ペットに健康診断は必要?検査内容や費用まとめ

ペットと暮らす 2023.06.26

目次

  1. はじめに
  2. 健康診断の項目や費用
  3. 定期的に健康診断を受けよう

1. はじめに

近年、大変うれしいことにワンちゃん、ネコちゃんの寿命が延びています。一方で、人間同様、高齢になると当然、病気のリスクが高まります。

ペットが若いうちや、健康なときは、どうしても、「動物病院は何か症状があったら行く場所」という位置づけになってしまいがちですが、動物は言葉が話せないため、具合が悪いのかどうかはなかなか見た目ではわかりません。

また、本来自然界で生きてきた犬猫は、よほどのことがない限り、弱い姿を見せません。飼い主さまも気づくくらいの姿を見せるときは、かなり病気が進行してしまっているということも多いのです。

以上のようなことを踏まえても、病気に対しては、早期発見、早期治療が何より重要となります。

定期的に健康診断を受けることで、現在の愛犬、愛猫が健康であると安心することもできますし、また、万が一異常が発見された場合も、手遅れにならない早期の段階で治療を受けさせることが可能となるのです。

2. 健康診断の項目や費用

一般的な検査内容は、人間の健康診断と大きく変わりません。 おおよそ以下の項目がありますが、気軽に受けられるライトプランや、しっかり調べたい方向けのフルプランなどをご用意している病院も多いです。他にも、単体の検査項目をいくつか自由に組み合わせて受けられる病院もあります。

  • 問診
  • 身体検査(視診、聴診、触診)
  • 血液検査:(貧血の有無・赤血球数・白血球数など)
  • 血液生化学検査:(蛋白量・腎臓・肝臓・膵臓の数値など)
  • レントゲン検査:(胸部・腹部)
  • 心電図検査
  • 超音波検査(心臓・腹部)
  • 糞便検査
  • 尿検査
どの検査を受けるべきかは、動物病院の獣医師と相談しながら、検査内容を決めると間違いがありません。大切なペットの健康を守るために一人で悩まず、迷ったら獣医師など動物のプロに相談するとよいでしょう。

検査の内容によっては、健康診断当日は絶飲、絶食を指示されることもあります。また、検査に要する時間は短くて2時間~半日程度というところが多く、朝病院に預けて、夕方迎えに行くという方が多いようです。検査結果については、問診内容などの限られた情報についてのみ当日でも知らせてもらえる場合がありますが、血液検査や糞尿検査を行う場合は、通常1週間程度要するところが多いです。

健康診断の費用については、検査項目や内容によって様々ですが、おおよそ2万円~4万円程度といったところでしょうか。

3. 定期的に健康診断を受けよう

いかがでしたか。 健康診断を定期的に行うことで、ペットの健康状態をきちんと把握することができます。

ワンちゃん、ネコちゃんは人間よりも早く歳をとりますので、8歳(人で約50歳)以上では、一気に病気にもなりやすくなるのです。大切な家族の病気を早期に発見するためにも、1~7歳では年1回、8歳以上では半年に1回の定期検査をおすすめいたします。

大切な愛犬、愛猫に、いつまでも健康で長生きしてもらうためにも、飼い主さまの日々の健康チェックに加え、定期的な健康診断を受けるようにしてくださいね。


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