小さな体と潤んだ瞳が人気の理由 世界一小さな犬種「スムースコートチワワ」

犬の種類・生態 2023.04.18

原産国 メキシコ
成犬時
目安体重
1.5kg-3.0kg
被毛タイプ ダブルコート

人気のカラー6種

ブラックタン

チョコタン

ブルータン

トライ

クリーム

クリームホワイト

目次

  1. スムースコートチワワの起源
  2. スムースコートチワワの特徴
  3. スムースコートチワワの性格
  4. スムースコートチワワの飼いやすさ
  5. スムースコートチワワの寿命と気を付けたい病気

スムースコートチワワの起源

原産国はメキシコといわれています。9世紀頃には既に「テチチ」と呼ばれるチワワの原種が生息しており、マヤ文明の遺跡などで遺骨が発掘されています。一時、テチチは絶滅したと考えられていましたが、1850年に発見されアメリカに持ち帰られました。その後、ミニチュアピンシャーなど小型のスパニエル系との交配を経て、現在のような小さなサイズに固定化されました。発見された土地にちなみ「チワワ」と名付けられました。チワワの原型は被毛が短いタイプの「スムースコートチワワ」であり、ロングコートタイプはその後パピヨンやポメラニアンなどの長毛種と掛け合わせるなかで生まれた姿です。

スムースコートチワワの特徴

光沢のある柔らかい短毛でスッキリとした印象のスムースチワワ。世界で一番小さな犬として有名で、サイズとその性格から老若男女どの世代からも高い人気を誇っています。また、通称アップルヘッド(頭のてっぺんが丸くて、中央が隆起した形のこと)と呼ばれる頭の形が特徴ですが、これは脳が発達したことが原因だといわれており、知能指数が高い理由ともなっています。小さいながら、人間の言葉をよく理解するなど、非常に頭が良いです。また、カラーが最も多い犬種としても知られており、バリエーションがとっても豊富です。ベースの色が同じでも細かい色の入り方によって全く印象も異なるので、オンリーワンの子を見つけることができるでしょう。

スムースコートチワワの性格

見かけによらず気が強く、とても活発な性格をしています。といっても勇敢で怖いもの知らず、というわけではなく、実はとっても怖がり。本当は怖い癖に、外では頑張って強がっているというような子が多く、それもまた可愛さの一つです。飼い主さんのことが大好きで、実はとっても甘えん坊。ロングタイプに比べて、見知らぬ人に対しては非常に警戒心が強いとも言われており、侵入者や他の犬に対しては攻撃的な態度を示すなど小さいながら番犬として優秀です。

スムースコートチワワの飼いやすさ

小柄な身体でそれほど多くの運動量を必要としないため、一人暮らしの方や集合住宅の方でも飼いやすいといわれています。良く吠える印象を持たれがちですが、非常に賢いためきちんとしつけを行うことで無駄吠えは防止することができます。被毛は短いですが、ダブルコート(二層構造の被毛タイプ)のため抜け毛は多いです。週1~2回を目安にラバーブラシなどを用いてブラッシングをしてあげましょう。

スムースコートチワワの寿命と気を付けたい病気

チワワの平均寿命は11歳~15歳と言われており、小型犬としては平均的な寿命といえます。また、小型犬のため、関節が弱い子が多く、通称パテラと呼ばれる膝の骨がずれてしまう病気になりやすい傾向があります。そのほか、気管虚脱という気管が変形してしまい呼吸が出来なくなる病気も多くみられます。遺伝が影響していると考えられており、明確な予防法はわかっていないのですが、お散歩中はリードを引っ張らないことや、首回りを圧迫しないように肥満にさせないようにするなど、小さなころから気を付けましょう。


スムースコートチワワ一覧