ワンちゃんのノミ・ダニ対策:「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.26

(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)
全国で梅雨明けし、夏が本格的に始まりましたね。
今のように暑い時期はノミやダニの活動が活発となります。今年に入って、マダニを介した重症熱性血小板減少症候群(SFTS)のペットや人への感染もニュースになりました。
ノミやダニによる寄生は吸血された部位の炎症やかゆみ、その他の感染症など引き起こすだけでなく、中には飼い主さまにも感染する病気を媒介することもあります。
そこで今回は、「いま」の時期に知ってほしいワンちゃんのノミ・ダニ予防とその対策グッズについてお伝えします。
目次
1. ワンちゃんに寄生するノミ・ダニについて

ノミやダニは種類によってペットや人へ寄生する外部寄生虫です。
ノミの感染ピークは梅雨の時期から夏にかけてですが、室内の温度が13度を超えていれば冬でも十分に活動できます。
また、ダニの中でもマダニは春から秋にかけて活動が活発化します。以前は暖かい時期のみ、ノミ・ダニの予防をされていた方もいらっしゃるかと思いますが、年々温暖化が進んでおり、1年通しての予防が現在は推奨されています。
2. 中でも注意したい「マダニ」
マダニは肉眼でも確認することのできる大きめのダニの仲間です。
森林のみならず、都市部の公園や河原などにも生息し、散歩中のペットや人に寄生、吸血するチャンスを狙っています。ワンちゃんでは目や鼻先の周り、耳先などに寄生しやすく、吸血するとマダニ自体がかなり大きくなるため、「ごみがついていると思ったらマダニだった」ということもあります。
皮膚への影響のみならず、人にも感染しうる病気をマダニが媒介する可能性もありますので注意が必要です。
マダニの寄生によって生じるリスクについてはこちらの記事もご覧ください。
3. 予防法は?
予防にはまず、定期的なノミ・ダニ予防薬の使用を徹底しましょう。
そして、ノミやダニの活動が活発な時期は草むらへ入るのはなるべく避け、帰宅した際にはワンちゃんの全身をチェックして、ノミやダニの寄生がないか確認しましょう。
万が一、ノミやダニの寄生を確認した場合には、慌てずに動物病院で処置してもらうようにしましょう。かかりつけの動物病院さまやお近くのペッツファースト動物病院にもご相談くださいね。
ここから、ワンちゃんにおすすめのノミ・ダニ対策グッズを紹介します。
ノミ・ダニ予防薬と一緒に使用して、しっかり予防しましょう。
TICKLESS PET【超音波ノミダニガード:使い切り電池タイプ】
1シーズンの間、充電不要でつけっぱなしにできる超音波ノミ・ダニガードです。360°超音波を放出するため、範囲内のノミ・ダニは方向感覚が狂い、吸血対象の位置を特定することができなくなります。キーリング式のため、首輪やハーネスのほかに、カバンや靴につけての使用も可能です。
ペディペディ ハーブ 防虫・虫除けスプレー 200ml
農薬成分を一切含まず、ペットがなめても、子供が抱きついても安心!ダニ・ノミを防ぎます。天然ハーブのチカラで「ダニ」や「ノミ」を防止。天然ハーブ100%だから、お肌の弱いペットはもちろん、一緒に生活するオーナーにもとっても優しい製品です。
4. おわりに

予防対策をしっかりとして、ノミ・ダニからワンちゃんと飼い主さまの健康を守りましょう。
暑い日が続きますので、熱中症にも十分お気を付けてお過ごしください。
今回は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。
執筆

日本大学生物資源科学部獣医学科卒業を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。