身体のサイズが小さなネコちゃん特集

特集 2023.12.1

目次

  1. はじめに
  2. 体が小さなネコちゃんの魅力
  3. 体が小さいことでの注意点も
  4. 体のサイズが小さい猫種TOP4

はじめに

ペットといえばなんとなくワンちゃんを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、近年ネコちゃんをお迎えする方も増えています。数年前には、新たにペットとして迎えられた頭数を、犬の数より猫の数が上回ったほどです。

仕事も慣れてきたし、時間もお金も少し自由が利くようになった。いよいよ念願だったネコちゃんをお迎えしよう!と考えた時に、皆さんどのように品種を選びますか?

見た目の好みが決め手であったり、もともとお気に入りの品種が決まっている方も多いでしょうが、そのほかにも運動量や性格、成長時の大きさなどもきちんと考慮の上で大切な家族を選ばなければなりません。

今回は、ペッツファーストで取り扱いがある、身体が小さなネコちゃんについてご紹介します。なお、本記事では成猫時の体重が2~4kg程度の品種を「体のサイズが小さな猫種」として紹介します。

体が小さなネコちゃんの魅力

初めてペットを飼う方や、集合住宅にお住まいの方からすると、やはり体のサイズが小さいとなんとなくお迎えのハードルも低く感じられるのではないでしょうか。

何といっても一番の魅力は、集合住宅やワンルームマンションでも飼いやすいという点です。大きくならないということは、そこまで広い空間を必要としないということになります。ワンルームマンションなどにお住まいで、居住スペースが限られている場合も、猫ちゃん自身がそれほど部屋の広さにストレスを感じずに済むと考えられます。

また、体重が軽い分、夜中に大運動会をした際の足音や騒音にもそこまで気をとがらせる必要が少ないといえます。鳴き声の大きさもしかりです。体が大きいほうが当然鳴き声も大きくなることから、集合住宅でペットと暮らす方にとっては、大きなポイントになるでしょう。

加えて、体重が軽い分、病院などへも移動がしやすいというメリットもあります。

体が小さいことでの注意点も

これまでの内容を見ると、身体が小さなネコちゃんをお迎えすることは、飼い主側、つまり人間側からするとよいことだらけのように思えてしまいますが、身体が小さいからこそ気を付けなければならないことがあるという点はきちんとご認識ください。

まず、体重が少ない分、身体が大きな猫種よりも体調を崩したときに悪化するスピードは早いです。一度や二度の下痢や嘔吐ですぐに体重がダウンしてしまいますし、そのまま続くようならばあっという間に脱水症状に陥りかねません。

そのほか、生活空間にも注意が必要です。体が小さいことから狭い場所に入り込みやすく、ケガのリスクがあるほか、どこに入り込んだか分からなくなってしまい、家中大捜索なんてこともあります。

加えて、小柄ということは骨格も繊細であるということです。激しい運動や高いところからのジャンプなどにより、関節に異常を引き起こすこともあります。

また、ご飯の量や体重管理が難しいという点も挙げられます。小型猫の中には食べることが大好きな子が多く、太りやすい傾向があるといわれています。少しぽっちゃりしている程度は、飼い主からするととても可愛らしいのですが、体が小さい分、少しの体重増加は関節を大幅に圧迫します。適切な食事量と運動量を確保することで、体重管理に努めることが大切です。

体のサイズが小さい猫種TOP4

マンチカン

成猫時の体重は、3.0kg-4.0kg。何と言っても足の短さが特徴です。胴長短足な見た目をしています。マンチカンというと短足な子を思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は足の短いマンチカンは全体の2割ほどしかいない貴重な存在です。

足が短いことからジャンプ力も低いので、小さなキャットタワーでも十分!なき声も小さく、集合住宅向きとも言われています。

マンチカン一覧

ミヌエット

成猫時の体重は、男の子が3.0kg-4.0kg、女の子が2.5kg-3.5kg。少しぺちゃッとつぶれた愛嬌のある外見と、短い足でトコトコ歩く姿が何とも可愛らしく非常に人気があります。

ペルシャの穏やかさとマンチカンの好奇心旺盛さをバランスよく引き継いでいます。基本的には人見知りすることもほとんどないので、初めて会う人にでも慣れてくれます。

ミヌエット一覧

シンガプーラ

成猫時の体重は、2.0kg-3.0kg。成長しても3kg程度と非常にコンパクトですが、筋肉質で、しっかりとした体つきをしています。大きく立ち上がった耳としっかりとアイラインが入った目元(アーモンドアイ)も特徴です。

なにより飼い主さんが大好きで、優しく甘えん坊な性格をしています。好奇心旺盛な反面、警戒心も強く、飼い主さん以外にはなかなか慣れず人見知りな面もあります。

シンガプーラ一覧

ラムキン

成猫時の体重は、1.8kg-4.0kg。体は小さいですが、筋肉質でがっちりとした体型をしています。柔らかな巻き毛と少しペチャっとした顔つきが特徴で、短い足でトコトコと歩く姿がとっても可愛いらしいです。

遊ぶことは大好きで活発ですが、基本的に温厚な性格をしており飼い主さんのことが大好き。撫でられたり抱っこされたりなどのスキンシップも好む子が多いです。甘えん坊な反面、寂しがりやな一面もあります。

ラムキン一覧