【ペット初心者必見】ネコちゃんをお迎えするまでに揃えておくべき必須アイテム9点

お迎え準備 2023.12.14

目次

  1. はじめに
  2. お迎え時には揃えておこう!必須アイテム9点

はじめに

ネコちゃんを飼うために、必要なものは何でしょうか。今までネコちゃんを飼ったことがない方であれば、全くイメージがつかず、何から準備をすればよいのか分からないことも多いのではないでしょうか。

以下では、ネコちゃんを飼うために必ず必要なアイテムを合計9点紹介します。

お迎え時には揃えておこう!必須アイテム9点

1. ケージ

ネコちゃんにとってのケージとは、一番落ち着く自分のお部屋です。

お留守番時に過ごしたり、眠るとき、休憩時に過ごしたりなど、ネコちゃんにとって一番快適な場所にならなければなりません。

ケージの素材はステンレスや木製など様々ありますが、何よりネコちゃんの身体の大きさに合っていることが重要です。狭くてストレスを感じたり、広すぎて落ち着かないのはNG。ネコちゃんやお部屋のサイズに合わせて用意しましょう。

ちなみに、ネコちゃんはお家に来た当初はほとんどケージ内で過ごさせることとなります。
これは、生活環境の変化に対応するために、必要なことで、ブリーダー様からお迎えしても、ペットショップからお迎えしても同様のことが言われるでしょう。 初めての環境で興奮している中で、室内を自由に動かせることは、ケガや誤飲誤食などの事故にもつながりかねません。

新しい環境を受け入れ、変化に慣れるまでは、できるだけケージ内で過ごしてもらい、きちんとご飯を食べしっかり眠ることを最優先します。

2. ベッド

愛猫が快適に過ごすために、ベッドもとっても重要です。

中には床やサークル内の床でそのまま眠ればいいのでは?なんて思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人間同様やわらかいベッドで眠る方が、身体への負担が少なく健康維持にも役立ちます。固い床で長時間眠ることで、関節や皮膚へのトラブルも生じる可能性があります。

また、ベッドは大切な温度調整にもなります。冬に向いているモコモコの毛布素材や、夏場は涼しいメッシュ素材など種類も様々ですので、夏と冬でそれぞれそろえてあげてもよいでしょう。

形状についても、スタンダードなクッションタイプのベッドから、ドーム型、トンネル状になっているものなど色々あります。愛猫の身体がちょうどすっぽり入るサイズがベストです。愛猫好みのベッドを探してあげてくださいね。

3. トイレ・猫砂・爪とぎ

トイレは言うまでもなく生活の必需品です。代表的なのは、底が浅く箱型、屋根がないオープンタイプのトイレです。 これについては、比較的安価であり、ネコちゃんのトイレの様子を確認しやすいことや猫砂の交換がしやすいことなどからも、古くから多くの猫飼いさんに選ばれています。 その一方で猫砂が飛び散りやすいというデメリットがあります。

この猫砂飛び散り問題を解決するために登場したものが、屋根付きのドーム型トイレです。 オープンタイプに比べると猫砂が飛び散りにくいことから人気を博したのですが、排泄物が確認しづらいほか、掃除のしづらさなどのデメリットもあります。

このような経緯もあり、近年システムトイレと呼ばれる、二層構造になっているトイレを使う方が増えています。 システムトイレは、上の層にはネコ砂を入れてウンチを隠せるようになっており、下の層は濾過されたおしっこがシートに吸収される仕組みとなっています。 消臭力に優れていることや掃除の手間が少ない一方で、他のトイレに比べてコストが高いことや、ネコ砂をトイレに流すことができない点がデメリットです。

このように、ネコちゃんのトイレはその形状や仕組みも多岐にわたります。愛猫の好みも確認のうえ、愛猫が気に入るトイレを選ぶようにしましょう。

また、トイレだけでなく、猫砂もきちんと準備が必要です。ネコちゃんは排泄前に前足で穴を掘り、終わったあとに砂をかける習性があります。 猫砂の素材は、鉱物やおから、紙や木など様々です。それぞれにメリットデメリットがあることに加え、ネコちゃんの好みもあるので、愛猫が快適に使えるものを探してみましょう。

飼い主さまが定期的に爪切りを行えば、爪とぎは不要なのではないかと思われがちなのですが、そんなことはありません。 ネコちゃんの爪とぎ行為では、外側の古い層をはがすことに加え、マーキングやエネルギー発散としての意味合いが大きいのです。

爪とぎグッズについても、その素材は様々です。大きく分けて段ボール、カーペット、木、麻などがありますが、それぞれどのタイプを好むかはその子によって異なります。 そのほか、形状についても縦型やボール型、ソファ型などがあり、設置場所についても床に置くタイプや立てかけるタイプなどがあります。 段ボール製が最も安価で一般的なのですが、削りカスが飛び散りやすくて掃除が大変という難点があります。また、壁掛けタイプのほうが室内の場所を取らずにありがたいのですが、床置きタイプのほうが下半身に重心をかけて思いっきり爪とぎができるのでストレス解消に役立つかもしれません。

いずれにせよ、ネコちゃんの好みは一致するとは限りませんので、愛猫の好き嫌いを探りながら商品を選ぶことが大切です。

4. フード・おやつ

毎日のご飯ももちろんお迎え時には準備しておかなければなりません。できれば、ブリーダー様のお宅やペットショップで食べていたものを揃えたほうが良いと思います。急なフードの変更は、お腹が緩くなる原因になります。

その他、フードは必ず年齢に合わせたものを準備してください。まだ1歳未満の子猫の場合は子猫用フードが必要です。子猫用フードと成猫用フードは、主にはたんぱく質の含有量が異なります。また、お迎え当初はお迎え先の指示に従って、その子の体重や月齢に合わせた量と回数を与えるようにしましょう。 オヤツについても同様に、月齢によっては準備しておいてあげましょう。 子猫におやつをあげていいの?なんて思うかもしれませんが、オヤツについては、生後5カ月齢以降を目安にあげても問題ありません。

ただし、生後半年に満たないネコちゃんはまだ内臓が未成熟で、歯も乳歯の状態です。 そのため、硬いオヤツは避けた方がよいでしょう。生後半年未満のネコちゃんには、ピューレ状のものや柔らかいチキンなど、消化吸収が良いものを与えるようにしましょう。

ネコちゃんにとってのオヤツは、飼い主さまとのコミュニケーションの道具です。ただ与えるのではなく、遊びながら与えると飼い主さまとの関係が深まりより効果的です。フードに対してオヤツを与えすぎないように、給与量はフードの総量の10%程度までにしておきましょう。脂肪分が多く高カロリーなオヤツは肥満の原因になりますので、より注意が必要です。

5. 食器(ごはん+お水)

食器は最低2種類は用意しておきましょう。一つはフード用、一つはお水用です。

デザイン性が高い陶器の食器などもありますが、最初は愛猫がどんなタイプの食器を好むのかわかりませんので、比較的安価なプラスチックやシリコン素材が良いと思います。

食器の高さには注意してみてあげてください。高さが愛猫の体高に比べて高すぎる、や、低すぎる場合ですと、首に負担がかかって食べづらかったり、水を飲むときにむせてしまう可能性もあります。ベストなサイズは愛猫の体高-10センチです。

なお、食器はネコちゃんの唾液でぬるぬるします。毎日水(またはお湯)で洗ってあげてください。 水飲みの器選びについても非常に重要です。器が気に入らないと十分な量を飲まないこともあります。水飲み器には、飲み口が広いものや脚が付いているもの、陶器製やアルミ製、自動循環式の給水器など多岐にわたります。フィルター付きの循環式給水機の方が、常に新鮮なお水を用意できるという意味でなんだか一番良さそうな気もしますが、機械ですから当然故障のリスクはあります。また、ネコちゃんによっては給水機の機械音が気になり一向に近づいてこない、という子もいるようです。こればかりは何が気に入るか、試してみなければわかりません。愛猫のお気に入りを探してみてもよいでしょう。

6. おもちゃ

お散歩に行く習慣がないネコちゃん。キャットタワーの上り下りだけでなく、できれば「おもちゃ」で遊んでくれたほうが、室内でも運動量を確保できるため、飼い主さんからすると安心ですよね。

ネコちゃんの性格によっても好きなオモチャはそれぞれです。 目の前で猫じゃらしを動かしても一切反応しない子もいれば、床に置いてあるボールを自分で転がすのは好きな子もいます。猫じゃらしやレーザーポインターなどの動くものには一切興味を示さないのに、ダンボールトンネルや隠れ場所から、急に遊び出すという遊びを好む子もいます。また、飼い主さんが動かすオモチャは嫌いだけれど、自動で動くオモチャには興味津々という子もいます。

3種類程度はおもちゃを用意しておきたいのですが、ネコちゃんが咥えやすい素材、まだ噛んでもほつれにくいものや、誤飲しない大きさ(口にすっぽり入る大きさはNGです)のものを選んであげてください。

まだ子猫の場合は、長時間の遊びは絶対にダメです。興奮が高まりやすくケガのリスクが高い他、低血糖などのリスクもあります。1回10分など時間を決めて、きちんと休憩をはさんで遊んであげるようにしましょう。もちろん、遊ぶ前には室内の危ないものを片付けることをお忘れなく!

7. キャットタワー

お部屋のスペースによっては難しいという方もいらっしゃるかもしれませんが、できれば置いてあげたほうが良いでしょう。キャットタワーには運動不足の解消という目的のほか、ネコちゃんにとって安心できる居場所を作ってあげるという意味があります。

ネコちゃんはもともと砂漠で生活していたことから、高い場所から敵が近づいていないか獲物がいないかなどを見張っている習性がありました。そのため、自宅内で最も高いところに身を置くことで安心するという習性があります。 もちろんマンチカンやミヌエットなど、短足でジャンプ力が低い猫種の場合は、それほど高さがあるキャットタワーは必要ありません。またその子の好みや性格によっては、あまり興味を示さず特に登ろうとしないこともありますが、多くのネコちゃんはキャットタワーを好んで登ります。

ネコちゃんの心身の健康のためには、ストレスがなく心地よい生活環境を整えてあげることが何より大切です。愛猫の様子を見て、キャットタワーを買うか否かを決めていただければと思います。

8. キャリーケース、クレート

キャリーケースやクレートとは、ネコちゃんを持ち運ぶためのアイテムです。

主には、動物病院などにお出かけするときに使うことが多いのですが、早くから慣れさせておくことで、嫌がらずに自分から入ってくれるようになります。ここでもやはりおやつを使ってトレーニングをしてあげてください。自分の臭いがついている毛布などをあらかじめ入れておくのも効果的です。

9. お手入れグッズ

ボディータオルやシャンプー、コーム、スリッカー、爪切り、歯磨き、耳掃除道具など、一通りのお手入れグッズは用意しておいてあげましょう。定期的なお手入れが、健康維持のカギとなります。お手入れ頻度の目安は以下となります。

  • ブラッシング(長毛種:毎日 短毛種:2,3日に1回)
  • 耳そうじ(月に1回)
  • デンタルケア(できれば毎日、最低でも3日に1回)
  • 爪切り(月に1回)
  • シャンプー(半年に1回)
そのほか、排泄後にネコ砂をかき回すため、手については温かいタオルなどでこまめに拭いてあげるようにしましょう。


子猫・子猫一覧