ペットとキャンプを楽しもう

ペットと暮らす 2023.06.27

目次

  1. はじめに
  2. キャンプに必要な持ち物
  3. キャンプに出掛ける際の注意点
  4. 気温を考慮した場所選びを
  5. 近隣の動物病院の事前チェックをお忘れなく

1. はじめに

普段はお留守番が多いワンちゃん、休みの日は家族みんなで思いっきり自然の中にお出かけはいかがでしょうか。

近年は空前のキャンプブーム到来!愛犬と一緒に楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。今回は愛犬とキャンプを始めてみたいと思われている皆さんにキャンプについて勉強してみましょう!

まずは、愛犬とキャンプで楽しく過ごすためには、事前の準備が最も重要です。キャンプは普段と違う環境ですから、人間の持ち物同様、愛犬の持ち物もしっかり準備することが必要です。

2. キャンプに必要な持ち物

  • ドッグフードと食器
  • 首輪、リード、ハーネスなどの犬を繋いでおく道具
  • ケージ、アウトドア用サークル
  • ベッド、クレート、犬用寝袋
  • トイレシート、排泄物処理袋
  • タオル、ウェットティッシュ
  • 迷子札、犬鑑札
  • 狂犬病予防注射済票、混合ワクチン接種証明書

3. キャンプに出掛ける際の注意点

キャンプ場というと、自然あふれる環境だからと解放感にあふれて少々気持ちも大きくなりがちですが、犬を飼う人間として基本的なマナーを守ることが何より大切です。 都会のど真ん中にあるおしゃれなカフェでも、地方のキャンプ場でも、守るべきマナーは同じです。

吠えさせない

ワンちゃん受け入れ可能な宿泊施設では、ほかにもワンちゃんが沢山います。特にドッグランなどの設備があるキャンプ場ならば、かなりの高確率で他のワンちゃんに出会う機会があるでしょう。

もし敢えて時間をずらして鉢合わせないようにしても、吠える声は聞こえてくるはず。他のワンちゃんの鳴き声にいちいち反応して執拗に吠え続けてしまう場合や、興奮収まらず緊張してしまう場合などは、 ワンちゃん自身にストレスが溜まりますので、急に泊りでお出かけすることはお勧めできません。まずはしつけ教室などで落ち着いて行動できるようにトレーニングしていきましょう

トイレ

旅行では普段と違う場所でトイレをすることになります。 ワンちゃん、環境が変わってもおトイレは問題なくできそうでしょうか?

キャンプ場ですから、お外でトイレをさせればいいや、と思っている方もいるかもしれませんが、基本的にはトイレシートを持参し、そのうえでおトイレをさせましょう。こまめに取り替えられるよう多めに持参しておくと安心です。

キャンプ場によっては、ドッグラン内ではトイレOKという施設や、ワンちゃんのおトイレのエリアが決まっている施設もあります。 必ず施設のルールを守り、もしトイレシート意外の箇所でおしっこをしてしまった場合でも、必ず水をかける、うんちの場合はきちんと拾って、片付けましょう。

またいくら犬連れを歓迎しているキャンプ場でも、基本的には炊事場やテント設営箇所でのおトイレはNGです。 愛犬と楽しめる施設をあたりまえだと思わずに、飼い主として最大限のマナーを守る努力が必要です。

ノミ、マダニ、フィラリア対策

キャンプに行く場合はこの厄介な虫や感染症のリスクにも注意が必要です。出かける数日前にはシャンプーやノミダニ駆除用のお薬を済ませておきましょう。ワンちゃんと泊まれる施設では、狂犬病やワクチン接種の証明書を求められることがほとんどですが、できれば6種混合ワクチンよりも8種混合ワクチンを打っておくのがおすすめです。

また、夏場のアウトドアは蚊がつきものです。動物病院で処方されたお薬を飲ませていればまず心配は要りませんが、周りを蚊がブンブン飛んでいるのはやっぱり不快ですよね。念のため防蚊加工のウェアを着せてあげることをおすすめします。

併せてペット用の「虫除けスプレー」も持参しましょう。大抵天然アロマなどの虫が嫌いな香りを利用してつくられているため、虫を寄せ付けにくいうえになめても問題がないなど、ワンちゃんへの安全性が高い点が特徴です。

蚊対策で蚊取り線香を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ワンちゃんによっては線香の煙は器官やのどに負担をかけます。 煙を直接吸い込むことで、ズコズコと逆くしゃみのような呼吸を起こすこともありますし、煙が充満している場所にいると調子が悪くなるのはペットでも人間でも変わりはありません。誤飲の可能性もあるため、蚊取り線香の使用はできるだけ避けたほうが良いと思います。

迷子対策 リードは常に

リードやハーネスはずっと着けておくことになるのでもちろんですが、万が一汚れてしまったり、水遊びをして濡れてしまったりしたときのために、予備を持っておくといいでしょう。また、万が一のことに備えて迷子札やネームプレートも準備しておいた方が良いです。

4. 気温を考慮した場所選びを

キャンプに行く時期にもよりますが、朝晩の寒さ対策、真夏の熱中症には人間以上に気を付ける必要があります。 ワンちゃんは基本的に25℃が適温とされています。

普段室内で過ごしているワンちゃんたちにとって、アウトドアによる外気温の急激な変化は、身体に負担がかかります。

冬の場合は、厚手のウェアを持っていく、夜の寝床で毛布を用意しておくなどの準備が必要です。

また、真夏については保冷剤を入れ体を冷やすクーラーベストや、ネッククーラーなどのひんやりグッズを持っていきましょう。愛犬にストレスにならないようなアイテムを選んであげましょう。

5. 近隣の動物病院の事前チェックをお忘れなく

万が一体調を崩した際に慌てないように、事前にキャンプ場周辺の動物病院を調べておきましょう。 ワンちゃんの急なケガや体調不良の際に、予め知っておくと心強いです。

病院によって、診察時間や休診日、夜間の救急診療の対応の有無などの違いがあるため、出来れば複数件の動物病院を調べておきましょう。


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