったときに気を付けること

散歩で他の犬にあったときに気を付けること
先月、豆柴の女の子をお迎えしました。3度目のワクチンも終わったので、そろそろ念願のお散歩デビューです。お散歩中に、他のワンちゃんと会った時に気を付けることやマナーがあれば教えてください(豆柴 5か月)
ドッグトレーナーの回答
お散歩中にほかのワンちゃんに会った際は、勝手にワンちゃん同士の距離を近づけないように気を付けましょう。もし狭い道で鉢合わせてしまったときなどは、道の端に寄り、お相手が通り過ぎるのを待つようにしてください。
何度か顔を合わせていたり、飼い主さま同士が会話を交わしたことがある場合は別ですが、初めて見かけるワンちゃんの性格などは当然わかりません。もしかしたらよその犬が苦手な子かもしれません。分かりやすく唸ったり吠えたりしないだけで、実は静かにじっと我慢している可能性もあります。
また、ワンちゃんではなく飼い主さまの意向で、よそのワンちゃんとは触れ合わせたり、コミュニケーションを取らせたくない、というケースもあります。
その多くは、犬同士のトラブルや、ノミダニなどの感染症のリスクを心配してのことだと思いますが、そうしたお相手のスタンスやお気持ちがわからないうちは、あくまで一定の距離をとって、触れ合わせることを避けたほうが賢明です。
もしお相手のワンちゃんも好意的な様子で愛犬に興味を示しており、飼い主さまもすれ違いざまに歩みを止めて距離を縮めてくれているようならば、一言「(ご挨拶しても)大丈夫でしょうか」とお相手の飼い主さまに了承をとります。
そうして合意を得られた場合は、2メートル、1メートル、50センチとゆっくりゆっくりワンちゃん同士の距離を縮めていきましょう。リードを引っ張ってもぎりぎり触れないほどの距離でストップし、一度興奮を落ち着かせてください。
そうして一呼吸おいてから、改めてもう一歩近寄り、直接触れ合わせてあげましょう。ただし、最初から鼻先や顔周りをクンクン嗅ぎにいく行為はマナー違反。決して犬嫌いではないのに、警戒心からついついガルルと唸ってしまう子も多いです。
愛犬があまりにぐいぐいと、正面から挨拶に行こうとする場合は、一度ストップをかけるようにしましょう。まずはお尻のニオイを嗅ぎ、続いて自分のお尻のニオイを嗅がせてあげるように促すのがワンちゃん同士の挨拶の流儀です。