スキンシップが大好きな甘えん坊 フワフワな見た目でファン急増中「ビションプー」
| 原産国 | トイプードル：フランス ビションフリーゼ：フランス（諸説あり） |
|---|---|
| 成犬時 目安体重 |
３.５kg-４.５kg |
| 被毛タイプ | シングルコートorダブルコート |
代表的なカラー４種
クリーム
ホワイト
jクリームホワイト
アプリコット
目次
ビションプーの起源
ビションフリーゼとトイプードルをミックスして生まれたものをビションプーといいます。日本での歴史はまだ１～２年と浅いのですが、その親であるビション・フリーゼの起源は14世紀より前と非常に古く、もともとは地中海地域に生息していた土着犬であると考えられています。一方のトイプードルも古くからヨーロッパ各地にいたようですが、17世紀に入ってフランスの上流社会でペットとして人気が出るようになった犬種です。
数年前より、お隣の韓国におけるビションフリーゼブームを受け、日本国内においても純血のビションフリーゼやビションフリーゼミックスの人気が急激に高まっています。
ビションプーの特徴
なんといってもふわふわの豊富な被毛とまん丸な目元が特徴です。綿あめのような巻き毛はテディベアカットやおパンツカットなど様々なスタイルを楽しむことができます。テディベアのように可愛らしい見た目をしている一方で、ビションフリーゼ譲りで骨格はトイプードルよりもしっかりとしており、骨関節も丈夫で健康的な子が多いです。被毛タイプはダブルコートとシングルコート、どちらの場合もありますが、巻き毛であることは変わりません。
どちらかというとトイプードル譲りのシングルコートを受け継ぐことが多いのですが、ビションフリーゼ譲りのダブルコートを受け継いだ場合も、比較的抜け毛は少ないといわれています。耳は垂れ耳です。ビションフリーゼのカラーは純白のみですが、トイプードルの被毛カラーが豊富のため、ビションプーの毛色もアプリコットやクリームなどバラエティに富んでいます。
ビションプーの性格
ビションプーのようなミックス犬は性格をはっきりと断言する事が難しいと言われていますが、両親ともにフレンドリーで明るい性格をしているため、非常に社交的で朗らかな子が多いです。とても素直で飼い主さんのことが誰より大好きです。いくつになっても抱っこが大好き、というようなスキンシップを好む甘えん坊が多いといわれています。頭が良いため、人間の言うことも大変よく理解します。きちんとしつけを行えば、非常に飼いやすい犬種であるといえます。その一方で、活発さやいつまで経っても子犬のようなやんちゃさもあり、甘やかし過ぎると、家族で一番偉い「王子様」や「お姫様」のようなワガママっぷりを発揮することもあるので注意が必要です。
ビションプーの飼いやすさ
知能が高く、人間の言葉も非常によく理解するため、しつけやトレーニングは比較的しやすいと言われています。 身体は大きくありませんが、運動は大好きで活発なため、できるだけ毎日お散歩に行ってあげられると良いでしょう。飼い主さんと遊ぶことが大好きなので、室内でも遊ぶ時間を作ってあげられると良いですね。甘えんぼうの反面、とても寂しがり屋でかまってちゃんな部分があるので、吠え癖や過度なワガママを覚えさせないよう、幼いころからきちんとしつけを行う必要はあります。ふわふわとした被毛が大きな魅力のビションプーですが、その被毛は非常に絡まりやすく毛玉ができやすいため、日々のブラッシングは欠かせません。また定期的にトリミングサロンに行く必要があります。その他の犬種に比べて毛量が多く時間がかかることから、トリミング料金は平均よりも高めに設定されていることが多いです。
ビションプーの寿命と気を付けたい病気
ビションプーの平均寿命は12歳～15歳と言われており、小型犬として平均的であるといえます。両親どちら似るかによりますが、トイプードル譲りの小柄な体格をしている場合は、通称パテラと呼ばれる膝の骨がずれてしまう病気になりやすいため、注意しましょう。日常生活を送る中で予防ができますので、床にはマットを敷く、爪切りや足裏の毛のカットで滑らないようにする、高いところからジャンプさせないようにするなど、普段から足に負担をかけないよう注意が必要です。
また、毛玉やもつれができやすいことから、皮膚病全般にもなりやすい傾向があります。特に蒸し暑い季節はホットスポットという湿疹に悩まされる子も多いです。夏場は特に気を付けてこまめにトリミングを行うこと、そして毎日のブラッシングで被毛を掻き分け、皮膚に異常が起きていないかをよく確認するようにしてください。
