初めて愛犬を飼う共働きの方必見!留守番のポイントやおすすめの犬種を紹介

「共働きでも愛犬を飼える?」
「共働きで困ることは何?」
「留守番の時間が長くなるときはどうしたらよい?」
共働きで初めてワンちゃんをお迎えする方には、このような疑問があるのではないでしょうか。留守番の時間が長くなり、コミュニケーションを取る時間を確保しにくいという課題はありますが、工夫次第で飼うことは可能です。
この記事では、共働きでワンちゃんを飼う際のポイントについて解説します。ほかにも、共働きの方におすすめの留守番対策を紹介します。この記事を読むことで、留守番の際に必要な工夫がわかるでしょう。ぜひ最後までお読みください。
目次
- 共働きでも愛犬を飼える?
- 共働きで愛犬を飼う場合に困りやすいこと
- 共働きの方におすすめな愛犬の留守番対策
- 共働きで初めて愛犬を飼うときの注意点
- 共働きで初めて愛犬を飼う方におすすめの犬種
- 初めて愛犬を飼う共働きの方によくある質問
- 共働きで初めて愛犬を飼う人はお迎えの準備を整えよう
共働きでも愛犬を飼える?

共働きでも愛犬を飼うことは可能です。実際、仕事をしながらワンちゃんと暮らしているご家庭はあります。ただし、留守番の時間が長くなったり、散歩や遊びの時間を確保しづらかったりする課題はあります。
そのため、飼い主が事前にしっかりと準備し、愛犬が快適に過ごせる環境を整えることが大切です。見守りカメラや知育おもちゃ、自動給餌器などの便利アイテムを活用すれば、不在中の不安も軽減できます。
共働きでワンちゃんをお迎えしたい方は、この記事で紹介する課題や留守番中の工夫についてしっかり理解しておきましょう。
共働きで愛犬を飼う場合に困りやすいこと

共働きでワンちゃんをお迎えした場合、以下4つのような課題が生じる可能性があります。
- 留守番の時間が長くなる
- コミュニケーション不足になる
- 留守番中のトラブル対応が難しくなる
- 愛犬がトイレを我慢してしまう
あらかじめ課題を理解しておくと、適切な対策や準備をしてより快適に愛犬との生活を送れるでしょう。ここからは、それぞれの課題について解説します。
1.留守番の時間が長くなる
共働きの家庭では、愛犬がひとりで留守番をする時間がどうしても長くなりがちです。日中の8〜10時間をひとりで過ごすことになると、寂しさや退屈からストレスを感じるワンちゃんも少なくありません。
ただ、留守番トレーニングをおこなうことでストレスは感じにくくなります。いきなり留守番デビューさせるのではなく、徐々に飼い主がいない状態に慣らしてあげましょう。
2.コミュニケーション不足になる
共働きで忙しい日々が続くと、どうしても愛犬とのコミュニケーションが不足しがちです。
十分なふれあいやスキンシップが取れないと、不安を感じやすくなり、分離不安 などのストレス症状が現れることもあります。また、吠え癖や噛み癖といった問題行動の原因にもなりかねません。
帰宅後や休日にはたっぷりと遊んであげる時間を確保し、愛犬との信頼関係を築くことが大切です。短時間でも質の高い交流を心がけましょう。
3.留守番中のトラブル対応が難しくなる
留守番中にトラブルが起きた際、すぐに対応できない点は大きなリスクです。代表的なトラブルとして、おもちゃや異物の誤飲・誤食、熱中症、さらには火災の発生などがあります。これらのトラブルは最悪の場合、命に関わることもあるため、危険です。
こうしたリスクを減らすには、留守番中はワンちゃんに安全なケージの中で過ごしてもらうことが大切です。行動範囲を制限することで、安全な空間で過ごせます。また、コードにカバーをかぶせたり、エアコンをつけっぱなしにして快適な室温を保ったりすることも予防策になります。
4.愛犬がトイレを我慢してしまう
外でしか排泄しない習慣のあるワンちゃんの場合、留守番中にトイレを我慢してしまうことがあります。室内で排泄ができずに何時間も我慢すると、健康トラブルにつながることもあるため危険です。
これからワンちゃんをお迎えする方は、留守番デビューに向けて室内でもトイレができるようにトレーニングしましょう。
共働きの方におすすめな愛犬の留守番対策

長時間の留守番がある場合は、以下4つのような工夫がおすすめです。
- 見守りカメラを設置する
- 知育おもちゃを用意する
- 自動給水器・タイマー付きの自動給餌機を用意する
- ワンちゃんの保育園を利用する
愛犬が安心して過ごせる環境を整えることで、留守番の時間も快適に乗り越えられるでしょう。ここでは、共働きの方におすすめの留守番対策をご紹介します。
1.見守りカメラを設置する
見守りカメラを設置すると、外出先からスマートフォンで愛犬の様子をリアルタイムで確認できます。留守番中に元気にしているか、いたずらをしていないかなどをチェックできるため、飼い主も安心です。
機種によっては音声で話しかけられたり、おやつを与えたりできるタイプもあります。仕事が忙しくて日中コミュニケーションが取れない家庭でも、見守りカメラを通じて交流できます。共働き家庭にとって、愛犬を見守る強い味方となる便利アイテムです。
2.知育おもちゃを用意する
知育おもちゃは、中にフードやおやつを入れて遊べるおもちゃです。愛犬が頭を使いながら遊ぶことで、退屈な留守番の時間も楽しく過ごせます。
代表的な知育おもちゃには、フードを取り出すパズルや、穴あきボールなどがあります。選ぶ際は、愛犬の大きさや噛む力に合った素材で、安全性が高く、壊れにくいものを選ぶことがポイントです。
特に共働きで忙しい家庭では、長時間の留守番中に知育おもちゃを与えることで、ストレス軽減や問題行動の予防にもつながるためおすすめです。
3.自動給水器・タイマー付きの自動給餌機を用意する
自動給水器やタイマー付きの自動給餌機は、共働き家庭にとって心強いアイテムです。自動給水器があれば、留守中でも愛犬に清潔で新鮮な水を与えられます。
また、タイマー付きの自動給餌機を活用すれば、決まった時間に食事を与えられるため、食事のリズムも乱れにくくなります。長時間の留守番中も安心して過ごせるよう、環境を整えてあげましょう。
4.ワンちゃんの保育園を利用する
共働きで留守番の時間が長くなる場合は、ワンちゃんの保育園を利用するのも1つの方法です。
ワンちゃんの保育園は、プロのトレーナーが常駐し、しつけや社会化をサポートしてくれる預かり施設です。ほかのワンちゃんと触れ合うことで、社交性を身につけるよい機会にもなります。
無駄吠えや甘噛みなどの問題行動についても相談できるため、飼い主の負担を軽減できる点もメリットです。留守番が長くなりがちな共働きの家庭では、こうした保育園の活用も選択肢の1つとして検討してみるとよいでしょう。
共働きで初めて愛犬を飼うときの注意点

共働きで初めて愛犬を迎える際は、以下3つのポイントに注意が必要です。
- 留守番トレーニングから始める
- 愛犬が快適に過ごせる空間にする
- 誤飲・誤食になるものを排除する
留守番中にトラブルが起きないよう、事前にしっかりと準備をしておくことが大切です。ここからは、愛犬を飼う際の注意点について解説します。
注意点1.留守番トレーニングから始める
いきなり留守番させるのではなく、留守番トレーニングから始めましょう。慣れないまま長時間ひとりで過ごすのは、留守番が苦手なワンちゃんにとってストレスです。
まずは数分間、ワンちゃんと別の部屋で過ごすなどの「疑似留守番」から始めます。ワンちゃんが落ち着いていられたらしっかり褒めてあげ、少しずつ時間を延ばしていきます。
このとき、飼い主が必ず帰ってくることを理解してもらうことがポイントです。静かにしているときに戻るようにし、吠えることで飼い主が帰ってくると学習させないように注意しましょう。
成功体験を積ませることで、愛犬は留守番に少しずつ慣れていきます。
注意点2.愛犬が快適に過ごせる空間にする
快適な空間を用意することで、愛犬が安心して留守番できるようになります。中でも大切なのは、室温と湿度の管理です。夏場は熱中症、冬場は寒さによる体調不良を防ぐため、エアコンや加湿器・除湿器を活用し、季節に合わせた環境を整えましょう。
ワンちゃんがリラックスできるスペースを設けることもポイントです。お気に入りのベッドやブランケット、おもちゃなどを置いてあげると、安心しやすくなります。
注意点3.誤飲・誤食になるものを排除する
誤飲・誤食の可能性があるもの | 対策 |
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誤飲・誤食につながるものは、あらかじめ排除することが重要です。ワンちゃんは好奇心旺盛なので、何でも口にしてしまうことがあります。
たとえばゴミ箱の中身や小物入れを漁ったり、落ちているティッシュペーパーなどを食べたりする可能性があります。また、医薬品や化粧品、電池、漂白剤や洗剤などの化学物質も大変危険です。これらは必ず愛犬の届かない場所に保管しましょう。
観葉植物の中にもワンちゃんに有害な種類があるため、室内に置く際は安全性を確認することが大切です。留守番中も安心して過ごせるよう、誤飲・誤食につながるものは徹底的に片付けておきましょう。
共働きで初めて愛犬を飼う方におすすめの犬種

共働きで初めて愛犬を飼う方には、以下のような犬種がおすすめです。
- チワワ
- シーズー
- ペキニーズ
共働きで初めてワンちゃんを飼う場合、留守番が多くなることを考慮して育てやすく性格が穏やかな犬種を選ぶことが大切です。それぞれの特徴を理解して、自分の生活スタイルに合った愛犬選びの参考にしてください。
ここからは、それぞれの犬種について解説します。
チワワ
しつけやすさ(育てやすさ) | 知能が高く、言葉をよく理解する |
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おとなしさ | 警戒心が強く吠えやすい |
性格 | 自立心が強く、自分の意思がある |
チワワは、小柄な体格で室内飼いに適していることから、共働き家庭でも飼いやすい犬種です。知能が高く、飼い主の言葉や指示をよく理解するため、しつけによって無駄吠えも減らせます。
また、チワワは自立心が強く、自分の意思をしっかり持つタイプです。甘えん坊である一方で頑固な一面もあるため、飼い主が主導権を持ちながら愛情を持って根気強く接しましょう。比較的少ない運動量でも満足してくれるので、忙しい方にも向いています。
シーズー
しつけやすさ(育てやすさ) | 賢く、学習能力が高い |
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おとなしさ | 無駄吠えが少ない |
性格 | 自立心が強く、マイペース |
シーズーは穏やかでおとなしい性格で無駄吠えが少ないため、初めてワンちゃんを飼う共働き家庭にもおすすめの犬種です。人懐っこく協調性も高いことから、子どもや高齢者がいる家庭でも飼いやすいのが特徴です。また、賢く学習能力が高いため、トイレや留守番のしつけも比較的スムーズにおこなえます。
ただし、自立心が強くマイペースな一面もあるため、根気よく接することが大切です。シーズーは、活発で遊び好きな性格なので、毎日の散歩や遊ぶ時間も忘れずにおこないましょう。
ペキニーズ
しつけやすさ(育てやすさ) | 警戒心が低い。飼い主に従順 |
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おとなしさ | 無駄吠えが少なく、落ち着いている |
性格 | 自立心が強く、飼い主に依存しすぎない |
ペキニーズは自立心が強く、落ち着いた性格を持つ小型犬で、共働きの家庭にぴったりの犬種です。飼い主に深い愛情を示しますが、自分の時間も大切にするため、長時間の留守番にも比較的よく適応します。
無駄吠えが少なく、警戒心も低めなので、静かなマンションでの生活にも向いています。飼い主に従順で素直な性格からしつけもしやすく、ワンちゃんを飼うのが初めての方でも安心です。運動量も多くなく、1日10分程度の散歩でも十分満足してくれます。
初めて愛犬を飼う共働きの方によくある質問

初めて愛犬を飼う共働きの方によくある質問は、以下の通りです。
- 愛犬を留守番させるのはかわいそう?
- 子犬でも10時間留守番できる?
- 成犬は12時間以上留守番できる?
愛犬との生活を安心してスタートできるよう、基本的なポイントを押さえていきましょう。ここからは、それぞれの質問に回答します。
愛犬を留守番させるのはかわいそう?
愛犬を留守番させることに「かわいそう」と感じる飼い主も多いものの、留守番自体は悪いことではありません。ワンちゃんは、安心できる環境が整っていれば、留守中も落ち着いて過ごせます。
愛犬が落ち着いて留守番できるよう、快適な空間や十分な水を用意し、退屈しない工夫もしてあげましょう。過度に心配するのではなく、愛犬がリラックスして過ごせるように配慮することで、お互いに安心して日常生活を送れます。
子犬でも10時間留守番できる?
子犬が10時間の留守番をするのは難しく、留守番できるのは長くても2〜3時間程度です。子犬は成犬に比べて排泄の間隔が短く、成長の過程には不安を感じやすい時期もあります。そのため、長時間ひとりにしていると、ストレスやトラブルの原因になる可能性があります。
どうしても長時間家を空けなければならない場合は、同居のパートナー以外で信頼できる家族や知人、ペットシッターに途中で様子を見てもらうなどの対策が必要です。無理のない範囲で、少しずつ留守番に慣れさせてあげましょう。
成犬は12時間以上留守番できる?
成犬であっても、留守番の目安は6~8時間程度とされています。12時間以上の長時間の留守番は、トイレを我慢したり、ストレスがたまったりするリスクが高いため、避けるのが理想です。
やむを得ず長時間留守にする場合は、同居のパートナー以外で信頼できる家族や知人、ペットシッターに様子を見てもらうなどの工夫が必要です。難しい場合は、見守りカメラの活用やタイマー付きの自動給餌機を活用しましょう。
愛犬の体調や性格に合わせて、快適な環境を整えてあげることが大切です。
共働きで初めて愛犬を飼う人はお迎えの準備を整えよう

共働きの場合は家を留守にすることが多くなりがちですが、留守番時間を考慮して事前に準備を整えることで、ワンちゃんをお迎えできます。生活空間を整え、適切なしつけを心がけましょう。
まずは留守番トレーニングを徐々に進め、愛犬が安心して過ごせる環境を整えましょう。留守番の際は特に、誤飲・誤食防止の対策が欠かせません。
留守番の際は、見守りカメラや知育トイ、自動給水器などを活用するとワンちゃんが快適に過ごせます。この記事でご紹介したポイントを参考に、お仕事と愛犬との楽しい暮らしを両立してみてください。