小柄でフワフワな体型にピンと立った三角の耳が特徴「ポメ柴」

犬の種類・生態 2024.02.16

原産国 ポメラニアン:ドイツ
豆柴:日本
成犬時
目安体重
3.5kg-6.0kg
被毛タイプ ダブルコート

人気のカラー

クリーム

クリームホワイト

オレンジ

オレンジホワイト

ブラックタン

目次

  1. ポメ柴の起源
  2. ポメ柴の特徴
  3. ポメ柴の性格
  4. ポメ柴の飼いやすさ
  5. ポメ柴の寿命と気を付けたい病気

ポメ柴の起源

ポメラニアンと豆柴をミックスして生まれたものをポメ柴(豆ポメ)といいます。日本での歴史は2~3年と浅く、他のミックス犬に比べてもまだまだ頭数が少ないです。

ポメラニアン自体は1800年代にドイツのポメラニアン地方で作出されました。一方、豆柴については、もとは小型の柴犬同士を掛け併せて産まれた犬種で、おおよそ1950年代から日本で繁殖がされ始めたと言われています。メディアで取り上げられる機会が増え、人気が拡大しはじめたのはおよそ30年ほど前と、豆柴自体、まだまだ歴史が浅い犬種になります。

ポメラニアン譲りの小柄な体型や可愛らしいお顔つきに加えて、日本犬らしいその忠実な性格は多くの日本犬ファンを魅了し、ここ1、2年で急激に人気が高まっています。

ポメ柴の特徴

ふわふわな被毛と華やかな飾り毛が特徴のポメラニアンと、少し垂れた優しい目元と丸みを帯びた体つきが特徴の豆柴を掛け合わせて生まれたのがポメ柴です。

気になる見た目についてですが、ミックス犬なので外見に個体差はあるものの、目元はポメラニアン、マズル部分は豆柴を引き継ぐ子が多いです。

また、耳については圧倒的に、豆柴のピンと立った三角の耳を引き継いで産まれる子が多いです。一方で被毛については、どちらかというとポメラニアンの毛質を受けつぐ子が多く、豆柴よりも少し毛が長くふわふわとした姿になることが多いといわれています。

ダブルコートなので抜け毛が多く、また毛も絡まりやすいため、定期的なブラッシングでお手入れする必要があります。

ポメ柴の性格

ポメ柴のようなミックス犬は性格をはっきりと断言する事が難しいと言われていますが、ポメラニアンの「好奇心旺盛で活発な性格」と、豆柴の「飼い主さまに忠実で非常に聞き分けが良い性格」を引き継いでいます。もともと学習能力が高いうえに、豆柴の頑固な一面もポメラニアンの陽気さで和らいでいることから、しつけもしやすいともいわれています。

飼い主さまのことが大好きで、人とともに過ごすことを好む子が多いので、小さなお子様がいるご家庭にもピッタリです。

ポメ柴の飼いやすさ

個体差はありますが、純血の豆柴より身体が小さいことが多いので、一人暮らしの方や集合住宅でも飼いやすいでしょう。とはいえ、運動量はある程度確保する必要があります。15-30分などの短い時間でも良いので、できるだけ毎日お散歩に行ってあげられるとよいでしょう。

ポメラニアン、豆柴ともに警戒心が強いため、子犬の時からきちんと社会化を行い、周囲の環境や見知らぬものに対して慣れさせましょう。

両親ともにダブルコートのため、抜け毛は年中多い犬種です。毎日の掃除機がけは覚悟してください。特に換毛期にはごっそりと毛が抜けるので、きちんとブラッシングをしてあげる必要があります。

ポメ柴の寿命と気を付けたい病気

ポメ柴の平均寿命は12歳~15歳と言われており、小型犬として平均的であるといえます。

なりやすい病気としては第一に皮膚病が挙げられます。両親の一方である豆柴は、生まれつきアレルギーを起こしやすい体質です。アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどを比較的若い年齢(6ヶ月〜3歳)の内に発症することが多いため、何か変わった様子はないか日々のブラッシングの際に確認するようにしましょう。

また、比較的小柄な場合は、膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)にも注意が必要です。女の子の方が発症しやすく、発症率は男の子の約1.5倍だと言われています。床にカーペットを敷くなどして滑らないようにする、爪切りや足裏の毛のカットで滑らないようにする、高いところからジャンプをさせないようにする、など日常生活の環境を整えて発症しないように気を付けましょう。

豆柴ミックス一覧