ゆるふわヘアとあどけないまん丸な瞳 好奇心旺盛で陽気な性格で知られる「シュナプー」

犬の種類・生態 2024.2.28

原産国 ミニチュアシュナウザー:ドイツ
トイプードル:フランス
成犬時
目安体重
3.0kg-6.0kg
被毛タイプ シングルコート or ダブルコート

代表的なカラー6種

ブラック

ブラックホワイト

プリンドル

レッド

アプリコット

ソルトペッパー

目次

  1. シュナプーの起源
  2. シュナプーの特徴
  3. シュナプーの性格
  4. シュナプーの飼いやすさ
  5. シュナプーの寿命と気を付けたい病気

シュナプーの起源

ミニチュアシュナウザーとトイプードルをミックスして生まれたものをシュナプーといいます。その他のミックス犬に比べてまだ知名度は高くなく、ペッツファーストでもお取り扱いがまだまだ少ないミックス犬です。

原産国をドイツとするミニチュアシュナウザーは、 14世紀頃には小型の荷車を引いたり家畜の誘導を行ったりするなど、使役犬として活躍をしていました。その後も番犬やネズミ捕り犬などとして活躍し、古くから人間を助けながらともに暮らしてきた犬種です。一方トイプードルは原産国はフランスとされていますが、発祥はロシアまたは中央アジア北部といわれており、かつては荷車を引いたり、カモ狩りを行う水猟犬として活躍していた犬種です。

シュナウザー譲りの眉毛とヒゲにトイプードル譲りの小柄な体型、加えて非常に頭がよく人懐っこい点からも人気が高まりつつある注目のミックス犬です。

シュナプーの特徴

トイプードル譲りの真ん丸な瞳にシュナウザー譲りのお爺さんのような口ひげや立派な眉毛、折れた耳が特徴です。四角いお顔や長めなマズルなど、見た目はシュナウザーを濃く引き継ぐ子が多いです。体型はトイプードル譲りで小柄、手足が長く細身のすらっとした体つきをしています。

被毛は柔らかくふんわりとカールしており、抜け毛は少ないほうです。被毛のカラーバリエーションについては、シュナウザーはソルトペッパーが基本ですが、カラーバリエーション豊富なトイプードルが合わさることで、ホワイトやブラックのほか、アプリコットやブラウンなど様々な色があります。

シュナプーの性格

シュナプーのようなミックス犬は性格をはっきりと断言する事が難しいと言われていますが、ミニチュアシュナウザーの「明るく活発な性格」とトイプードルの「賢く社交的な性格」を受け継いでおり、非常にフレンドリーで陽気な子が多いです。人間はもちろん、犬や猫など他のペットとも仲良くできるため、多頭飼いのご家庭にも向いています。何より飼い主さまご家族と遊ぶことが大好きなので、小さなお子様がいるご家庭にもピッタリでしょう。

何に対しても興味津々で好奇心旺盛のため、楽しい遊びを見つけることには天才的です。退屈させると悪知恵を働かせてイタズラを思いつくことも…。基本的にはとても素直な性格なのですが、我が強い一面もあり「そっちは嫌!」「今日は行かない!」などとしっかり自己主張することもあります。甘やかしすぎるとワガママに育ってしまうので、幼いころからダメなものはダメと一貫した姿勢を貫くことが必要です。

シュナプーの飼いやすさ

平均体重は3-6kg程度と身体は大きくはありませんが、体力があり活発なため、運動量は多めのミックス犬です。最低でも1日1回はお散歩に行ってあげられると良いでしょう。15分から20分程度の短時間でも良いので、外の世界を味わわせてあげることで、シュナウザー譲りのあくなき好奇心を満たしてあげてください。お家の中でもボールやおもちゃで遊んであげられると良いですね。

抜け毛はそこまで多くはありませんが、柔らかくカールした被毛は毛玉ができやすい傾向があります。毎日のお手入れとして、ブラッシングを日課で行ってあげてください。とても賢く、飼いやすさには定評があるシュナプーですが、警戒心が強い一面もあります。幼いころからきちんと社会化を行い、恐怖や不安から吠えることが無いよう心がけましょう。

シュナプーの寿命と気を付けたい病気

シュナプーの平均寿命は13歳~15歳と言われており、小型犬として平均的であるといえます。

他の小型犬に比べて筋肉質でしっかりした体格をしていることが多いシュナプーですが、垂れた耳は外耳炎になりやすいため注意が必要です。そのほか、遺伝的に目の病気になりやすいといわれています。代表的な例は白内障ですが、シュナウザーやトイプードル、柴犬などが特にかかりやすいといわれています。人間と異なり若年層での発症が多く、6歳未満で発症するケースが多いので、ものにぶつかる、あまり動きたがらないなどの症状がみられないか、幼いころから気にして見るようにしてください。


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