ネコちゃんの留守番は何日まで?ストレスを減らす環境づくりと注意点
「ネコちゃんは何日留守番できるの?」
「仕事で12時間も家を空けるけど大丈夫?」
「ネコちゃんをケージに入れっぱなしにするのは可哀想?」
ネコちゃんを飼っている方のなかには、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。健康な成猫の場合、1泊2日を目安に留守番が可能です。
この記事では、ネコちゃんの留守番について解説します。また、留守番中のトラブルを防ぐ安全対策についても触れています。
最後まで読めば、愛猫がどれくらい留守番できるかを判断し、外出の計画を立てられるでしょう。ぜひ参考にしてください。
目次
- ネコちゃんの留守番は何日までできる?
- ネコちゃんが快適に留守番するための環境づくり
- 留守番中のトラブルを防ぐ安全対策
- 留守番中のネコちゃんの寂しさを和らげる工夫とアフターケア
- 2泊以上の旅行ならペットホテルやシッターを検討する
- 留守番の際はネコちゃんが安全に過ごせるよう準備しよう
ネコちゃんの留守番は何日までできる?
ネコちゃんがどれくらいの時間留守番できるかは、健康状態や年齢によって異なります。ここでは、健康な成猫の場合と、子猫や高齢猫の場合について解説します。
健康な成猫は1泊2日が目安
健康な成猫であれば、12時間は問題なく留守番できると考えられています。
トイレや食事などの環境を整えれば、1泊2日までの留守番も可能です。しかし、これ以上の期間になると、ネコちゃんにとってストレスや不安につながる可能性があります。
また、ネコちゃんの性格や健康状態によっては、長時間の留守番は避けることをおすすめします。たとえば、分離不安の強いネコちゃんや持病のあるネコちゃんは、体調やストレス面の配慮が必要なため、留守番の時間を短めに設定すると安心です。
健康な成猫でも、初めての留守番は短時間にとどめ、徐々に慣れてもらいましょう。
子猫や高齢猫は長時間の留守番を避ける
生後6カ月未満の子猫は、長時間の留守番には適していません。子猫の時期は一度に食べられる量が少なく、1日に数回分けて食事する必要があるためです。次の食事までの時間が長くなると低血糖に陥る可能性があり、ネコちゃんの命にかかわります。
生後6〜8カ月を過ぎると、1泊2日の留守番が可能になります。ただし、留守番デビューでいきなり長時間の留守番をさせるのではなく、1〜3時間程度を目安に徐々に慣らしていきましょう。
また、すべての子がお留守番に向いているわけではありません。愛猫の性格や普段の様子、体調などをふまえ、無理のない範囲で留守番させるかどうかを検討するとよいでしょう。
高齢のネコちゃんも、長時間の留守番は避けることをおすすめします。留守番中に体調を崩し、異変に気付かないまま手遅れになる可能性があるためです。体調が不安定な場合や特別なケアが必要な場合は、ペットシッターや信頼できる人に預けるといった対応も考慮してみてください。
ネコちゃんが快適に留守番するための環境づくり
ネコちゃんに留守番させる際は、快適に過ごせるよう以下のポイントを意識しましょう。
- 夏や冬はエアコンで適切な室温を保つ
- 部屋の電気は時間帯に合わせて調節する
- 新鮮な水とごはんを十分に用意する
- 清潔なトイレを複数設置して粗相を防ぐ
- 状況・性格に合わせてケージに入れてあげる
ここからは、それぞれのポイントについて解説します。
夏や冬はエアコンで適切な室温を保つ
夏や冬など、季節に合わせてエアコンで適切な室温を保つようにしましょう。ネコちゃんにとって快適な室温の目安は25℃です。
室温が高いと熱中症の恐れがあり、室温が低いと風邪を引いたりお腹の調子が悪くなったりする恐れがあります。エアコンを使えば室温が一定になり、熱中症や低体温のリスクを軽減できます。
特に、子猫や高齢猫は成猫に比べて体温調節が苦手なため、より注意が必要です。
部屋の電気は時間帯に合わせて調節する
室内の電気は、時間帯に合わせて調節するようにしましょう。
ネコちゃんは夜行性の動物であるため、暗い環境でも問題なく過ごせます。その性質から、留守番中に部屋を明るくしておく必要はありません。時間の流れがわかるように、昼は明るく、夜は暗くするほうがよいでしょう。
新鮮な水とごはんを十分に用意する
長時間留守番させる場合は、新鮮な水とごはんの用意が必要です。
水は複数の器に分けて設置しましょう。ネコちゃんが器をひっくり返しても、ほかの器から飲めます。常に新鮮な水を供給できるよう、自動給水器を使用するのも工夫のひとつです。
ウェットフードは傷みやすいため、留守番中のフードはできればドライフードにしましょう。食べ過ぎや食べ忘れが気になる場合は、自動給餌器の使用がおすすめです。タイマーをセットすれば、決まった時間に適量を与えられます。
清潔なトイレを複数設置して失敗を防ぐ
出かける前に清潔なトイレを複数設置しておくと、失敗を防ぎやすくなります。
ネコちゃんはきれい好きなので、トイレが汚れていると使わずに、別の場所を選んでしまうことがあります。外出前には、忘れずにトイレを掃除してあげましょう。
トイレの数は、ネコちゃんの頭数プラス1個が理想的です。複数のトイレがあれば、ひとつが汚れていても使える場所があり、ネコちゃんが我慢せずに済むようになります。
状況・性格に合わせてケージに入れてあげる
留守番に慣れていない子猫の場合は、ケージに入れてあげるのがおすすめです。室内フリーにすると、いたずらしたり事故につながったりするリスクがあるためです。
また、狭い場所にいるのが落ち着く子など、性格に合わせてケージに入れてあげると、留守番中のストレスを軽減できます。
普段から室内で自由に過ごしているネコちゃんはフリーのほうがストレスを軽減できますが、誤飲の可能性があるものなどは片づけておきましょう。詳しくは次の章で解説します。
留守番中のトラブルを防ぐ安全対策
留守番中のトラブルを防ぐため、以下の5つの対策を取りましょう。
- 誤飲・ケガ・中毒の原因となるものを片付ける
- 事故防止のため入ってはいけない部屋を制限する
- 家具やコードへのイタズラを防止する
- 脱走防止のために戸締まりを徹底する
- 見守りカメラで外出先から様子を確認する
ここでは、それぞれの対策を解説します。
対策1. 誤飲・ケガ・中毒の原因となるものを片付ける
誤飲の危険があるものは、ネコちゃんが触れない場所に片付けておきましょう。
たとえば、ビニール袋や紐、輪ゴムなどが該当します。特に、紐のついたおもちゃは、ネコちゃんが遊んでいるうちに誤って飲み込む可能性があるため、注意が必要です。
また、室内に観葉植物を置いている場合、留守番のときは片付けておきましょう。ユリ科の植物やアロエなど、一部の植物はネコちゃんにとって有毒です。
対策2. 事故防止のため入ってはいけない部屋を制限する
入ってはいけない部屋のドアはしっかりと閉め、ネコちゃんが誤って入るのを防ぎましょう。必要に応じて鍵をかけ、鍵がない場合はドアノブストッパーを使うと開けられなくなります。
キッチンや洗面所など、ネコちゃんにとって危険な場所にはペット用ゲートを設置すると安心です。また、お風呂場は床が滑りやすいため、転倒してケガをするリスクがあります。ドアを閉めるか、浴槽の水は抜くようにしましょう。
対策3. 家具やコードへのイタズラを防止する
電気コードはネコちゃんが噛んだり引っ張ったりする恐れがあるため、カバーをつけると安心です。ネコちゃんがいたずらして感電したり、コードを破損させたりする事故を防止できます。
家具や壁へのいたずらを防ぐには、保護シートが便利です。ネコちゃんが爪を立てたり噛んだりしても、大きな損傷を防げます。
また、ネコちゃんが興味を持ちそうなものは、あらかじめ片づけておきましょう。
対策4. 脱走防止のために戸締まりを徹底する
外出の際は、すべての窓とドアがしっかりと閉まっているか確認し、戸締りを徹底しましょう。ネコちゃんは小さな隙間を見つけると、脱走してしまうことがあります。特に窓や網戸など、ネコちゃんが脱走しやすい場所には注意が必要です。
網戸ストッパーや防犯ロックを取り付けると、ネコちゃんが簡単に開けられなくなります。
対策5. 見守りカメラで外出先から様子を確認する
見守りカメラを設置すると、外出先からスマートフォンやタブレットでネコちゃんの様子をリアルタイムで確認できます。ネコちゃんが何をしているのか把握でき、普段の様子がわかることで、万が一変化があったときに早めに気付いて対応しやすくなるでしょう。
一部のカメラにはスピーカーが内蔵されています。外出先からネコちゃんに声をかけることで、ネコちゃんの不安を和らげる助けになる場合もあります。
留守番中のネコちゃんの寂しさを和らげる工夫とアフターケア
留守番時間が長くなると、ネコちゃんが寂しい思いをしていないか心配になる方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、留守番中の過ごし方を工夫してあげることで、不安や退屈を感じにくい環境を整えることができます。また、帰宅直後は十分にスキンシップをとって、留守番による寂しさを和らげてあげましょう。
ここでは、留守番中のネコちゃんの寂しさを和らげる工夫とアフターケアについて解説します。
ひとり遊びできる安全なおもちゃを用意する
ネコちゃんが留守番中に寂しさを感じないように、ひとり遊びができる安全なおもちゃを用意しましょう。おもちゃは誤飲の危険がないサイズで、ネコちゃんが噛んでも安全な素材でつくられているものが適しています。
たとえば、フェルト素材のボールやけりぐるみなどは、ネコちゃんが遊びやすいおもちゃです。静音性も高いため、室内での使用に適しています。
電池や磁石が入っているおもちゃは避けましょう。誤飲のリスクがあるため、ひとり遊び用には向きません。
帰宅直後は十分にスキンシップをとる
帰宅後は、ネコちゃんが満足するまでおもちゃを使って遊んであげましょう。
普段クールなネコちゃんでも、長時間留守番するとかまって欲しいと感じる子もいます。一緒に遊んであげるとネコちゃんはストレスを発散でき、飼い主との絆も深まります。
遊ぶだけでなく、スキンシップを通じて、ネコちゃんに愛情を伝えることも大切です。優しく声をかけながら撫でたり抱っこしたりすることで、ネコちゃんは安心感を得られます。
2泊以上の旅行ならペットホテルやシッターを検討する
健康なネコちゃんでも、2泊以上留守番させるのはおすすめできません。数日家を空ける場合は、ペットシッターにお世話を依頼するか、ペットホテルに預けることも選択肢として考えておきましょう。
ここでは、それぞれの特徴について解説します。
環境を変えたくないならペットシッター
環境の変化に敏感なネコちゃんの場合は、ペットシッターにお世話を依頼しましょう。住み慣れた環境で過ごせるため、ネコちゃんもいつも通り過ごせます。
ペットシッターには、ごはんやトイレなど、最低限必要なお世話を依頼するのが一般的です。サービス内容によっては、ブラッシングや遊びの時間をとってくれる場合もあります。
安心と安全を最優先するならペットホテル
ペットホテルによっては、動物の専門知識を持つスタッフが在籍しており、急な体調変化にも迅速に対応できる体制が整っている場合があり、安心です。また、食事や清潔なトイレが用意されており、ネコちゃんがリラックスして過ごせる環境が整っています。
なかには、1日ごとにレポートを作成してくれるペットホテルもあります。どのように過ごしていたか、ごはんはどれくらい食べたかなどがわかるため、離れていても愛猫の様子を把握できるでしょう。
留守番の際はネコちゃんが安全に過ごせるよう準備しよう
健康な成猫の場合は、12時間~1泊2日を目安に留守番ができます。ただし、成猫でも初めて留守番する子や、お迎えしたばかりの子など、状況に応じて留守番時間を考える必要があります。
生後6カ月未満の子猫や持病があるネコちゃん、高齢猫の場合は長時間の留守番は適していません。体調を崩し、異変に気付かないまま手遅れになる恐れもあります。
留守番させる際はネコちゃんが快適に過ごせるよう、ごはんと水を用意しましょう。自動給餌器や自動給水器を用いると、与えすぎや与え忘れを防止できます。
留守番中の事故やケガを避けるため、誤飲の恐れがあるものは片付けましょう。また、ネコちゃんは小さい隙間から脱走しようとするため、戸締りも徹底する必要があります。
普段はクールなネコちゃんでも、留守番で寂しい思いをするとかまって欲しくなるケースもあります。帰宅後はたっぷりと遊んで、スキンシップを取ってネコちゃんとの絆を強めましょう。

