好奇心は無限大でとても元気 世界一小さな猫 「シンガプーラ」

猫の種類・生態 2023.04.28

原産国 シンガポール
成猫時
目安体重
2.0kg-3.0kg
被毛タイプ 短毛種

カラー

セピアアグーティ

シンガプーラの毛色は「セピアアグーティ」1色のみです

目次

  1. シンガプーラの起源
  2. シンガプーラの特徴
  3. シンガプーラの性格
  4. シンガプーラの飼いやすさ
  5. シンガプーラの寿命と気を付けたい病気

シンガプーラの起源

シンガプーラはその名の通り1970年代にシンガポールで発見された猫種です。猫好きのメドゥ夫婦によってアメリカに持ち込まれ、その後広く伝わりました。純血種のなかで最も小型な猫であることで知られており「小さな妖精」とも言われています。

シンガプーラの特徴

成長しても3kg程度と非常にコンパクトですが、筋肉質で、しっかりとした体つきをしています。大きく立ち上がった耳としっかりとアイラインが入った目元(アーモンドアイ)も特徴です。短い被毛は柔らかく、シルクのようになめらかな肌触りをしています。カラーは模様によっていくつかのバリエーションがありますが、毛色はセピアアグーティ1種類のみです。

シンガプーラの性格

小さな体からは想像がつかないほど、好奇心は無限大でとても元気です。なにより飼い主さんが大好きで、優しく甘えん坊な性格をしています。好奇心旺盛な反面、警戒心も強く、飼い主さん以外にはなかなか慣れず人見知りな面もあります。飼い主さんの膝の上に乗ったり抱っこを好んだりと、まるでワンちゃんのような一面もあります。

シンガプーラの飼いやすさ

運動量は多いので、毎日10分などと時間を決めて、しっかりと遊んであげる必要があります。好奇心旺盛で活発ですが、鳴き声も小さく、ほとんど鳴かないので、マンション等の集合住宅でも飼いやすいでしょう。シングルコートのため抜け毛は比較的少ないのですが、それでも換毛期にはしっかりと毛が生え変わります。週に3回程度はラバーブラシを使って被毛のケアをしてあげましょう。

シンガプーラの寿命と気を付けたい病気

シンガプーラの平均寿命は12歳~15歳と言われており、平均的であるといえます。基本的には丈夫な品種であるといわれていますが、遺伝的にビルビン酸キナーゼ欠乏症の好発品種であることが知られています。加齢とは無関係に、2歳くらいから発症する疾患のため、定期的に動物病院を受診することで健康維持、早期発見に努めましょう。また、湿度が高い国の出身ということもあり、寒さや乾燥に弱い傾向があります。乾燥による皮膚トラブルも多いため、普段のお手入れの際には毛の下に隠れている皮膚の状態をよく観察し、脱毛や出血がないかしっかりと確認しましょう。


シンガプーラ一覧