スキンシップと健康維持の関係性
目次
1. はじめに
ワンちゃんは加齢により当然身体に変化が現れますが、飼い主さまの日頃のスキンシップを兼ねた日々のケアで、少しずつでもそのスピードは緩めることができます。以下では、毎日の生活に取り入れたい、健康のためのサポートを紹介します。2. おすすめ①マッサージ
筋力が衰えることで血流が悪くなり、免疫力の低下にもつながります。また、体のバランスが崩れることによって、どちらかに偏った負担がかかり、身体が凝りやすくなります。マッサージには血流を良くし、体温を高める効果があります。マッサージの方法としては、大前提として「嫌がる場所は触らない」ようにしてください。マッサージはリラックスしてもらうこと、ワンちゃんに飼い主さまに触ってもらえてうれしいな、気持ちいいなぁと思ってもらうことが一番の目的です。無理にツボを押したり、押さえつけて行う必要はありません。身体をなでる延長としてはじめて見てください。 マッサージをする際は、まずはワンちゃんの背骨に沿って、首の後ろから腰にかけて手の平で優しく数回撫でましょう。続いて前肢と後肢を優しく手の平で数回撫でるようにします。 これだけでも血流の循環を促すことができます。 その次はお腹のマッサージです。お腹を優しく上から下へと撫でていってあげましょう。声をかけながら実施してあげるとよりワンちゃんが安心できます。
その他、足の付け根や肉球、肩回りなどの部位別のマッサージもありますが、個々では割愛させていただきます。 思い込みで行うのではなく、きちんと調べてから実施してください。全てにおいていえることは強い力は必要なく、優しく体をほぐしてあげるようなつもりで実施することです。
3. おすすめ②日光浴
雨の日が続く時期など、外出する時間が減り家で過ごす時間が増えるとどうしても寝ている時間が長くなります。昼寝が多くなるせいで夜寝なくなる、という生活リズムの乱れに繋がりがちです。 体内時計を調整するためにも、窓際や日当たりが良い場所で日光浴をさせてあげましょう。日光に含まれる紫外線には殺菌効果があるほか、目が光を感じると脳内のセロトニンというホルモンの分泌が活発になるなど、自律神経にも良い効果があります。窓際で独りぼっちで過ごさせることが多くなってしまうかもしれませんが、たまには飼い主さまも一緒にのんびりとした時間を過ごしてみてください。日向ぼっこを通じて、愛犬とスキンシップをとってみてはいかがでしょうか。
4. おすすめ③サプリメント
通院や投薬は病気を治療するためのものですが、現在の健康な状態を維持するためにはサプリメントの服用を検討してもよいでしょう。皮膚状態を改善するものや関節のトラブルに効果を発揮するものなど、様々なサプリメントがあります。もちろん、過ぎたるは猶及ばざるが如し、です。健康に対する不安からあれもこれもとサプリメントを手に取る飼い主さまもいらっしゃいますが、取り過ぎは必ずワンちゃんの負担になります。必ず獣医師に相談し、指示に従いながら上手に使ってみてください。
5. おすすめ④コミュニケーション
ワンちゃんにとって何より大切なのは、飼い主さまとのコミュニケーションです。 これは何もお散歩やお出かけに限ったものではありません。毎日声をかけてあげること、些細なことでも構いません。話しかけてあげましょう。そうしたことが何より大切です。ある研究によると、話しかけられないワンちゃんに比べて、飼い主さまに話しかけられる犬というのは幸福度が高く、その結果寿命が長いと言われています。
自分に対して飼い主さまが何かをしてくれるという事に幸せを感じるため、飼い主さまが話しかけてくれる時には「自分に注目してくれてる」「自分に構ってくれている」と感じ、一緒に時間を過ごせていることに幸せを感じるのです。 逆に、一切話しかけられないことで「構ってもらえない」「暇だなぁ」なんて思いを抱えさせてしまっているかもしれません。 ペットを飼っていない人からすると「あの人、犬に話しかけてるよ」なんて笑われてしまうかもしれませんが、私たちペットを飼っている人からすると、家族に変わりはありませんよね。
まずは愛犬の名前をたくさん呼んであげてください。そのほか、おはようやおやすみなど、家族や友人に声をかけるのと同様に、ペットにも言葉であいさつをしてあげましょう。「ありがとう」「いい子ね」そんな言葉をたくさんかけてあげてください。
ペットは私達より短い一生を過ごします。一緒にいられる限りある時間を大切に、素敵なことばをたくさんかけてあげてくださいね。