冬に注意したいワンちゃんの水分不足:「いま」知ってほしい!ペットのウェルネスコラムvol.34

知識・お役立ち 2025.12.15

(※本記事は、当社がお送りしているメールマガジン「『いま』知ってほしい!ペットのウェルネスコラム」を一部編集して掲載しています)

朝晩の冷え込みが増し、落ち葉の香りやカサカサ音にワンちゃんもワクワクする季節になりましたね。
そんな今の時期に注意したいのが「水分不足」。
寒さが増す季節は、ワンちゃんの飲水量が減りやすく、膀胱炎や尿路結石のリスクが高まります。

そこで今回は、ワンちゃんの健康管理にぴったりな「便利な給水器」と、楽しみながらしっかり水分をとれる「水分補給おやつ」をご紹介します。
本格的な冬に向けて、ワンちゃんの“うるおい習慣”を、今日から始めてみませんか?

目次

  1. ワンちゃんの飲水量
  2. 飲水量を量ってみよう!
  3. かくれ脱水に要注意
  4. ワンちゃんの水分補給におすすめのおやつ
  5. おわりに

1. ワンちゃんの飲水量

 ワンちゃんの水分不足

ワンちゃんが1日に飲む水の量は食事や運動量などによって個体差がありますが、一般に体重1㎏あたり40~60mlと言われています。
おおよそ、体重1kgあたり50ml前後と考えるとわかりやすいです。

例:5kgのワンちゃん → 約250ml(500mlペットボトルの半分ほど)


2. 飲水量を量ってみよう!

ワンちゃんが普段どのくらいお水を飲んでいるか把握されていますか?
健康な状態の飲水量を知っておくことは、体調変化に気づく大切なポイントになります。

目盛り付きの給水器なら、飲んだ量が一目でわかり、日々の健康管理にとても便利です。

〈使いやすいと好評です♪〉ウォーターノズルボトル付き給水器(犬用)

飲み口が1カ所のシングルタイプ。ワンタッチ操作で付け外しができ、水の交換が簡単です。飲んだ量が一目で分かります。


お皿で飲むワンちゃんは、以下の方法でおおまかな飲水量を確認できます。

  1. 最初にお皿に入れた水の量を量る
  2. 1日の終わりに、残っている量を量る
  3. 初めの量 − 残量 = その日の飲水量

※ごはんやおやつにも水分が含まれるため、あくまで目安としてご活用ください。


3. かくれ脱水に要注意

ワンちゃんの体の60~70%は水でできています。
飲水量が減ると見た目ではわからない「かくれ脱水」が起こり、腎臓への負担や便秘の原因になることもあります。

また、食事の変化・ストレス・お薬の影響など、飲水量はさまざまな要因で変化します。

「最近、お水を飲む量が少ない気がする」「逆に多すぎる?」と感じた場合は、かかりつけの動物病院さまか、お近くのペッツファースト動物病院にご相談ください。


4. ワンちゃんの水分補給におすすめのおやつ

〈ごはん感覚の水分補給〉Gelletta(ジュレッタ) アソート4種(チキン・かつお・ヤギミルク・レッド)

ペット栄養管理士が開発した手作りゼリーの素です。
いつものドライフードに追加したり、おやつとして与えることで水分補給が期待できます。


5. おわりに

 ワンちゃんの水分不足

寒さが増す季節は、ペットも人も体調を崩しやすくなります。
ワンちゃんも飼い主さまも、こまめに水分補給をしながら元気にお過ごしください♪

最後までお読みいただきありがとうございました!


執筆

ペッツファースト所属獣医師 小野絢子 ペッツファースト所属獣医師 小野絢子

日本大学生物資源科学部獣医学科を卒業。子犬・子猫の健康診断やワクチン接種、ペットショップへの往診業務の経験から、すべてのペットと飼い主さまがより幸せに、そして健康に過ごすことができるような情報発信を行なっています。