胴長短足の愛嬌ある見た目と明るくフレンドリーな性格を持つ「ウェルシュコーギーペンブローク」

犬の種類・生態 2023.04.18

原産国 イギリス
成犬時
目安体重
9.0kg-12.0kg
被毛タイプ ダブルコート

代表的なカラー3種

レッドホワイト

セーブルホワイト

ブラックタンホワイト

目次

  1. ウェルシュコーギーペンブロークの起源
  2. ウェルシュコーギーペンブロークの特徴
  3. ウェルシュコーギーペンブロークの性格
  4. ウェルシュコーギーペンブロークの飼いやすさ
  5. ウェルシュコーギーペンブロークの寿命と気を付けたい病気

ウェルシュコーギーペンブロークの起源

ウェルシュコーギー・ペンブロークの起源は非常に古く、12世紀までさかのぼることができます。始まりは1101年にチャネル諸島の職人がイギリス、ウェールズに連れてきた胴長短足の犬であるといわれています。その後ベンブローク地方で繁栄し、牧羊犬として活躍していたことから、この名前が付けられました。その後、スピッツなどとの犬種と交配もされましたが、ヘンリー2世のペットとなることでむやみな交配が制限され現在の形に近づいていったといわれています。古くからイギリス王室に愛されており、エリザベス女王の愛犬としても有名です。

ウェルシュコーギーペンブロークの特徴

短い足に長い胴が特徴のコーギー。ぷりぷりとしたお尻とニコニコと口角があがった陽気な表情がなんとも可愛らしく非常に人気があります。コーギーにはペンブローク種とカーディガン種の2種類がいますが、日本で見かけるコーギーはほとんどがペンブロークです。カーディガン種に比べて身体が小さく、尾が短く、耳の先端が尖っているという点がペンブローク種の特徴です。被毛色として認められているのは「レッド」、「白いマーキング付きサーブル」、「白いマーキング付きフォーン」、「レッド混じりのトライカラー」、「ブラック混じりのトライカラー」の5色があります。

ウェルシュコーギーペンブロークの性格

とにかく明るく活発、元気いっぱいな性格をしています。好奇心旺盛で遊ぶことが大好きなので、目をキラキラ輝かせて、常に楽しいことや面白いことを探しています。社交的でフレンドリーな性格なので、ドッグランやお散歩などで初めて会う人やほかの犬とも仲よくできますよ。もともと牧羊犬として活躍していたこともあり、とても頭が良い一方で、飼い主さんのしつけの方針が変わったり矛盾があると、その内容に疑問をもって従わないなど、自我が強い一面もあります。

ウェルシュコーギーペンブロークの飼いやすさ

飼い主さんに忠実な性格で、人間の言葉をよく理解するため、小さなころからきちんとしつけを行っていれば、成犬になって苦労することはありません。筋肉質でがっちりとした体つきをしており、太りやすいという特徴があるので、食事管理のほか、運動不足にならないよう、散歩をはじめ十分な運動をさせる環境を整えましょう。エネルギッシュでかなりの運動量を必要とするため、散歩は毎日連れていくことが理想です。ダブルコート(二層構造の被毛タイプ)のため抜け毛は多く、日ごろのケアは必要です。週1~2回を目安にブラッシングをしてあげましょう。

ウェルシュコーギーペンブロークの寿命と気を付けたい病気

ウェルシュコーギー・ペンブロークの平均寿命は12歳~14歳と言われており、平均的な寿命であるといえます。胴長短足の体型から、椎間板ヘルニアや股関節形成不全など骨格の病気を発症しやすいといわれています。遺伝的素因が関係していると考えられており、予防することは難しいですが、もともと太りやすい体質ということもあり、まずは食事や運動を管理することで肥満にならないよう体重管理することが重要です。


ウェルシュコーギーベンブローク一覧