状態から見る緊急度
目次
1. はじめに
愛犬が病気になったとき、それが深刻な症状であったら急いで動物病院に連れていかなければなりません。 夜中であっても土日であっても受け付けてくれる病院をあらかじめ決めておきましょう。今回は症状から考えられる事態の重さについてお伝えします。
2. ①一刻を争う重篤な状態
- 呼吸が荒い
- かすかな息
- 痙攣などの発作
- 大きく深い外傷
- 刺し傷
- 腹部が膨れて嘔吐がある
いざとなってから病院を探すのでは遅いです。事前にご自宅から近い夜間対応病院、土日祝日でも診療している病院を見つけておきましょう。
3. ②数分から1時間以内に治療を要する
- ぐったりしている
- 歯肉など粘膜が白くなっている
- 舌が白い、もしくは青い
- 出血が止まらない
- 何かを誤飲した可能性がある
- 水を飲まない
とくに舌や歯肉などの粘膜の白さは、命の危険を表しています。夜間だから明日の朝まで待とう、という判断は絶対におやめください。
4. ③数時間以内に治療を要する
- 複数回の嘔吐
- 複数回の下痢
- おしっこをする体勢をとっても、おしっこが出ない
- 骨折
複数回の嘔吐や下痢は脱水症状を引き起こします。また、おしっこが出ないという症状は急性の腎不全を起こしている可能性があります。いずれも事態は深刻です。早急に動物病院を受診してください。
5. ④24時間以内に治療を要する
- 食欲がない
- 肢を引きずっている
- 肢をあげている