vol.47:どんなに人間が色々やっても無理だったことが、兄弟が出来たことによって心がオープンになっていくのが分かりました。

飼い主さまプロフィール
頭数 | 6頭 |
---|---|
品種 | ミニチュアダックスフンド(推定13歳)、チワプー(5歳)、チワックス(4歳)、カニンヘンダックスフンド(4歳)、カニンヘンダックスフンド(11ヶ月)、カニンヘンダックスフンド(8ヶ月) |
多頭飼い歴 | 5年 |
目次
―まず、2頭目以降を迎えようと思ったきっかけを教えてください。
最初のダックスちゃんを長男が土手で保護しました。翌日動物病院にて健康診断をしてもらった結果、お腹に大きな縫い後があり、傷跡が去勢手術での大きさではありえない大きさだから、詳しく調べなければわからないが病気での手術後か資格のない人がお腹を開いた可能性が大きいと説明を受けました。警察にも届を出しましたが、保護した場所は悪質なブリーダーがもう産めない犬を捨てる場所と説明されて。迷い犬の張り紙を周辺に貼りましたが、まったく連絡は来なくて、警察の方から警察で保護するのも1週間までで、その後は保健所にいき殺処分になる可能性があると‥。
その話を聞き家族会議で我が家で飼い主が見つかるまで面倒を見てあげようということになりました。それから1ヶ月経っても飼い主が見つからず、私達は情もわき、更に最初に言われた「見つからなければ殺処分」という言葉が頭をよぎり、まずは1頭目のダックスちゃんを家族として迎える決心をしました。


―実際に2頭目以降を迎えてみていかがでしたか
我が家にとってはとても良かったです。心を閉ざしていた保護した1番目のワンちゃんが2匹目を迎えたことにより、2番目の子が部屋を走り回ったり鳴いたりご飯を美味しそうに食べてる姿を見て、少しずつ表に出てくるようになりました。さらには一緒に遊んだり、下の子が音に反応して鳴くと、一緒に鳴くようになりました。また、母性が働いたのかトイレを教えたり添い寝してあげたり、普段は遠目で見ていても、2番目が危ないことをしそうになると近くに行って止める仕草をしたり‥
どんなに人間が色々やっても無理だったことが兄弟が出来たことによって心がオープンになっていくのが分かりました。 その後3番目から6番目と増えていくのですが、どのワンちゃんも教えてもいないのに1番目をお母さんのように慕っています。


―ずばり、一番皆さんが気になる点だと思うのですが、先住ペットとの相性はどうでしたか。
我が家は、ダックス系が好きな犬種なので2番目以外はダックス系ですが、後から迎えた兄弟全てに最初のワンちゃんの優しさが伝わっているのか、どの子も喧嘩もせず、皆んな順番にお迎えした下の子の面倒を見てくれているので本当の兄弟のようです。