vol.17:多頭飼育をして、改めて相性はすぐにはわからないと思いました(笑)

多頭飼い先輩に聞いてみた! 2023.06.16

飼い主さまプロフィール

頭数 2頭
品種 カニヘンダックスフンド1歳、チワックス9カ月
多頭飼い歴 4カ月

目次

  1. 多頭飼いをしようとしたきっかけ
  2. 多頭飼いで苦労したこと
  3. 多頭飼いになってよかったこと
  4. 先住犬との相性は?
  5. これから多頭飼いをするみなさんへ一言アドバイス

―まず、2頭目以降を迎えようと思ったきっかけを教えてください。

先住犬がお留守番中に寂しくないように、一緒に遊べるように、ということでお迎えしました!先住犬のすもも1頭のときは分離不安までいかないものの、お留守番中はさみしい思いをしていたと思います。玄関で寂しそうに出社を見送られる毎日で、それが気がかりでした。

―実際に2頭目以降を迎えてみてどうでしたか。

お互いに良い影響を受けています!すももはものすごく小食なうえに、ごはんに集中できない子でしたが、後輩ワンコのつくしが物凄い勢いでもりもり食べるのに触発されて、今では適量をちゃんと食べきります。

また、つくしはお散歩デビュー時1歩も歩けませんでしたが、すももが気にかけてくれたおかげで今はお散歩大好きです。私がすももを𠮟ったときなども、つくしがすももの前に立って、おろおろしながら「怒らないで~」と私にアピールしてきたのを見て感動しました笑 2頭の間で関係構築ができている証拠だと思いました…!

―多頭飼いになって大変だったことは何でしょうか。

やはり2頭を慣れさせることでしょうか…迎えてすぐの会わせ方や遊ばせ方には苦労しました。

我が家の場合は先住犬が友好的なので、一緒に遊ぼうアピールしすぎて後住犬を起こしたり追いかけ回したりして、なんだこいつって目で見られてました…

多頭飼育をして、改めて相性はすぐわからないと思いました。すももは比較的優しい性格でフレンドリーな子ですが、先住犬としてのプライドはしっかりあったみたいです。つくしが気が強いので、最初は喧嘩ばかりで大変でした。我が家の場合は、ノーズワークをさせたり、お散歩に行ったり、2頭で一緒に楽しいことをさせるうちに仲良くなってきました!

―多頭飼いになってよかったことは何でしょうか。

やはりお留守番の際に一人ぼっちの不安を減らせた点でしょうか。

以前は玄関で寂しそうな表情をしていたのに、つくしが来てからは「どうぞどうぞ、いってらっしゃい」くらいのテンションになりました…本当に兄弟のような存在になってくれて、毎日ワンプロしています。

―多頭飼いでのごはんをあげる時の工夫、しつけ、悩みなどはありますか。

基本的にベッドやおもちゃのお下がりはせずに、それぞれのものを準備してあげるようにしています。お下がりをすると先住犬がしょぼんとします…あと、ごはんやおやつを盗られるとお互いを嫌いになりやすいとどこかで見かけたので、2頭が落ち着いて食べられるようにサークルを活用してます!

―ずばり、一番皆さんが気になる点だと思うのですが、先住犬との相性はどうでしたか。

時々喧嘩していますが、夜は寄り添ったりして、上手に付き合ってるなと思います。

お互い力加減や叱られる限度を覚えて、二人のルールの中で遊んでいるみたいです。ワンプロも上手になりました。ただ、膝の上争奪戦はどちらも譲れないみたいです。笑

仲良くなるまでどれくらいの時間がかかりましたか?

仲良く…というより上手に接するようになれたのが一緒に暮らし始めて3カ月くらいです。人間と同じで、大親友になれる子もいれば、折り合いをつけて接する子もいると思います。我が家は後者です。笑

―多頭飼いを検討している方、悩んでいる方へ一言アドバイスをお願いします

ワンちゃんネコちゃん同士の関係はその子たちが自分たちで築くものだと思うので、怪我したり一方的にいじめられたりしない限りは、見守ってあげることが大事だと思います。多頭飼いはお家も賑やかになりますし、後住ペットが先住ペットの新たな一面を引き出してくれますよ。

編集後記

『仲良しというよりは折り合いをつけて接するようになった』という言葉は非常にリアルだなと感じました。
もちろんべったり仲良し、を理想とする方も多いでしょうが、もともと群れで生活するワンちゃん同士、互いに居心地が良い距離感や関係性を築いていくということが何より大切なことかもしれません。

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