今回はお迎え初日の過ごし方

特集 2023.11.23

目次

  1. はじめに
  2. まずはケージの中で休ませる
  3. ケージ内の環境整備
  4. 食事と睡眠がお迎え初日の最重要ミッション

1. はじめに

さて、今回はお迎え初日の過ごし方についてお伝えいたします。

まだまだ小さい子犬・子猫はとってもかわいいですが、非常にデリケートです。お家に着いたら、すぐに抱っこしてあげたいと思うかもしれませんが、そこはぐっと我慢。まずはケージの中で落ち着けるように見守るようにします。

ケージの中には、柔らかなベッドとトイレ、新鮮なお水を用意してあげてください。寒かったり暑かったりするようなら温度管理も忘れずに。おおよそ、20~25℃の範囲で調整しましょう。

ケージの中で落ち着くようなら、ご家族もはしゃぎすぎず、静かにして休ませるようにしましょう。

ケージの中で落ち着かないようなら、飼い主さまが床に座って、膝の上に乗せてみてもよいでしょう。抱っこすることで落ち着く子もいます。

子犬・子猫は、初めて知らないお家にやってきて、とっても疲れています。まずは寝かせる事を大切にしましょう。

2. まずはケージの中で休ませる

まずはケージの中に入れて落ち着かせます。

子犬・子猫のうちは室内をフリーにすることなく、基本的にはケージ内で暮らしてもらうため、まずはケージに慣れてもらうことが重要です。

ケージ内には、毛布やクッションなどを敷いてあげるようにしましょう。固い床面に直接体を横にすることは、身体に負担がかかります。

子犬・子猫がより安心して眠れるように工夫してあげてください。

3. ケージ内の環境整備をしよう

ケージ内にはトイレを置きます。食事や睡眠の場所とトイレが近すぎると、嫌がってトイレをしたがらない子も多いので、少し離しておいてあげるようにしましょう。

もちろん食事(フードやおやつ)についてもケージ内で与えます。ケージ内で食べさせることで、ケージ内を好きな場所にしてもらいます。まずは外からフードボウルを見せて「ごはんだよ」と声をかけましょう。そうしてそっとケージの中にご飯を入れて扉を閉めます。

4. 睡眠と食事が初日の最重要ミッション

子犬・子猫をお迎えして、一番優先すべきは、しっかりゴハンを食べさせることときちんと寝かせることです。

環境の変化で緊張し、ストレスを抱えている子犬・子猫は、このどちらか一方でもかけてしまうと、一気に体調を崩してしまいます。

まずは生命の維持に必要な食事と睡眠を最優先で行いましょう。しつけやトイレトレーニングは数日後からの開始でも問題ありません。

特に子犬・子猫の急激な体の成長を支えるための栄養素をしっかり摂取することが大切です。

ワンちゃんについては、ほとんどの子は食欲があり、すぐにがつがつと食いつく子が大半でしょう。

ネコちゃんの場合は食べムラがあったり、数時間をかけてご飯を食べきる子もいます。お店で同様のご案内を受けている場合は、もともと食が細い子だと思いますので、時間がかかってもしっかり食べているようならば大丈夫です。

そうはいっても、もし子犬・子猫がゴハンを用意しても一切食べず、半日も何も口にしないようなら、すぐに動物病院に相談してください。子犬・子猫はゴハンを食べなければすぐに低血糖になり、場合によっては命に関わります。

また、小さなうちは消化機能が十分に発達していません。ゴハンはお湯でふやかしたものを与えます。もしお皿から食べないという場合は、サークル内を諦めて、飼い主さまの手で与えてもらっても構いません。 また、子犬・子猫は胃がまだ小さいため、1日の給与量を、3回~5回程度に分け与えるようにします。

給与量は、犬種、体重、月齢によって変わりますし、個体差もあります。ショップのスタッフに相談するなどして、適正な給与量を把握するようにしましょう。

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