「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.5:ネコちゃんのおなかケア
今月から、「いま」だからこそ知っていただきたいペットのウェルネスに役立つ情報を、毎月お届けしていきます。ぜひご覧ください。
(※当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)
目次
1. 意外と多い、夏場のおなかトラブル
8月は猛暑日が続きましたが、9月頃になると暑さが和らぐ日も出てきますね。朝晩の寒暖差も出てくる頃かと思います。こういった寒暖差があると、ペットの体は自律神経をフル稼働させ、体温を一定に保とうとします。その結果、体に疲れやストレスが溜まり、時にはおなかの不調を引き起こすこともあります。私たちも日々の生活やお仕事でストレスを感じた時におなかの調子を崩すことがあるかと思いますが、それと同じですね。
また、おなかには「腸内細菌」という無数の細菌が住み着いていて、食べ物の消化や吸収を助けて、いい便を出すために役立っています。腸内細菌は大きく「善玉菌(体にとっていい菌)」と「悪玉菌(体にとって悪い菌)」、そして「日和見菌(どちらの働きもする菌)」に分かれ、健康な状態であれば、これらのバランスは保たれています。
しかし、自律神経の不調により悪玉菌が増加してしまい、結果的におなかの不調を引き起こすことがあります。
2. おすすめ! おうちでできるおなかケア
これを予防するためには日頃からの「おなかのケア」が重要です。今回はおなかの健康を維持するための対策とおなかケアグッズについてご紹介します♪
2-1. 適度な運動
適度な運動をすることで胃腸の動きが活発化し、いい便を出すことにつながります。猫じゃらしで飼い主さまと一緒に遊ぶのもいいですね♪ネコちゃんの好奇心を刺激するボール付きのトンネルも中で遊んだり、ボールを猫パンチしたりいろいろな遊びができ、お部屋遊びにぴったりです。
2-2. 腸活
人間でも話題の腸活ですが、ネコちゃんにもおすすめです!乳酸菌などの体にとっていい働きをする菌を意識的に摂取することで、腸内環境をいい状態に保つことができ、おなかの健康を維持します。「イムノファースト for cat」は、ネコちゃんの健康を第一に考えたサプリメントで、乳酸菌はもちろんのこと、他にも免疫力のサポートをしてくれるような成分も配合しています。顆粒スティックなのでサッとご飯にもかけやすく、お薬が苦手なネコちゃんにもおすすめです。
また、「飲む点滴」ともいわれる「甘酒」は、オリゴ糖や食物繊維といった善玉菌の栄養分となってくれる成分が豊富なため、腸活に適しています。アルコール分を含む甘酒(酒粕が主原料のもの)はペットに与えてはいけませんが、無砂糖・無添加・ノンアルコールの米麹からできたペット専用の甘酒であれば、水分だけでなく栄養分の補給もできますのでおすすめです(※与えすぎにはご注意ください。また、基礎疾患等がある場合にはかかりつけの獣医師にご相談ください)。
3. おなかケアをして、元気に秋を迎えましょう
おなかの健康は全身の健康にも関わりますので、今のうちからおなかケアをしていきましょう♪「いつもより便がゆるい」「ご飯を食べない」など、おなかの調子が気になるなという場合には、かかりつけの動物病院さまか、お近くのペッツファースト動物病院へご相談くださいね。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
執筆
ペッツファースト所属獣医師 小野絢子日本大学生物資源科学部獣医学科卒業を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。
今回ご紹介したグッズ
ペッツファースト動物病院
ペットショップ併設の病院から高度医療機器を備えた高度医療センターまで、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県に展開。各医院が連携することで、総合病院のような幅広いサービスを提供しています。
- 代官山高度医療センター
- 自由が丘医院
- 吉祥寺医院
- 晴海医院
- 横浜元町医院
- 大阪医院
- 門真医院
- 神戸三宮医院