毛が抜けない・抜け毛が少ないワンちゃん特集。初心者におすすめの犬種もご紹介

特集 2023.05.10

毛が抜けない・抜け毛が少ないワンちゃん特集

目次

  1. はじめに:抜け毛が少ないワンちゃんを選ぶメリット
  2. 毛が抜けやすい?抜けにくい?ワンちゃんの被毛の種類と特徴
  3. 初心者にもおすすめ。抜け毛が少ない犬種6選
  4. 抜け毛が少ない犬種のケア方法
  5. まとめ:抜け毛が少ない犬種の選び方とケア

はじめに:抜け毛が少ないワンちゃんを選ぶメリット

毛が抜けないワンちゃんや抜け毛が少ないワンちゃんを飼うことには、いくつかのメリットがあります。

例えば、抜け毛が少ないワンちゃんの方が、抜け毛が多いワンちゃんに比べ、掃除機のフィルターがいっぱいになる頻度は低くなり、お掃除の時間が短くなる場合があります。そのほかに、家具や衣類に付く抜け毛の量も少なくなるため、外出するときなどに抜け毛を取る時間も短縮されます。

さらには、アレルギー反応を引き起こす可能性も低くなるため、アレルギー体質の方でも比較的安心して飼育できる可能性が高くなります。

こういったメリットがあることで知られている毛が抜けない・抜け毛が少ないワンちゃんについて、この記事では紹介していきます。

毛が抜けやすい?抜けにくい?ワンちゃんの被毛の種類と特徴

ワンちゃんの被毛は大きくシングルコートとダブルコートの2つのタイプに分類されます。この被毛タイプによって、抜け毛の量や頻度、必要なケアが異なってきます。それぞれの特徴、メリット・デメリットは次の通りです。

シングルコートの特徴

シングルコートは、その名の通り一層の毛で構成される被毛タイプです。通常、毛が細く柔らかい特徴があり、季節による抜け毛の変化が少ないのが特徴です(換毛期がない)。このタイプの被毛を持つ犬種は、一般的に「毛が抜けない犬」や「抜け毛が少ない犬」として知られています。このシングルコートの特徴と、そのメリット・デメリットについては次の通りです。

シングルコートのメリットとデメリット

シングルコートのメリットは、抜け毛が少ないため室内の清掃が楽になることです。また、アレルギー反応を引き起こす可能性も低くなります。一方、デメリットとしては、毛が絡まりやすく、定期的なグルーミングが必要になることです。また、体温調節機能が比較的弱いため、寒暖の差が激しい環境では注意が必要になってきます。

ダブルコートの特徴

ダブルコートは、外側の硬い毛(オーバーコート)と内側の柔らかい毛(アンダーコート)の二層で構成される被毛タイプです。このタイプの被毛を持つ犬種は、一般的に「毛が抜けやすい犬」として知られています。季節による抜け毛の変化が大きく、特に「換毛期」には大量の毛が抜けます。

ダブルコートのメリットとデメリット

ダブルコートのメリットは、体温調節機能に優れていて、寒暖の差が激しい環境でも適応しやすいということが挙げられます。一方、デメリットとしては、抜け毛が多いため、室内の清掃が大変になることが挙げられます。また、アレルギー反応を引き起こす可能性も高くなります。

抜け毛が少ない犬種6選

初心者にもおすすめ。抜け毛が少ない犬種6選

トイプードル

トイプードルは明るく活発で遊ぶことが大好きです。小型犬No.1といわれるほど知能が高く、とてもしつけがしやすい犬種です。サイズやカラーが豊富でいろいろなおしゃれが楽しめることでも知られています。

被毛はシングルコートに分類され、抜け毛や体臭も少ないので服や家の中が毛まみれになることは少なく、初心者向きといわれています。また、さまざまなカットが楽しめるので、テディーベアのようなカットをしてお散歩やお出かけを楽しまれている飼い主さまが多くいらっしゃいます。

トイプードル一覧

ヨークシャーテリア

愛称は「ヨーキー」。宝石のような美しい被毛を持つ、最も小さなテリアです。被毛はシングルコートに分類され、毛が抜けにくく、賢い性格のため、初めての方でも飼いやすい犬種です。子犬のころから2歳になるまでに7回ほど毛の色が変わります。

性格は甘えん坊気質と聡明さを持ち合わせていて、非常に頭が良い犬種です。家族が大好きで飼い主さまに全力の愛情を傾けてくれます。

ヨークシャーテリア一覧

マルチーズ

マルチーズは細くてつやのある被毛、クルクルとした丸い目が特徴です。性格も素直で甘えん坊な子が多く、飼い主さまに対して従順な性格をしています。飼い主さまのことが大好きな一方で、ちょっぴり寂しがり屋なので、できるだけ一緒にいる時間を作ってあげられる方に向いているでしょう。

被毛はシングルコートに分類され、抜け毛や体臭は少なく、初心者にも飼いやすいといわれてます。

マルチーズ一覧

マルプー

ミックス犬の中でも特に人気が高い小型犬です。マルチーズとトイプードルが両親なので、それぞれの親からたくさんの魅力を受け継いでいます。

マルプーはふわふわとした被毛が特徴的ですが、両親のシングルコートを受け継いでいるため、比較的抜け毛が少なく、家中が毛だらけになるということはありません。一方で、毛の伸びるスピードが速いので、頻繁にトリミングが必要になります。

マルプー一覧

ミニチュアシュナウザー

もじゃもじゃとしたお爺さんの口髭のような飾り毛が特徴です。被毛はダブルコートに分類されますが、毛は抜けにくい犬種です。

性格は明るく活発で、非常に活動的。小柄な身体でエネルギッシュに走り回ります。もともと狩猟犬であったこともあり、非常に頭が良く従順な犬としても知られています。誰よりも飼い主さまが一番であり、家族が大好きです。

ミニチュアシュナウザー一覧

シーズー

シーズーはおっとりした性格の子が多く、愛嬌ある表情が昔から人気の犬種です。マズル(鼻先)が短く、ほえ声は響きにくいといわれています。甘え上手で社交的な性格のため、誰とでも仲良くできます。マイペースさも持ち合わせており、さっきまで楽しそうに遊んでいたのに自分が飽きると急にそっぽを向く、というような気まぐれさも見られますが、それもシーズーの可愛さのひとつです。

被毛はダブルコートに分類されますが、抜け毛が少ないので、室内で飼育してもそこまで毛が気になることはありません。

シーズー一覧

抜け毛が少ない犬種のケア方法

抜け毛が少ない犬種であっても、ケアが必要ないというわけではありません。健康的な被毛と皮膚を維持していくためには、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、抜け毛が少ない犬種のケアにおいて特に重要な3つの要素として、グルーミング、ブラッシング、そして適切な栄養について詳しく解説します。

定期的なグルーミングの重要性

抜け毛が少ない犬種でも、定期的なグルーミングは欠かせません。毛が絡まりやすい特性があるため、週に2~3回のブラッシングを行うことで、被毛の健康を保ち、毛玉の形成を防ぐことができます。また、定期的なトリミングも必要です。これにより、被毛の長さを適切に保ち、皮膚の健康状態を確認することができます。

適切なブラッシング方法

抜け毛が少ない犬種のブラッシングは、毛の根元から毛先に向かって優しく行います。スリッカーブラシやピンブラシを使用し、毛が絡まっている部分は丁寧にほぐしていきます。特に耳の後ろや脇の下、お腹周りなど、毛が絡まりやすい箇所に注意を払いましょう。ブラッシング後は、静電気防止スプレーを使用すると良いでしょう。

栄養バランスの取れた食事

健康な被毛を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。良質なタンパク質や必須脂肪酸(オメガ3、オメガ6)を含む食事を心がけましょう。また、ビタミンEやビオチンなどのサプリメントを与えることで、被毛の健康維持に役立ちます。水分補給も忘れずに行い、皮膚の乾燥を防ぎましょう。

まとめ:抜け毛が少ない犬種の選び方とケア

毛が抜けない犬や抜け毛が少ない犬種を選ぶ際は、自身のライフスタイルや環境に合わせて選択することが大切です。シングルコートの犬種は一般的に抜け毛が少ないですが、定期的なグルーミングが必要になります。一方、ダブルコートの犬種でも、適切なケアを行うことで抜け毛を最小限に抑えることができます。

どの犬種を選んだ場合でも、定期的なグルーミング、適切なブラッシング、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。これらのケアを通じて、愛犬の被毛の健康を維持し、快適な生活環境を作ることができます。毛が抜けない犬や抜け毛が少ない犬との生活は、お掃除の手間が減り、より多くの時間を愛犬との触れ合いに使えるという大きなメリットがあります。適切なケアと愛情を持って接することで、愛犬との素晴らしい時間を過ごしていきましょう。

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