「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.15:ネコちゃんの冬場の乾燥対策

知識・お役立ち 2025.2.19

(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)

まだまだ寒さは続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
暖房器具でお部屋を暖める毎日かと思いますが、そんな時に気になるのが「乾燥」ですね。
実はこの時期、喉や鼻の粘膜の乾燥から風邪をひいてしまったり、皮膚の乾燥に悩んだりするネコちゃんが多くなります。

そこで今回は、ネコちゃんの冬場の乾燥対策についてお伝えします。

目次

  1. 乾燥対策~温湿度管理~
  2. 乾燥対策~皮膚の保湿~
  3. 寒さを乗り切って、気持ちよく春を迎えましょう!

1. 乾燥対策~温湿度管理~

 

冬場は空気の乾燥により、お部屋の湿度も低下します。ネコちゃんにとって適切な湿度はおよそ50%と言われていますので、加湿器を活用して湿度を保つようにしましょう。

ペッツファーストの各店舗では温湿度計を設置の上、1時間に1回、店内各所に置かれている温湿度計をチェックすることにより、適正な温湿度の管理を徹底しています。
ご自宅にお迎えしてからも、ネコちゃんがいるお部屋には温湿度計を設置して、こまめにチェックするようにしましょう。


2. 乾燥対策~皮膚の保湿~

ネコちゃんの場合、ネコちゃん自身で毛づくろいをすることから皮膚の乾燥は分かりづらいこともありますが、いつもよりフケが多い場合は乾燥が原因かもしれません。
地肌が乾燥している様子がある場合は、保湿剤をつけてマッサージしてあげましょう。

スプレータイプの保湿剤はシュッとされて驚いてしまうネコちゃんも多いかと思いますが、モイスチャームースのような泡タイプの製品は濃密泡が素早く浸透するので毎日のお手入れに最適です。
こちらは皮膚科獣医師もおすすめの製品です!

また、いつもはぷにぷにの肉球が乾燥から硬くなってしまうこともあります。
時にはひび割れから出血や感染症を引き起こすこともありますので、肉球クリームを使ってケアしてあげましょう。

天然成分100%の肉球ケアクリームであれば、ネコちゃんにも安心して使用することができます。

乾燥による皮膚のバリア機能の低下は、さらなる皮膚トラブルの原因になることもあります。
「皮膚に赤みやかゆみがある」「フケが多い」といった場合には何らかのトラブルが起きている可能性があります。

気になる症状がある場合には、かかりつけの動物病院さまか、お近くのペッツファースト動物病院へお気軽に足をお運びくださいね。


3. 寒さを乗り切って、気持ちよく春を迎えましょう!

 

まだまだ寒い日が続きますが、春はもうまもなく。
飼い主さまもネコちゃんも体調管理に気をつけて、寒い冬を元気に乗り切ってくださいね。

執筆

 
ペッツファースト所属獣医師 小野絢子
日本大学生物資源科学部獣医学科卒業を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。

今回ご紹介したグッズ

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