雨の日の散歩は行くべきか
目次
1. はじめに
梅雨時や秋の大風シーズンなど、毎日しとしと雨が続きなかなかお散歩に行きづらい日も多くなります。毎日お散歩に行く習慣があるワンちゃんの場合はそうした時期は運動不足はもちろんのこと、ストレスをためてしまいがちです。今回は梅雨時期に飼い主さまが頭を悩ませがち「雨でもお散歩って行ったほうがいいの?」という点について解説します。
2. そもそも雨の日も散歩に行くべき?
お散歩はできるだけ毎日行ってあげたほうが、ワンちゃんの健康維持や気分転換にもなるのは間違いありません。 とはいえ、悪天候の日に無理をして連れていく必要はありません。一番良いのは、ワンちゃんに聞いてみることです。「お散歩」という言葉ですぐに反応する子が多いと思います。 一度外に連れていき、喜んで歩くようならば無理のない範囲と短時間で行ってあげたらよいですし、それほど乗り気じゃないならば、いかなくても良いでしょう。
雨の日は地面が濡れており、足が汚れるのを嫌がる子も多いです。また雨の日は視界が悪く、散歩中も危険が伴います。近くを猛スピードで走行する自転車や、後ろから近づいてくる車にも、雨の日の視界の悪さと騒音で、気が付きづらくなります。
そうしたリスクを避けるためにも、無理していく必要はなく、お散歩に行かない代わりにおもちゃなどで室内でしっかり遊んであげるようにしましょう。
3. ココで困るのがトイレ問題
そうはいっても、幼いころから外でしかトイレをしないように覚えてしまっている場合はどうしたらよいでしょうか。室内ではトイレをできない場合は、どんなに悪天候でも短時間だけ外に連れ出して排泄を済ませるほかありません。我慢をすることで膀胱炎などの病気を発症する可能性も大いにあります。
愛犬の健康と安全のためには、やはり室内で排泄できるようにトレーニングすることが必要です。飼い主が体調を崩したり、高齢になり毎日、散歩に出かけることが難しくなったケースや、ワンちゃん自身がシニアになって足腰が弱くなった場合でも、室内で排泄する習慣があれば安心です。
すでに成犬になっている場合は時間が掛かることを覚悟しなければなりませんが、お家でもトイレができるように気長にしつけをする、という選択肢も考えてみてください。
基本的には愛犬が排泄しそうになったサイン(床の臭いをかいだり、くるくる回る、オモチャで遊んだ後など)をみたら、トイレシートまで誘導する、トイレシートで成功出来たらおやつをあげる、これを繰り返すことで覚えさせます。できたらすぐにほめておやつをあげることが重要です。
また、ベランダやお庭があるご家庭の場合は、脱走や転落の恐れがないように安全柵をしっかり整えたのち、屋外にトイレシートを置き、排泄させる方法もあります。トイレシートの上に芝や砂利、枯れ葉などを敷くことで、普段行く散歩道とよく似た環境を作ってあげてください。
4. レインウエアって着せるべき?
もし雨の日でもお散歩に行く、という場合は、ワンちゃんのレインコートを着せてあげるのもよいでしょう。雨に打たれて濡れた状態が長く続くことで、体調を崩す危険性があります。また、レインコートを着せることで、お散歩後のお手入れもぐんと楽になります。手足の汚れやお腹の泥跳ねもガードできるものが多く、バリエーションも多岐にわたっていますので、愛犬のサイズや好みに合わせて最適なレインコートを選んであげてください。
お洋服が苦手な子で、着せようとすると嫌がる子も多いと思いますが、そういう子には頭からかぶせるだけのポンチョタイプやマントタイプがおすすめです。また強い雨の日には全身をカバーしてくれるオーバーオールタイプがよいでしょう。四肢もガードしてくれるので、マントタイプよりも濡れる部分が少なく、雨水や泥汚れをしっかりと防いでくれます。
その他、素材についても撥水性が高いナイロン製から、シャカシャカ音がしないトリコット製など様々です。フードの有無やチャック部分が気になるか否かなど、愛犬の好みもあるでしょう。製品によって着用方法が異なるため、嫌がらずに着られるモノを選んであげてくださいね。