犬を飼うと1年間かかる費用

ペットと暮らす 2023.05.12

目次

  1. 犬を飼うのに必要な年間費用
  2. 初期にかかる費用
  3. 月々の費用(維持費用)
  4. 年間で必ず発生する費用(予防関連費用)
  5. その他(臨時費用や季節費用)
  6. まとめ

犬を飼うのに必要な年間費用

ペットを飼い始めるには意外とお金がかかるものです。

コストとしては主に、ペットをお迎えする際にかかる「初期費用」と、お迎え後も毎月発生する「維持費用」、そして年間で必ず発生する「予防関連費用」、また突発的に発生する「臨時費用」が含まれます。

初期にかかる費用

まずはペットをお迎えする際に発生する費用です。

ペット購入代金

ペットの種類や、お迎えする方法によっても多少差はありますが、20万円-30万円程度は費用が掛かります。また、珍しいカラーの犬種や両親が受賞歴があるなど、その血統によってはさらに高額になり、50万円以上という子も珍しくありません。

用品代

サークルやワンちゃん用のベッドのほか、フードのお皿やトイレケージ、トイレシートなど、生活を始めるうえで様々な生活用具が必要になります。平均して5万円程度は用品代として必要になるとお考え下さい。

月々の費用(維持費用)

以下が、ワンちゃんを飼い始めてから毎月必要となる費用の一覧です。

小型犬の場合は年間最低でも10~50万円程度は発生します。ペッツファーストでお取り扱いがあるのは小型犬が多いので、以下は小型犬のみの例となっておりますが、成犬時に体重が20kgを超えるような大型犬の場合は、当然体が大きい分、フード代や医療費にしても毎月の出費は多くなります。

フード代:4,000円-10,000円程度

フードと言っても正直言って、ピンからキリまであります。比較的安価で購入できるものから、1kgあたり5,000円以上という超高級ラインナップまで多岐に渡ります。

原料にこだわり国産素材のみを使用していたり、防腐剤や添加物を使用しないヒューマングレードを謳うフードの場合は、当然高級になる傾向があります。様々な種類があるので、愛犬の犬種やライフステージ、好みに応じて試してみてはいかがでしょうか。

オヤツ代:1,000円程度

しつけの中でおやつを使うことも多いと思いますので、フード同様いつもストックしておく必要があります。金額については、フード同様300円程度で購入できるものから、1袋で2,000円以上のものまで様々です。

おもちゃ:1,000円-2,000円程度

飼い主さまとのコミュニケーションや、運動量確保のためにも、おもちゃは必要になります。一つ一つの単価はそれほど高くはありませんが、口にくわえてガジガジするタイプのおもちゃは消耗品ですので、毎月補充する必要があります。

トリミング代金:5,000円-9,000円程度

犬種によりますが、定期的なトリミングが必要となる子が多いです。チワワやポメラニアンなどのダブルコートの犬種の場合は、夏場のみサマーカットで過ごさせることも多いかもしれませんが、マルチーズやヨークシャーテリア、トイプードルなどは、シングルコートで抜け毛が少ない分、どんどん伸び続けてしまうため、おおよそ月に1度のトリミングに通うこととなります。

ケガや病気などの治療費:4,000円程度

大きな病気はしなくとも、元気がない、目が痛そうにしているなど、不安なことがあり動物病院に連れていく機会は発生すると思います。初診料や再診料は1,000円-2,000円程度であることが多いのですが、それに加えて処方代や検査代がかかることでさらに費用は高くなります。

ペット保険:500円-4,000円程度

保険料の平均支払額は、保険会社やその商品によって様々ですが、平均すると月額4,000円程度のことが多いようです。もちろん同じ保険商品であっても保障プランや内容によってもその負担額は異なります。

年間で必ず発生する費用(予防関連費用)

狂犬病:4,000円程度

ワンちゃんの場合は、狂犬病予防法により、毎年1回、狂犬病の予防注射を受けさせる義務があります。注射費用と接種済み票の発行手数料で、3,500円-4,000円程度の自治体が多いです。

ワクチン接種:10,000円程度

初年度は免疫力を高めるために3回の接種を、2年目以降は年に一度接種をさせることが一般的です。ワクチンの料金は動物病院によって様々ですが、2種混合で3,000円~5,000円程度、7種以上になると7,000円~10,000円程度です。

フィラリア予防薬:10,000円-25,000円程度

フィラリア予防薬には非常に多くの種類があり、その金額も非常に幅があります。錠剤タイプや皮膚に垂らして吸収させるスポットタイプは比較的安価ですが、おやつのように食べやすい形に成形したチュアブルタイプの場合は1錠2,000円以上のものもあります。

健康診断:10,000-20,000円

検査項目の種類やオプションを付けるか、などによってかなり幅があるのですが、血液検査などの項目を含む一般的な健康診断であれば、10,000円-20,000円程度のことが多いです。中齢期に差し掛かる6歳くらいまでは1年に一度、7歳以降は半年に一度を目安に健康診断を受けさせるようにしましょう。

その他(臨時費用や季節費用)

ペットホテル代金:5,000円~/1泊

仕事や旅行などで長期間家を空けなければならない状況の場合は、ペットホテルに預けることになると思います。ホテルには、24時間スタッフが常駐している場合もあれば、夜間は人が不在のホテルもあり、そのお部屋の大きさや種類なども様々です。サービス内容としては、食事の世話、トイレの掃除と取替え、散歩などが主となります。

ドッグランなど施設利用料:500円-1,500円/1回

ドッグランの料金相場は500円~1,500円となっています。また、料金は一律ではなく、土日祝日の料金差などに違いがみられます。

光熱費:4,000円-5,000円/夏、冬

ペットを飼うと、基本的に1月2月などの真冬と、6月下旬から-9月上旬までの真夏についてはエアコンをつけっぱなしにすることになります。部屋の広さにもよりますが、1ヵ月4,000円程度は増えるとお考え下さい。

まとめ

いかがでしたか。もちろん、品種や体の大きさ、健康状態によってもコストは大きく変わってきますので、この金額はあくまでも参考にしていただければと思いますが、どんなに健康で病気をしない子だとしても、1か月1万円は必ずかかりますし、その他の支出を加えると、年間にして10-30万円程度は何らかの形で費用が発生すると考えておいたほうが良さそうです。


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