愛犬の褒め方

ペットと暮らす 2023.06.27

目次

  1. はじめに
  2. 愛犬を褒めるときに重要なポイント
  3. 褒めるときのNG行為
  4. さいごに

1. はじめに

おすわりやおトイレなど、一度学習してしまえばあたりまえになることでも、できたら褒めてあげる、ということは非常に大切です。ペットにとっては飼い主さまに褒められること、飼い主さまが喜んでくれることがこの上ない幸せなことなのです。

常日頃から褒めてあげること、優しい言葉をたくさんかけてあげることでペットの情緒の安定にもつながり、ひいては健康にもつながります。ペットをほめることで愛犬、愛猫とより良い関係を築いていきましょう。

2. 愛犬を褒めるときに重要なポイント

何度も褒める

ワンちゃんは褒められることが大好きです。「偉いね」「頑張ったね」「いい子だね」と一言ではなく、しつこいくらいに何度でも繰り返して褒めてあげましょう。

食事や遊びについてもそうですが、ペットはその時間よりも回数に満足する傾向があることが分かっています。 一度だけではなく、何度も繰り返して褒めてあげてください。

たくさん褒められることで、ワンちゃんは飼い主さまに褒められたときにしていた「しぐさ」や「行動」を繰り返すようになります。どうしたら褒められるかを覚え、それに合った行動をするようになるのです。これが人間でも言われるように、たくさん褒めると良い子に育つ、と言われるゆえんです。

声のトーンは高めで、叱るときとはトーンを分ける

愛犬を褒めるときは、普段叱るときとは声のトーンを変えて褒めてあげましょう。

ワンちゃん自身が甘えたいときや嬉しい時には高い声で鳴くことが多いので、私たち人間も同じように少し高めのトーンで声をかけることが望ましいです。

褒め言葉について、ワンちゃん自身はそれらの言葉が持つ意味を理解しているわけではありません。ただ、その声のトーンと飼い主さまの表情、様子から「褒められている」と理解しています。できるだけ「誉め言葉」が伝わるように普段より優しく高めな声で声をかけてあげてください。

できるだけすぐ、その場で褒める

褒めるタイミングも重要です。ワンちゃんが好ましい行動をとった時には、その場ですぐに褒めてあげましょう。

手が離せないからと言って、「ちょっと待ってね…」と言って少し時間が経過した後に褒めても、ワンちゃんは自分のどの行動に対して褒められたのか、理解できません。愛犬がまたその行動をしよう、という意欲に繋げるためには、できるだけすぐにその行動に対して褒めてあげることが重要です。

3. 褒めるときのNG行為

大声はNG

ワンちゃんは私たち人間よりもはるかに耳が良いため、あまりに大きな声ではワンちゃんがびっくりしてしまいます。オーバーリアクションで褒めてあげるのはOKですが、大声を張り上げるのはやめましょう。声のボリュームはいつもより少しだけ大きめくらいで構いません。

ワシャワシャ撫では苦手な子も

ワンちゃんをほめるときに、両手で顔をワシャワシャする方もおおくいるのですが、この行為自体は苦手とするワンちゃんも多いです。

飼い主さまが喜んでいるみたいだけど、急に顔回りを触ってきてなんだろうと少々困惑している様子も多く見られます。もちろん、その子によって性格は異なりますので、撫でられることが苦手だったり、特に顔回りや体を旧に触られることはいくら大好きな飼い主さまだとしてもストレスが溜まってしまう可能性があるということを覚えておいてください。

4. さいごに

いかがでしたか。ワンちゃんも人間も同様に、素敵な言葉をたくさん浴びて育った子は、幸福度が高く優しい子に育ちます。

ワンちゃんは人間のように複雑な言葉や言葉自体の意味は理解することができませんが、今褒められている、ということはきちんと理解しています。 愛犬をたくさん褒めることで、ペットと良い関係を築いていきましょう。


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