穏やかで明るい性格、飼い主さんのことが大好きでとっても甘えん坊 飼いやすさでも知られる「ペキチワ(チワペキ)」

犬の種類・生態 2023.05.18

原産国 ペキニーズ:中国
チワワ:メキシコ
成犬時
目安体重
3.0kg-5.0kg
被毛タイプ ダブルコート

代表的なカラー6種

ホワイト

クリーム

アプリコット

レッド

オレンジ

フォーン

目次

  1. ペキチワ(チワペキ)の起源
  2. ペキチワ(チワペキ)の特徴
  3. ペキチワ(チワペキ)の性格
  4. ペキチワ(チワペキ)の飼いやすさ
  5. ペキチワ(チワペキ)の寿命と気を付けたい病気

ペキチワ(チワペキ)の起源

チワワとペキニーズをミックスして生まれたものをチワペキといいます。日本での歴史はまだ2、3年とミックス犬の中でも特に新しく、ここ1年ほどで非常に人気が高まってきました。

両親の一方であるチワワの歴史自体は非常に古く、9世紀ごろからメキシコで飼われていたテチチという神聖な神の使いとされていた犬が起源であるといわれています。一方、ペキニーズについても元々中国の宮廷でのみ飼育が許されていた神聖な犬として、とても大切に育てられていました。両親ともに遠く離れた国であるものの、神の使いとして愛されていた犬種。人気急上昇中の注目のミックス犬です。

ペキチワ(チワペキ)の特徴

チワワ特有の丸くて大きな瞳に、ペチャッとした低い鼻がとっても愛らしいです。体はどちらかというとペキニーズの胴長短足を引き継ぐ場合が多いようです。チワワよりも筋肉質でしっかりした体格をしています。

どちらに寄るかによって個体差が大きいですが、成犬時の体重も3kg-5kg程度となります。チワワを濃く引き継ぎ「立ち耳」の子と、ペキニーズを濃く引き継ぎ「折れ耳(たれ耳)」の子が存在します。

ペキチワ(チワペキ)の性格

チワペキのようなミックス犬は性格をはっきりと断言する事が難しいと言われていますが、おっとりしたペキニーズの性格が、チワワの少々警戒心が強い点を和らげており、飼いやすさには非常に定評があります。

好奇心旺盛で明るい性格をしていますが、過度に興奮することや警戒心から吠えたてることも少なく、マイペースな一面も持ち併せています。両親ともに飼い主さまが大好きで愛情深い性格をしているため、抱っこやお膝の上が大好き、お家での定位置は飼い主さまのお膝の上、というような甘えん坊な子も多いです。

ペキチワ(チワペキ)の飼いやすさ

身体は小さいので、広い飼育環境は必要なく、一人暮らしの方や集合住宅でも飼いやすいでしょう。甘えん坊ですが飼い主さまに依存するわけではなく、どちらかというと自立心が強いため、お留守番も得意です。運動量は少ないほうなので、毎日のお散歩は難しそうでも、毎日時間を決めて遊んであげられるとよいでしょう。

一方で、少々気が強く頑固な一面もあるため、子犬の時からきちんとトレーニングを行い、十分な社会化を行いましょう。両親ともにダブルコートで毛は抜けやすいです。毛玉も出来やすいため、定期的なブラッシングは欠かせません。

ペキチワ(チワペキ)の寿命と気を付けたい病気

チワペキの平均寿命は13歳~15歳と言われており、小型犬として平均的であるといえます。体格はペキニーズに寄って足が短い子が多いため、骨格には負担がかかりやすいです。パテラや椎間板ヘルニアという背骨同士をつないでいる椎間板に変性が生じる病気など、いずれも痛みや足の麻痺などさまざまな神経症状を引き起こす病気になりやすい傾向がありますので、常日頃から床にはカーペットを敷く、ジャンプをさせないようにするなど、日常生活の中で注意が必要です。 またシニアになると心臓弁膜症といった心臓疾患にり患することがありますので、定期な健康診断や心雑音チェックは欠かさないようにしましょう。


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