ワンちゃんに与えたいオモチャ

飼い方・しつけ 2023.06.15

目次

  1. はじめに
  2. オモチャの種類
  3. 遊ぶ前に気を付けること
  4. さいごに

1. はじめに

ワンちゃんにとって遊ぶ時間は、飼い主さまと大切な絆を深める時間です。

若齢のワンちゃんは、エネルギーの塊です。遊んでも遊んでも遊び足りないということもよくあるため、健康維持とストレス解消のためには、しっかりと遊ぶ時間を作ってあげることが必要です。 基本のボール遊びに加え、ロープ状のおもちゃで引っ張りっこをしたり、おやつを隠して宝探しをしたりなど、頭と体を使う様々な遊びを試してみましょう。

遊びを通じてワンちゃんは、心と身体、知恵を育み、飼い主さまとのきずなを深めていきます。一人遊びだけでなく、飼い主さまも一緒に遊ぶことで、しっかりとコミュニケーションをとることも心がけてくださいね。

さて今回は、ワンちゃんに与えたいオモチャ、気を付けたいオモチャについてお伝えします。

2. オモチャの種類

ボール

ボール投げを大好きなワンちゃんは多いです。動き回ることによって、エネルギーの発散にもなりますし、オイデ、頂戴、などの声かけを通じてワンちゃんのトレーニングをすることもできます。ボールについては、愛犬の口よりも少し大きいサイズを選びましょう。あまりに大きすぎると咥えて遊ぶことができず、いじけてしまいます。そうはいっても簡単にお口にくわえられるようなサイズだと、誤飲の可能性がありますので、サイズ選びが大切です。

室内で遊ぶ場合は、比較的やわらかいゴムやラテックス、布などの素材で、家の壁や床、家具などに当たってもキズつきにくいものがいいでしょう。

噛むオモチャ

ワンちゃんの噛むオモチャは、その名の通り噛むことでストレス発散ができます。特に生後5か月前後の歯の生え変わり期にはうってつけです。この時期は歯がかゆいということで、甘噛みをしたがります。きちんと噛んでよいものを与えておくことで、家具などの噛んではいけないものを区別することができます。

おもちゃを選ぶ際は、月齢や品種に合わせたサイズ、硬さのものを選ぶことが重要です。 あまりに硬すぎると、子犬やシニア犬は歯が欠けてしまう恐れがあります。その反対に、あまりに強度が弱いおもちゃですと、オモチャが欠けて、その破片を誤飲してしまう可能性があります。 あまり硬すぎず弾力があるものが良いでしょう。また、天然木やトウモロコシなど、万が一小さな破片を食べてしまっても、体に害がない素材でできているものも多くあります。飲み込まないにしても、直接口にくわえるものですから、安心安全な素材でできたものを選びましょう。

音の出るオモチャ

音の出るオモチャはワンちゃんの注意を惹きつけるため、非常に人気があります。

ワンちゃんは私たち人間に比べて聴力が非常に優れており、なかでも私たち人間には聞こえない高音域を含む音を聞く力に優れています。ワンちゃん用のおもちゃは、内部に音が鳴る笛が入っており、「ピュウピュウ」と高い音を鳴らすものが多いです。ワンちゃん好みの高音で好奇心を高めてくれます。

光るオモチャ

どうしても昼間ではなく夜間に遊ぶことが多いワンちゃんの場合は、光るオモチャもお勧めです。

ぴかぴか光るオモチャはワンちゃんの好奇心を刺激し、運動不足の解消に繋がります。夜間でも遊ぶことができるので、見失う可能性がありません。

ひっぱりっこができるオモチャ(ロープなど)

引っ張りっこ遊びは、紐の長さを調整できるので、ボール遊びと比較すると狭いスペースでも楽しむことができるのがメリットです。 ロープ状の犬用おもちゃを活用することもできますが、ホームセンターなどで安く売られているロープの両端を、太目に結ぶことで簡単に作ることができますよ。

先端部を持ってワンちゃんと引っ張りっこをすることで、愛犬の噛みたい要求を満たすことができ、太目の形状であれば歯垢除去にも効果がある嬉しい遊びです。また、激しくおもちゃを引っ張ることで首や足に負担がかかってしまう場合があります。 引っ張りっこ遊びをする時は、綱引き遊びをしたり、上に持ち上げるのではなく、左右に引っ張りっこをしてあげましょう。

3. 遊ぶ前に気を付けること

ワンちゃんとの遊び方にはいろいろありますが、まず何より大切なのは、安全な環境を準備することです。 ぶつかって怪我をする恐れがある家具などは片付けましょう。

また、トイプードルやチワワなど小型犬のワンちゃんにとって、ジャンプをしたり全速力で駆け回る遊びは足に負担がかかり好ましくありません。特に滑りやすいフローリングが多い室内では、ちょっとしたことで大きな怪我に繋がりかねません。 滑って怪我をしたり、足腰を痛めてしまう危険がありますので、ボール遊びを行う際は滑りやすいフローリングの上は避けましょう。カーペットやペット用マットなどが敷かれているなど、滑り止め対策が施されたスペースで遊んであげてください。

もちろん外で遊ぶ際も、周囲の人の確認と建物がない広い場所で使用してください。狭い場所の使用はケガや事故の原因になります。

4.さいごに

そのほか、興奮しすぎて歯をむき出したり、激しくおもちゃを振ったりし始めると、怪我の原因になってしまう可能性があるので注意が必要です。

ワンちゃんが興奮しすぎた際はNO!と伝えて一度ストップするなど、飼い主さまの方できちんと遊びをコントロールをしましょう。強く引っ張りすぎることで歯が抜けてしまったり欠けてしまう危険性がありますので、安全を第一に考えることが重要です。


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