大きく垂れたフワフワの耳とウルウルとした丸い瞳が特徴 エネルギッシュな甘えん坊「マルックス」

犬の種類・生態 2024.3.26/span>

原産国 マルチーズ:イタリア
ミニチュアダックスフンド:ドイツ
成犬時
目安体重
2.5kg-4.5kg
被毛タイプ シングルコートorダブルコート

代表的なカラー6種

ゴールド

イエロー

クリーム

ホワイト

ブラックタン

ブラッククリーム

目次

  1. マルックスの起源
  2. マルックスの特徴
  3. マルックスの性格
  4. マルックスの飼いやすさ
  5. マルックスの寿命と気を付けたい病気

マルックスの起源

マルチーズとミニチュアダックスフンドをミックスして生まれたものをマルックスといいます。日本での歴史は5~6年とその他現在人気がある主要なミックス犬と同様ですが、頭数が少ないためまだまだ知名度は高くありません。

マルチーズ自体は非常に歴史が長く、紀元前1500年頃から存在していたとされています。一方、ミニチュアダックスフンドも原産国はドイツで、元々、アナグマのような穴に潜むタイプの獲物を狩るための猟犬として活躍していました。この二つの種類の犬種が配合されたのがマルックスなのです。

マルチーズ譲りの真ん丸でうるうるとした目元に、ダックスフンド譲りの胴長短足な体型でよちよちと歩く姿が大変可愛らしく、また頭数の希少性からも根強いファンが存在します。

マルックスの特徴

見た目は、マルチーズに近いものと、ダックスフンドに近いものがいますが、どちらかというとマルチーズ寄りの見た目を受け継ぐ子が多いと言われています。柔らかくフワフワの巻き毛とウルウルとした丸い瞳が特徴です。体型はダックスフンドに近く骨格もしっかりとしています。耳は両親同様大きく垂れ、脚も短めです。

マズルや胴は、マルチーズに似ると短くコロンとした印象に、反対にダックスフンドに似るとマズルも胴もちょっぴり長めでシュッとした印象になります。どちら似るかで大きく印象が異なり、成犬時の体重は2.5~4.5kgと幅があります。毛色はクリームやイエロー、ブラックタンなど様々です。

マルックスの性格

マルックスのようなミックス犬は性格をはっきりと断言する事が難しいと言われていますが、ミニチュアダックスフンドの「陽気でポジティブな性格」とマルチーズの「人懐こい性格」を受け継いだ、明るく元気いっぱい、エネルギッシュな子が多いです。とにかく遊ぶことが大好きで好奇心旺盛なので、小さなお子様の遊び相手としてもピッタリでしょう。

常に面白いことを探しており、何でも遊びに変えてしまうようなやんちゃな一面もありながら、非常に愛情深く、とても甘えん坊です。飼い主さまのことが誰より大好きで、他のワンちゃんを構っていると嫉妬して拗ねてしまうような一面もあります。いつまで経っても子犬のような無邪気さやあどけなさを持ち合わせているとても可愛いミックス犬です。

マルックスの飼いやすさ

身体は小さいので、一人暮らしの方や集合住宅にお住まいの方でも飼いやすいでしょう。ただし、マルチーズ、ダックスフンドともに活発なため、ミックス犬のなかでも運動量は多い傾向があります。短時間でも良いので、できるだけ毎日お散歩に行ってあげられるとよいでしょう。

両親ともに警戒心は強く、さらにはもともと猟犬であるダックスフンドの血が入っているため、吠え癖はつきやすい傾向があります。幼いころからしっかり社会化を行うことで、インターフォンや物音に反応しないように、しつけを行うようにしましょう。

マルックスはふわふわとした被毛が特徴的ですが、どちらかというと抜け毛が少なく、家中が毛だらけになるということはありません。一方で、毛の伸びるスピードが速いので、頻繁にトリミングが必要になります。

マルックスの寿命と気を付けたい病気

マルックスの平均寿命は12歳~15歳と言われており、小型犬として平均的であるといえます。

なりやすい病気としては、椎間板ヘルニアが挙げられます。これは、背骨同士をつないでいる椎間板に変性が生じることで、背骨の中にある脊髄を圧迫する病気で、痛みや足の麻痺などさまざまな神経症状を引き起こします。そのほか、進行性網膜委縮症という、視力がだんだん低下して最終的に失明にいたる病気が多くみられます。早い場合は生後2か月までに発症しますが2歳前後での発症が最も多いです。


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