初心者に飼いやすい犬種は?大きさ別におすすめのワンちゃんや育て方を解説!

ペットと暮らす 2025.4.4

初心者に飼いやすい犬種は?大きさ別におすすめのワンちゃんや育て方を解説!

「初心者にも飼いやすいワンちゃんの特徴は?」
「初心者におすすめの犬種は?」
「飼うにあたっての注意点や育て方などを知りたい」

はじめてワンちゃんを飼う方には、このような疑問があるのではないでしょうか。初心者にはお手入れやしつけが簡単で、人懐っこい性格の犬種がおすすめです。

この記事では、初心者でも飼いやすい犬種を紹介します。ほかにも、育て方や注意点について触れています。

この記事を読むことで、自分に合う犬種を見つけられるでしょう。ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 初心者が飼いやすい犬種の特徴
  2. 初心者におすすめの小型犬
  3. 初心者におすすめの中型犬
  4. 初心者におすすめの大型犬
  5. ワンちゃんを育てる際の育て方・注意点
  6. 自分に適した飼いやすい犬種を見つけて大切な時間を築こう!

初心者が飼いやすい犬種の特徴

 初心者が飼いやすい犬種の特徴

初心者でも飼いやすい犬種の特徴は、3つあります。

  1. お手入れが簡単
  2. 人懐っこい
  3. しつけやすい・育てやすい

これからワンちゃんを迎える方は、これらの特徴を参考にしてみましょう。ここからは、それぞれの特徴について解説します。

特徴1. お手入れが簡単

初心者でも飼いやすいのは、お手入れが簡単なワンちゃんです。なかでも、以下のような特徴があるワンちゃんがおすすめです。

特徴 犬種
抜け毛が少ない トイプードル
ヨークシャーテリア
体臭が少ない トイプードル
チワワ
トリミングの頻度が少ない チワワ
フレンチブルドッグ
ウェルシュコーギーペンブローク
ビーグル

抜け毛が少なかったり、トリミングの頻度が少なかったりする犬種は、比較的手間がかかりません。体臭が少ない犬種はシャンプーの頻度が少なくて済むため、日々のお世話が楽になるでしょう。

特徴2. 人懐っこい

人懐っこいワンちゃんならコミュニケーションを楽しめるため、初心者の方でも飼いやすいでしょう。家庭内での穏やかな生活に適していて、子どもやほかのペットとも仲良く過ごせます。飼い主の言うこともよく聞いてくれるため、しつけやすいのもメリットです。

人懐っこい性格の犬種は、家族や同居犬以外のワンちゃんに対して友好的に接します。散歩やお出かけの際も無駄吠えが少なく、過ごしやすいでしょう。

特徴3. しつけやすい・育てやすい

初心者の方には、しつけやすい犬種がおすすめです。賢いワンちゃんはトイレトレーニングにあまり苦労しないため、初心者の方でも育てやすいでしょう。留守番もできるようになり、飼い主が好きな時間に出かけられます。

集中力がある犬種は、しつけや家族のルールを理解してくれます。物覚えがよいと噛み癖や吠え癖を直しやすいため、初心者でも安心です。

初心者におすすめの小型犬

 初心者におすすめの小型犬

初心者でも飼いやすい小型犬は、以下の通りです。

  • キャバリア
  • トイプードル
  • チワワ
  • ビションフリーゼ
  • ヨークシャーテリア

ここからは、それぞれの犬種について紹介します。

キャバリア

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 基本的に毎日
人懐っこさ 初対面の人・ほかのワンちゃんとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 吠えたり噛んだりすることが少ない
知能が高く、言葉をよく理解する

キャバリアは、垂れ耳と長い毛が特徴的な小型犬です。体高より体長が長めの胴長で、小型犬のなかでもやや大きいワンちゃんです。

ダブルコートで抜け毛が多いため、毎日ブラッシングをおこないましょう。毛並みが白いワンちゃんは涙やけが目立つため、定期的なケアが必要です。

キャバリアは、穏やかで愛情深い性格の小型犬です。人懐っこく、初対面の人やほかのワンちゃんとも仲良くできます。

頭のよい犬種で人の言葉をよく理解するため、しつけもしやすいでしょう。噛んだり吠えたりする攻撃性も少なく、初心者の方でも飼いやすい犬種です。

※お散歩や運動のワンポイント!

運動不足にならないよう、30分くらいの散歩を1日2回おこないましょう。遊びが好きな犬種なので、室内で遊んであげると喜びます。

トイプードル

毛の抜けやすさ 少ない
ブラッシングの頻度 基本的に毎日
人懐っこさ 初対面の人・ほかのワンちゃんとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 無駄吠えが少ない
知能が高く、言葉をよく理解する

トイプードルは、独特の巻き毛が特徴の小型犬です。カラーは多く、レッド、アプリコット、ブラック、ホワイト、ブラウンなど多彩です。

抜け毛が少なく、体臭はほとんどありません。ただし細かいカールが絡まりやすいため、定期的なブラッシングが必要です。毛も伸びやすいため、定期的にトリミングに連れて行きましょう。

フレンドリーな性格で、初対面の人とも仲良くできる犬種です。ほかのワンちゃんに対しても友好的なので、散歩やドッグランも楽しめるでしょう。

知能が高くしつけがしやすい上に、無駄吠えも少ないため、はじめてワンちゃんを迎える方にもおすすめです。

※お散歩や運動のワンポイント!

活発で遊ぶことが大好きで、アクティブなワンちゃんです。毎日の散歩に加え、ときどきお出かけすると喜びます。

トイプードルの一覧はこちら

チワワ

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 週1~2回
人懐っこさ 飼い主には愛情深く甘えん坊
しつけやすさ(育てやすさ) 知能が高く、言葉をよく理解する

チワワは大きな瞳と立ち耳が特徴的な小型犬です。理想体重は2.7kg以下で、小型犬のなかでも小さい犬種です。

チワワには長毛の「ロングコート」と短毛の「スムースコート」の2種類があります。いずれも、抜け毛は多いのが特徴です。週1~2回程度、ブラッシングをおこないましょう。

チワワは警戒心が強いため、成長すると吠えやすくなることがあります。ただ、知能が高く人の言葉をよく理解するため、しつけによって無駄吠えを減らすことは可能です。

※お散歩や運動のワンポイント!

運動量が多い犬種ではなく、毎日の散歩で十分です。限られたスペースでも運動不足になりにくいため、一人暮らしの方やマンションで暮らしている方にも向いています。

チワワの一覧はこちら

ビションフリーゼ

毛の抜けやすさ 少ない
ブラッシングの頻度 基本的に毎日
人懐っこさ フレンドリーで誰にでも愛嬌を振りまく
飼い主に対して甘えん坊
しつけやすさ(育てやすさ) 頭がよく従順

ビションフリーゼは、ふわふわの巻き毛と真っ白な被毛が特徴の小型犬です。カット次第でぬいぐるみのような外見になります。

ビションフリーゼの抜け毛は少ないものの、毛が絡まりやすいためブラッシングが必要です。ボリュームのある美しいスタイルを維持するには、月1回のトリミングが欠かせません。

明るくフレンドリーな性格で、飼い主以外の人にも愛嬌を振りまくほどです。ほかの動物や子どもとも仲良くできるため、ほかのペットを飼っていたり、子どもがいたりする家庭にも向いています。

また、ビションフリーゼは従順で賢く、トレーニングもよくこなします。人の言葉もよく理解できるため、初心者の方でもしつけしやすいでしょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

小型犬のなかでも、体力がある犬種です。運動不足になるとストレスが溜まるため、散歩を欠かさずおこないましょう。

ビションフリーゼの一覧はこちら

ヨークシャーテリア

毛の抜けやすさ 少ない
ブラッシングの頻度 基本的に毎日
人懐っこさ 飼い主に対して愛情深い
しつけやすさ(育てやすさ) 記憶力、学習能力が高い

ヨークシャーテリアは、細い直毛が特徴の小型犬です。体重は2〜3kgほどで、小型犬のなかでも小さい犬種です。

抜け毛は少ないものの、細い毛が絡まりやすいためブラッシングをおこないましょう。また、毛が伸びるため定期的なトリミングも必要です。

飼い主に対して愛情深い性格で、甘えん坊です。その一方で他人に対しては警戒心があり、吠えることもあります。無駄吠えを避けるには、子犬の頃から外の環境に慣れさせましょう。

ヨークシャーテリアは賢く、記憶力もよい犬種です。記憶力、学習能力も高いため、はじめてワンちゃんを飼う方でもしつけしやすいでしょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

好奇心旺盛な犬種ですが、運動量が多いわけではありません。20分程度の散歩を1日2回おこないましょう。

ヨークシャーテリアの一覧はこちら

初心者におすすめの中型犬

 初心者におすすめの中型犬

初心者でも飼いやすい中型犬は、以下の通りです。

  • フレンチブルドッグ
  • ウェルシュコーギーペンブローク
  • ビーグル

ここからは、それぞれの犬種について紹介します。

フレンチブルドッグ

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 週に1~2回程度
人懐っこさ 人懐っこく、ほかのワンちゃんとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 警戒心が低く無駄吠えは少ない

フレンチブルドッグは、大きな頭と立ち耳が特徴の中型犬です。筋肉質で、がっしりとしています。

フレンチブルドッグの毛は短いものの、抜け毛は多いのが特徴です。週に1~2回程度のブラッシングをおこないましょう。また、顔のしわに汚れが溜まりやすいため、丁寧にふき取ってあげるなどのケアが必要です。

穏やかで人懐っこい性格で、子どもからお年寄りまで幅広く仲良くできます。適応力が高いため、はじめての方でも飼いやすいでしょう。

フレンチブルドッグは警戒心が低いため、無駄吠えが少ない犬種です。マンション暮らしの方にも適しています。

※お散歩や運動のワンポイント!

活発な性格ですが、股関節に負担がかかりやすいことから激しい運動は必要ありません。適度な散歩をおこないましょう。

ウェルシュコーギーペンブローク

毛の抜けやすさ 換毛期は多い
ブラッシングの頻度 週に1~2回程度
人懐っこさ 初対面の人やほかのワンちゃんをとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 賢く指示を理解しやすい

ウェルシュコーギーペンブロークは短い足に長い胴、大きな立ち耳が特徴的な中型犬です。エネルギッシュで、筋肉質な体つきをしています。

ダブルコートで、換毛期は抜け毛が多いのが特徴です。週に1~2回程度のブラッシングをおこないましょう。

社交的な性格で、初対面の人やほかのワンちゃんとも仲良くできます。散歩やドッグランに連れて行っても困らないでしょう。

ウェルシュコーギーペンブロークは賢いため、飼い主の指示を理解します。子犬のうちからしつけをすれば、成犬になって苦労することは少ないでしょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

エネルギッシュな性格で必要な運動量が多く、運動不足になると太りがちな犬種です。そのため、毎日の散歩は欠かさずにおこないましょう。

ビーグル

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 定期的に必要
人懐っこさ ほかのワンちゃんとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 明るく朗らかで協調性がある

ビーグルは、大きな垂れ耳と短い被毛が特徴です。中型犬のなかでは比較的小さく、筋肉質でがっしりとした体格をしています。

ビーグルは短毛ですが、抜け毛が多いのが特徴です。定期的にブラッシングをおこないましょう。

明るく朗らかで、協調性がある犬種です。ほかのワンちゃんとも仲良くできるため、散歩やドッグランで困ることは少ないでしょう。

ビーグルは狩りをしていた習性から大きな声で鳴きます。頑固な一面もあるため、子犬の頃からしつけをしっかりおこないましょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

スタミナがあるため、運動不足になるとストレスが溜まります。30分程度の散歩を1日2回おこないましょう。

初心者におすすめの大型犬

 初心者におすすめの大型犬

初心者でも飼いやすい大型犬は、以下の通りです。

  • ゴールデンレトリーバー
  • ラブラドールレトリーバー
  • シベリアンハスキー

初心者でも飼いやすい大型犬は複数存在しますが、小型犬や中型犬と比較すると、どうしても運動量が多くなりがちな点には注意しましょう。ここからは、それぞれの犬種について解説します。

ゴールデンレトリーバー

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 2~3日に1回(換毛期は毎日)
人懐っこさ ほかの人やワンちゃんとも仲良くできる
しつけやすさ(育てやすさ) 賢く従順

ゴールデンレトリーバーは、垂れ耳でアーモンド型の目が特徴の大型犬です。体長が体高よりやや長く、バランスが取れています。

ダブルコートで抜け毛が多いため、ブラッシングが必要です。また、月に一度シャンプーしてあげましょう。

社交的な性格で、家族以外の人やほかのワンちゃんとも仲良くできます。寂しがりやなところがあるため、留守番のトレーニングが必要です。ただし、賢く従順で、トレーニングが好きな犬種なので、初心者の方でも比較的しつけやすいでしょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

活発で体力がある犬種なので、朝晩それぞれ1時間程度の散歩をしましょう。それでも足りない場合は、ボール遊びやロープの引っ張り合いなども入れると喜びます。

ラブラドールレトリーバー

毛の抜けやすさ 多い
ブラッシングの頻度 基本的に毎日
人懐っこさ 家族に愛情深く、ほかの人やワンちゃんにもフレンドリー
しつけやすさ(育てやすさ) 知性が高く順応性がある

ラブラドールレトリーバーは垂れ耳と太くて力強いしっぽが特徴の大型犬です。がっしりとした筋肉質な体型をしています。

ラブラドールは短毛ですが、ダブルコートのため抜け毛が多いのが特徴です。そのため、こまめにブラッシングをしてあげましょう。

性格に関しては、穏やかで家族に対して愛情深いです。他人やほかのワンちゃんに対してもフレンドリーに接します。

ラブラドールレトリーバーは知性があり、順応性が高い犬種です。状況を見て判断できるため、はじめてワンちゃんを飼う方でもしつけやすいでしょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

体力があって活動的なので、朝晩それぞれ1時間程度の散歩が必要です。物足りない場合は、フライングディスクやボール遊び、引っ張り遊びを取り入れましょう。

シベリアンハスキー

毛の抜けやすさ 多い(換毛期は特に多い)
ブラッシングの頻度 週に2~3回
人懐っこさ ほかの人やワンちゃんにもフレンドリー
しつけやすさ(育てやすさ) 難しいが、焦らず信頼関係、主従関係を築く

シベリアンハスキーは、立耳が特徴でオオカミのような外見の大型犬です。寒冷地にルーツがあるため、ふさふさした毛並みをしています。

抜け毛が多く、換毛期はかなり毛が抜けます。定期的にブラッシングしてあげましょう。

社会性が高く、家族以外の人に対してもフレンドリーです。ほかの動物とも仲良くできるため、ペットがいる家庭にも向いています。

判断力に優れている半面、自分で考えて行動することからしつけは簡単ではありません。焦らずに、飼い主との信頼関係や主従関係を築くようにしましょう。

※お散歩や運動のワンポイント!

体が大きく体力もあるため、運動量は多い犬種です。1日1~2時間程度の散歩をおこないましょう。

ワンちゃんを育てる際の育て方・注意点

 ワンちゃんを育てる際の育て方・注意点

ワンちゃんを育てる際のポイントは、3つあります。

  1. ストレスを取り除いた環境を作る
  2. しっかり褒めて伸ばす
  3. 愛情を注いで信頼関係を築く

ここからは、それぞれのポイントについて解説します。

ポイント1.ストレスを取り除いた環境を作る

ワンちゃんが快適に過ごせるよう、ストレスのない環境作りが大切です。ストレスがないと飼い主に対して素直で、しつけがしやすいワンちゃんになります。

運動不足にならないよう、毎日散歩に出かけましょう。特に、多くの運動量を必要とする犬種は、1日1~2時間程度の散歩が必要です。室内で過ごす時間も、一緒に遊んだりブラッシングしてあげたりなど、スキンシップを大切にすると不安や緊張が和らぎます。

ポイント2.しっかり褒めて伸ばす

しつけの際は、褒めることを意識しましょう。ワンちゃんは飼い主から褒められることを喜び、よい行動を繰り返そうとします。

また、ワンちゃんに自信がつき、しつけが身につきやすくなります。

ポイント3.愛情を注いで信頼関係を築く

愛情を注いで信頼関係を築くことで、ワンちゃんが安心して暮らせます。愛情によってワンちゃんは守られていると感じ、安心感を得られるからです。家が安全な場所だと認識すると、穏やかな性格に育つでしょう。

反対に、雑に接したり驚かせたりすることが多いと、ワンちゃんに不安を与え、問題行動が増えます。ワンちゃんの性格や習性を理解し、愛を持って育てることが大切です。

自分に適した飼いやすい犬種を見つけて大切な時間を築こう!

 自分に適した飼いやすい犬種を見つけて大切な時間を築こう!

ワンちゃんを飼うことは、長い時間を共にするパートナーを迎えることです。そのため、自分のライフスタイルに合う犬種を選ぶことが大切です。初心者でも飼いやすいワンちゃんの特徴としては、お手入れが簡単で、人懐っこく、しつけやすいことが挙げられます。

お手入れが簡単な犬種は、抜け毛やトリミングの頻度が少なく、日々の負担を軽減できます。忙しい方には、体臭が少ない犬種も室内飼いに適しているためおすすめです。

人懐っこい犬種は家族や来客とも打ち解けやすく、飼い主とのコミュニケーションを楽しめます。友好的で穏やかな性格のワンちゃんは、子どもやほかのペットとも仲良くなりやすいでしょう。

賢く従順な犬種はトイレトレーニングや留守番をスムーズに覚えます。また、落ち着きがあり集中力の高い犬種はしつけがしやすくなります。

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